元安川のベンチで眠った

2017年12月09日 10時05分53秒 | 未来予測研究会の掲示板
利根輪太郎は50歳でリストラ退社し、旅を思い立ったのだ。
まず、長崎へ向かう。
それから、別府、熊本、久留米、佐賀、佐世保、小倉の各競輪場を回った。
四国では高知、高松、小松島。
そして広島へ。
原爆ドームが見える元安川のベンチで眠った。
目覚めるとライトアップされた原爆ドームの下に立たずむ男女の影が見えた。
時計で時間を確認すると午前3時であった。
初夏の空はやがて明けてきた。
約2か月の旅の終わりに感慨深いものがった。
その土地ならではの競輪ファンの声援、予想屋の呼び込み、場内の出店の人たちの味わい深い応対が新鮮に感じられた。
それらは、時々、夢にも出てきた。

核兵器は非人道的

2017年12月09日 09時35分53秒 | 社会・文化・政治・経済
市民団体「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ISAN=アイキャン)にノーベル平和賞。
「広島と長崎の経験は比類のないもの。被爆者の話を聞いた人は誰もが核兵器は非人道的だと感じる」ISANのベアトリス・フィン事務局長(35)と話している。
被爆国日本であるが、核兵器禁止条約交渉の場にすら日本がいない。
原爆の悲惨さを最もよく知る立場の日本。
「強い動機がなければ、運動は形骸化する」
その意味で北朝鮮の問題は、現実の危機を突き付けている。