坂上忍氏推薦!
「極限まで鍛え上げられた肉体をエンジンと化してしのぎを削る姿は、私たちの感情を沸点まで押し上げる。マジで感動しますよ!」
五輪でもメダルが有力視されるスポーツにして、最も知的なギャンブル「競輪」。
その知られざる魅力とは?
・1レースで賞金1億円! グランプリを目指す熱い闘い
・ブノワ改革でメダル有力候補に。競輪選手が五輪で輝く日
・レース中は外出も携帯電話も禁止。ストイックな競技生活の内側
・中野浩一だけじゃない! 歴史を築いたレジェンドたち
・戦後の焼け跡で復興を支えた「競輪ことはじめ」
・地方の競輪場を巡る。お城が競輪場に? 海抜0メートルでレース?
・女性会長の挑戦。ガールズケイリン誕生秘話 ほか
内容(「BOOK」データベースより)
肉体と肉体がぶつかり合う人類最速のレース、競輪。「KEIRIN」の名で五輪競技ともなった日本発の世界的スポーツでもある。東京五輪では競輪のトップ選手が自転車トラック競技の代表に名を連ね、メダルの有力候補に挙げられている。その醍醐味を縦横に語る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
轡田/隆史
ジャーナリスト。1936年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞社で、社会部デスク、編集委員、論説委員などを歴任、夕刊コラム「素粒子」を担当した。著書多数
堤/哲
ジャーナリスト。1941年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元毎日新聞編集委員。JKA広報誌『ぺだる』に「競輪事始」を連載
藤原/勇彦
ジャーナリスト。元朝日新聞記者。朝日マリオン21取締役編集長、森林文化協会常務理事などを歴任。JKA広報誌『ぺだる』で補助事業の現場レポートを執筆
小堀/隆司
ノンフィクション・ライター。1971年生まれ。平成15年度Numberスポーツノンフィクション新人賞受賞。陸上や体操などを中心に取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ジャーナリスト。1936年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞社で、社会部デスク、編集委員、論説委員などを歴任、夕刊コラム「素粒子」を担当した。著書多数
堤/哲
ジャーナリスト。1941年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元毎日新聞編集委員。JKA広報誌『ぺだる』に「競輪事始」を連載
藤原/勇彦
ジャーナリスト。元朝日新聞記者。朝日マリオン21取締役編集長、森林文化協会常務理事などを歴任。JKA広報誌『ぺだる』で補助事業の現場レポートを執筆
小堀/隆司
ノンフィクション・ライター。1971年生まれ。平成15年度Numberスポーツノンフィクション新人賞受賞。陸上や体操などを中心に取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
戦後の地方復興に大いに貢献したとは知らなかったです。
女性会長がおられ、ガールズ競輪の復活劇や、短期間で消えていった競輪場の話なども盛り込んであり、レース展開とはまた違った日本競輪のなりたちを学ぶ面白さがあります。
女性会長がおられ、ガールズ競輪の復活劇や、短期間で消えていった競輪場の話なども盛り込んであり、レース展開とはまた違った日本競輪のなりたちを学ぶ面白さがあります。
歴史的な記述もさることながら、よりスリルと興奮を味わえるルールの改定提言や、今後、若い人たちのファンを拡大させていくためのアイディア等があればよりよかったと思いました。
「若者やあるいは家族連れが気軽に競輪場に遊びにくるようになるのではないか。」が目的なのだろうか?
