適応障害

2018年06月03日 11時00分55秒 | 医科・歯科・介護
ストレスに対する大きな反応

精神疾患患者は2014年392万人
ストレスの要因は、仕事、家庭、学生生活、恋愛など。
仕事であれば上司との人間関係や環境の変化。
家庭では夫婦関係、嫁しゅうとめの問題、育児や経済問題。
いじめや進学、結婚、失恋など様々。
体の症状として、頭痛、目まい、発汗、吐き気が起こることも。

感じ方や耐性には個人差が
早めに周囲の支援を
進行・慢性化すると「うつ病」に
本人の気持ちに寄り添う

適応障害英: Adjustment disorder:AD)とは、はっきりと確認できるストレス因子によって、著しい苦痛や機能の障害が生じており、そのストレス因子が除去されれば症状が消失する特徴を持つ精神障害である。『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)の『第4版』(DSM-IV)では適応障害として独立していたが、『第5版』(DSM-5)ではストレス関連障害群に含められ、他に急性ストレス障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)が含まれる。

ストレスへの正常な反応は、著しい苦痛を呈さない。
また死別は適応障害ではない。他の精神障害に当てはまるときはそれが優先される。
うつ病との判別がつきにくい場合がある。
また適応障害が、正当な臨床単位であることを確立するデータは不足している。
ストレスが原因で発生する身体的な異常は心身症である。

適応障害は自然軽快することも多い。
治療には心理療法が推奨され、薬物療法は証拠の不足により避けるべきである。

ストレスが原因で、情緒的な障害が発生し、それは抑うつ気分や不安などを伴うことが多い。
また青年期や小児期では、社会規範を犯すなど素行の問題が現れることがある。
社会生活や職業・学業などにも支障をきたし、生活機能の低下や、業績・学力の低下、場合によっては就業・就学そのものが不可能になる場合がある。
行動的な障害を伴う患者は、ストレスが原因で普段とはかけ離れた著しい行動に出ることがある。
それらの行動の具体例としては、年相応の規則をやぶり、怠学、喧嘩、法律に背くことなどが挙げられる。
社会的ルールを無視するような行為、破壊や暴走、また暴飲などもある。
軽度の行動的な障害としては、電話やメール、手紙に応答せず人との接触を避けて引きこもることも挙げられる。




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「人間」を向上させること

2018年06月03日 10時50分40秒 | 社会・文化・政治・経済
小さな夢を見るな。人を動かす力がないからだ-ゲーテ

人生の不遇も、失敗も、すべて生かし切っていくことだ。
大事なのは、「今から」の決意だ。
「これから」の行動だ。

人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚をもつことだ。

「運命」は、「命を運ぶ」と書く。

人間によって、社会は変わる。
すべては「人間」を向上させることから始まる。
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「カナダはとても良い国」

2018年06月03日 05時28分33秒 | 医科・歯科・介護
イラン人のナジャフィー

イラン革命が起きて、フィリピンに逃れた知人のナジャフィーは、歯科医師となって、来日した。
恩師の芝原さん(京都)を頼って、日本の歯科大学附属病院で勉強するためであった。
彼は芝原さんが関わっていたオカンポ大学歯学部を出ていた。
東京医科歯科大学歯学部病院では、受け入れてもらえず暫く、東京・北区王子の奥村歯科医師のお世話となっていた。
当方は、神奈川歯科大学はどうかと、当時の同窓会会長の三宅さんの歯科診療所(横浜・石川町)へナジャフィーを連れて行く。
「受け入れは無理」と三宅さんは言う。
その後、ナジャフィーは広島大学歯学部附属病院の井上教授が引き受けてくれた。
だが、歯科衛生士の中野愛子さんいわく「ナジャフィーはバイトばかりしていて、病院にほとんど来ない、彼はダメ、やる気がない」と呆れていた。
当方は、広島まで様子を見に行く。
そのナジャフィーは、どのような経緯であったのか、突然、「カナダに行く」と言う。
そして、カナダで歯科医師として生活し、結婚もした。
「あのいい加減なナジャフィーが・・・」とみんなで呆れるやら驚くやら。
日本から日本歯科新聞の同僚の一人が、カナダまでナジャフィーの様子を見に行った。
「彼、真面目にやっていた」と報告を聞く。
知人の歯科技工士もその後、カナダに移住した。
「カナダはとても良い国だ」と手紙が来たことを思い出した。
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参考:歯科医療の人間工学的考察・芝原健夫/日本大学, 歯学部理工学教室
大島正光:歯科診療におけるホームポジションの人間工学的研究-歯科ホーム 歯科ヘルスケアー組織化の基本条件-歯科 医療の論理と実践
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多様性を尊重するカナダ

2018年06月03日 05時01分04秒 | 社会・文化・政治・経済
文化的背景や価値観が異なる人々が共に生きる社会をつくる。
現代社会の課題である。
世界で初めて、多様な文化を平等に尊重する「多文化主義」政策を導入したカナダ。
この国では原則、民族や宗教、出身国などで差別されることはない。
共生の理念が着目される。
異文化との交流に重きを置き、摩擦を乗り越えるために「対話」を重視する。
「誰も置き去りにしない」という実感がある。
毎年20万人超の移民を受け入れながら、他国のような排斥運動は起こらない。
カナダは世界の<鏡>であり、世界の<未来>ともいえるかもしれない。
誰かを差別することは、全ての人間を差別することなのだ。
差別がある限り、平和は訪れない。
差別を対話でなくすことだ。
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輪子の競輪日記

2018年06月03日 02時19分12秒 | 未来予測研究会の掲示板
先入観の壁を越える。
輪子は看護師の同僚の一人に、「これを読んでみて」と小冊子を渡そうとした。
相手は、輪子より7歳年上のベテランである。
「北村さんは、勉強家よ」と後輩の上田ハマが言っていので、その小冊子に興味を示すだろうと思った。
でも、北村ジュンは「読まないから」と受け取らない。
前に渡した時には「ありがとう」と受け取ってくれたので、「先入観を抱いたのかな」と少しがっかりした。
「食わず嫌い」という形容もあり、「それかな」と思い直した。
「競輪に対する、偏見も同じ」と輪子は考え、趣味の競輪については、同僚たちには内緒にしていた。
南船橋のナイター競輪の場外販売場へ行ってみたことがある。
車券売り場はオートレースと隣合せで、間違えると「この投票券はお取り扱いしていません」とアナウンスが流れ、投票券が戻される。
場外販売場の隣が船橋競馬場で、ナイター競馬が行われていた。
輪子は興味をもって最終レースだけを観に行く。
競輪と違い、若い女性の姿や若いカップルの姿も目立ち、競輪場の様子とは違っていた。
本命馬が出遅れて、後方を走っていた。
ファンたちのどよめきが起きた。
競輪で例えれば、本命ラインの選手の捲り不発のようなもの。
「絶対はないのね」と輪子は改めて想ってみた。
大逃げの馬が直線失速するように、本命ラインが逃げてしまい、3着にも絡まないこともままあること。
また、成績の良い新人選手を過信してしまうことも。
落馬があるように、何でもない直線で一人で落車する選手も。
「今の、八百長なの?!」と古河から来ていた佐渡ミチは輪子に聞く。
「信じられない。車券、当たった!と思ったのに」輪子にも落車の原因が納得できない。
「新田康仁選手どうしたの?」
静岡競輪の初日、10レースのこと。
まさかの、「一人でコケテ」しまったシーン。
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