3月14日
泥を練って作った窯奥の煙突部分が固まってきたので、煙突の穴になる丸太ん棒をユンボで引っこ抜いた。
泥を乾かし固めるため、窯底部にある煙の出口で火を焚く。
上から見たところ。
火を焚きながら、窯のなかに木を並べはじめる。1本が約1.2メートル。モト(根元側)が上、スエ(先端側)が下。この逆だと上部にすき間ができてしまう。窯の周辺で伐った木だが、数十年も人の手が入っていなかったため、どの木も太くなりすぎていて、炭焼きに適した太さの木は少ない。この木は炭にするというよりも、むしろ窯を作るためのもので、焼き上がった後、炭にはなるのだが、あまり上質のものは望めないそうだ。2度目の火入れからが本格的な炭焼きになる。
高さの不揃いはチェーンソーで切り揃えていく。
窯の手前べら(「べら」というのは「~側」というこの地方の方言)に太い木を、奥の煙の出口付近には直径10~15センチほどの細めの木を並べる。焚き口付近は火勢が強くてすぐ焼けてしまうから太い木を、奥は煙の出口をふさいでしまわないように細めの木を、ということだ。
3月15~17日
窯の中心部には1.7メートルくらいの木を20本ほど並べる。
上から見るとこんな感じ。
これをワイヤーで縛る。
そして短く切った木を間に敷き詰めドーム型に形を整えていく。
ナガちゃんが木を切る。セーやんが並べる。セーやんの手の動き、早い。
みるみる間に、できあがり。
これに古ムシロを巻きつける。
窯の入口(焚き口)作りにも取りかかる。材料は木住川から運び上げてきた石。これを鳥居のように積みあげる。自然石なので、うまく合うよう調整するのが難しい。
窯の壁とムシロの間は赤土を詰めて叩き締める。ミズトくんが使っているこの道具も山の木で作ったもの。
土留めの柵を作るため枯れた栗の木で作った杭を打ち込む。いろんな作業が並行して進んでゆく。
ユキちゃんのためならえんやこーら。
ユキコちゃんのためならえーんやこーら。
ケイちゃんのためならえーんやこーら。
去年の大晦日、ラジオから流れてきた美輪明宏の『ヨイトマケの歌』、しびれました。
この杭に枯れた栗の幹を縦に半分に割ったものを渡し土留めの柵とし、土を入れていく。枯れた栗は、窯周辺にゴロゴロある。栗はむしろ枯れ木の方が硬くて強い。
そして叩く。締める。
筋肉仕事は力あるものに任せ、私は団子を丸める。
側面がある程度できあがってきたところで、入口天井となる石を載せる。
大仕事を終え、窯打ちと火入れを24日(日曜日)と定めた。
窯打ちというのは、窯の屋根となるドーム状の部分に土を入れ叩き締めること。窯づくりのクライマックスだ。
3月20日
春分の日。皆が集まれる貴重な日。だが朝からどんより曇り空で、いつ雨が降るか心配。
窯が24日に完成するか否かは、この日の作業にかかっている。午前中はなんとかもった。
だが、昼過ぎから雨が降り始めた。赤土で窯を作っているので、雨の中ではねちゃくって仕事にならない。
もうこれ以上無理かなあ、と思っていると、午後2時ごろ、ヒトッちゃんが軽トラにビニールシート、ロープ、脚立etc.を積んでやってきて、窯の上にテントを張ってくれた。頼りになる兄貴だ。
これでキン肉マンたちのやる気が復活。トシローさんがどこからか借りてきたエンジン付き「ランマ」も大活躍で、窯の側面部はほぼできた。チーム「里まる」やるなあ。
3月24日(日曜日)、窯打ちをします。窯打ちをしてみたい方、見たい方、おいでください。窯打ちの日にはおはぎを振る舞うのがこの地方のしきたりとかで、舎長がとりこと舎特製「無農薬天日干し古代米おはぎ」の仕込みにかかっています。また「里まる」女子部が豚汁やバーベキューを準備中。お酒の振る舞いもあります。飲みつぶれた方には、わが舎の農機具小屋ロフトの藁のベッドがありますよ~。