それにしては、執筆陣があまりにもオールドであり、かつて競輪記事でみかけた「○○には××という目標がある。」「歓喜のお出迎え。」
「即刻作戦会議。」風のおよそ時代遅れのフレーズが網羅されている。「彼女から、目が離せない。」
「(ペンネームは)酔眼耄碌亭」「引っ張りだこになっている。」「新風を吹き込んだ。」などなど昭和の弁士か?というぐらいの残念感。なぜかイラストは「下町酎ハイ居酒屋紀行」みたいだし。
真の国際化を議論するのであれば中央競馬のような短期免許、試験合格後の永住を目指した外国人登録システムを導入すればいいだけの話だし、歴史だレジェンドだ、ならばネットで無料で調べられる。結局、JKAの買い上げ前提で視聴者プレゼント用なのかも知れない。
この本を購入するのなら、その分車券を買ったほうが主催者、選手、ファンのとってよほどいい関係が築ける気がしてならない。
真の国際化を議論するのであれば中央競馬のような短期免許、試験合格後の永住を目指した外国人登録システムを導入すればいいだけの話だし、歴史だレジェンドだ、ならばネットで無料で調べられる。結局、JKAの買い上げ前提で視聴者プレゼント用なのかも知れない。
この本を購入するのなら、その分車券を買ったほうが主催者、選手、ファンのとってよほどいい関係が築ける気がしてならない。
今まで、競輪の本と謂うとギャンブルの事しか描いてない。はっきりいってつまらない。何とか読めたのは、中野浩一さんが書いたのくらいでした。初めてまともな競輪の本と出会いました。ありがとう。
私が競輪選手とは親交がありながら、親交のある選手の引退レースなどと運よく巡り合わねば、車券をほぼ買うことないような浅い知識(『ギャンブルレーサー』の関優勝が、実在の選手と思って、一定期間読んでいた)しか持ち合わせていないからだろうが、「きょうりん」と呼ばれた競輪の歴史、それを刻んだ著名な選手について、名前を知った程度の表面的に学べた。
競輪場に行っても、競馬のように若いファンは少なく、オッサンしか見ないように思う。
それでも1991年度には約1兆9550億円、近年も6千億円強を売り上げている。
ちなみに他の公営博打の売り上げは、中央競馬2兆千億円、競艇1兆円強、地方競馬5千億円弱、オートレース700億円弱となっている。
43競輪場から生まれるこの収益は、53施行者(自治体)へ配分される(他、機械・公益振興補助事業として、50億円程度社会貢献支援されている。
がんなどの病気の早期発見を目的とした、各種検診車(X線検診など)の配備、補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)の育成、パラスポーツ(障がい者スポーツ)の競技力強化や普及活動を支援など。
売り上げの75%は配当金として、支払われ、残りのテラ銭25%は以下の要に分配される。
市に対して売り上げの約2.3%
運営受託事業者に1.5%
場外やネットでの販売事業者に、7.5%
選手に3.7%
JKAに3.3%(審判や車検などの協議実施法人に1.4%、選手出場斡旋、育成などに交付金1.9%)
売り上げが良いのは、G1レースが多い関東ばかりかと思っていたら、最初の競輪場であった小倉であるようだ。
10億円クラスで稼いでいるのは、立川市、静岡市、北九州市。
岸和田では、関東圏より門外不出のKEIRINグランプリを、2014年に開催している。
これは、太田房江元大阪府知事、自民参議院議員の出身母体である通産省ラインからの引きで、競輪場工事も談合チックな話を聞く。
そんな無理をしても、岸和田競輪場の売り上げは4億円に届かない。
2015年年度途中に提出された90億円ほどの工事費予算は議会に否決されたが、現在、2019年7月~2021年3月の期間で、36億円の工事が「1期」として工事されている。
総事業費3,660,680千円(税込)【内訳】(1)施設整備に係る設計委託料159,380千円(2)サイドスタンド耐震補強工事(延床面積3,500㎡)110,000千円(3)バンク大規模改修工事(走路部分約4,400㎡)579,700千円(4)解体撤去費(旧選手管理棟、サイドスタンド等建築物約13,200㎡及び外構約8,200㎡)836,000千円
6(5)選手管理棟等新築等工事(選手管理棟延床面積約3,000㎡)1,729,200千円(6)公園外構工事(外構約6,800㎡、公園約4,800㎡)246,400千円
このような無茶苦茶を行うような施行者に対しては、東京都十一市競輪事業組合や16市からなる大阪都市競艇組合のように多くの議会も含めて監視する必要性があるのではないか?
また競艇と同様に、売り上げの稼ぎ頭は女性選手である。
だが、競輪では女性選手の賞金が男に比べて安過ぎるのも、正当な評価と言えず、いかがなものだろうか。
日本でも自転車はブームとなっている。
250mバンクでKEIRNを盛んにすることと相まって、女性をデートで誘える、健全なレース場があっても良いのではないだろうか。