泥を練って作った窯奥の煙突部分が固まってきたので、煙突の穴になる丸太ん棒をユンボで引っこ抜いた。
泥を乾かし固めるため、窯底部にある煙の出口で火を焚く。
上から見たところ。
火を焚きながら、窯のなかに木を並べはじめる。1本が約1.2メートル。モト(根元側)が上、スエ(先端側)が下。この逆だと上部にすき間ができてしまう。窯の周辺で伐った木だが、数十年も人の手が入っていなかったため、どの木も太くなりすぎていて、炭焼きに適した太さの木は少ない。この木は炭にするというよりも、むしろ窯を作るためのもので、焼き上がった後、炭にはなるのだが、あまり上質のものは望めないそうだ。2度目の火入れからが本格的な炭焼きになる。
高さの不揃いはチェーンソーで切り揃えていく。
窯の手前べら(「べら」というのは「~側」というこの地方の方言)に太い木を、奥の煙の出口付近には直径10~15センチほどの細めの木を並べる。焚き口付近は火勢が強くてすぐ焼けてしまうから太い木を、奥は煙の出口をふさいでしまわないように細めの木を、ということだ。
3月15~17日
窯の中心部には1.7メートルくらいの木を20本ほど並べる。
上から見るとこんな感じ。
これをワイヤーで縛る。
そして短く切った木を間に敷き詰めドーム型に形を整えていく。
ナガちゃんが木を切る。セーやんが並べる。セーやんの手の動き、早い。
みるみる間に、できあがり。
これに古ムシロを巻きつける。
窯の入口(焚き口)作りにも取りかかる。材料は木住川から運び上げてきた石。これを鳥居のように積みあげる。自然石なので、うまく合うよう調整するのが難しい。
窯の壁とムシロの間は赤土を詰めて叩き締める。ミズトくんが使っているこの道具も山の木で作ったもの。
土留めの柵を作るため枯れた栗の木で作った杭を打ち込む。いろんな作業が並行して進んでゆく。
ユキちゃんのためならえんやこーら。
ユキコちゃんのためならえーんやこーら。
ケイちゃんのためならえーんやこーら。
去年の大晦日、ラジオから流れてきた美輪明宏の『ヨイトマケの歌』、しびれました。
この杭に枯れた栗の幹を縦に半分に割ったものを渡し土留めの柵とし、土を入れていく。枯れた栗は、窯周辺にゴロゴロある。栗はむしろ枯れ木の方が硬くて強い。
そして叩く。締める。
筋肉仕事は力あるものに任せ、私は団子を丸める。
側面がある程度できあがってきたところで、入口天井となる石を載せる。
大仕事を終え、窯打ちと火入れを24日(日曜日)と定めた。
窯打ちというのは、窯の屋根となるドーム状の部分に土を入れ叩き締めること。窯づくりのクライマックスだ。
3月20日
春分の日。皆が集まれる貴重な日。だが朝からどんより曇り空で、いつ雨が降るか心配。
窯が24日に完成するか否かは、この日の作業にかかっている。午前中はなんとかもった。
だが、昼過ぎから雨が降り始めた。赤土で窯を作っているので、雨の中ではねちゃくって仕事にならない。
もうこれ以上無理かなあ、と思っていると、午後2時ごろ、ヒトッちゃんが軽トラにビニールシート、ロープ、脚立etc.を積んでやってきて、窯の上にテントを張ってくれた。頼りになる兄貴だ。
これでキン肉マンたちのやる気が復活。トシローさんがどこからか借りてきたエンジン付き「ランマ」も大活躍で、窯の側面部はほぼできた。チーム「里まる」やるなあ。
3月24日(日曜日)、窯打ちをします。窯打ちをしてみたい方、見たい方、おいでください。窯打ちの日にはおはぎを振る舞うのがこの地方のしきたりとかで、舎長がとりこと舎特製「無農薬天日干し古代米おはぎ」の仕込みにかかっています。また「里まる」女子部が豚汁やバーベキューを準備中。お酒の振る舞いもあります。飲みつぶれた方には、わが舎の農機具小屋ロフトの藁のベッドがありますよ~。