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とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

BOX猫、増殖中?

2024年12月21日 | 山里から

12月は宿泊客が少ないので他のことで年越し資金を稼ごう、と考えて始めた「とりことBOX便」も今回で7年目。なんとか軌道に乗ってきたかな。中身のほとんどは舎長が作り、私はサポートするだけだが、燻製づくりやオマケの木工品、お品書きなどは私の仕事。

お客さんがチェックアウトされた後の日曜日、スモークづくりにかかる。まずはチップの準備。山桜、月桂樹、クルミの枝を切る。生木でないといけない。

チップチョッパーで粉砕し混ぜ合わせる。嗅ぐと山の匂いが肺の中に広がる。

燻煙器にナッツやチーズなどを入れ、

3時間ほど燻す。味見したり(せんでもいいんだけど)、ついでに一杯飲んだり(飲まんでもいいんだけど)しながら煙の番。

燻製づくりの翌日からオマケのカッティングボード作り。今回は10年前に(自力で)葺き替えた屋根の野地板(檜)の端材で作った。節穴があったりするけれどご愛敬。

作業小屋から土間に来ると、舎長は厨房の中で焼き菓子作りを展開中のようだ。アンダギーが並んでいたので、焦げたやつを選んで味見する(しなくていいんだけど)。なかなかいけるやん。

合間にポン菓子作りも。

というような感じで、コンテンツ作りが進む。

12月18日、郵便局へ運び込む前に記念撮影。

届きましたか~

届きましたよ~、の連絡にいつもの「BOX猫」の写真が…

どういうわけか毎回、箱がボロボロになるまで二人で入り倒すのだそう。

おもろい猫やな、と思っていたら、別の方からも猫目線の写真が。

にゃんだろこれは。私も入ってみたいにゃ~。

新たなBOX猫誕生か⁉

コメント (2)
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異国旅・一人旅

2024年12月11日 | 山里から

今回の記事の結びは花火…となる予定。

「今年になってからだけど、なんだか外国人のお客さん多くない?」「それと一人で来られるお客さんも」

舎長に言われるまでもなく、海外からのお客さんは増えていると感じていた。以前から、日本人に連れられてくる方はポツポツいた、が…。このところ、自分で見つけてくる方が主流になっている。

当舎はブッキングドットコムなどのインバウンド向けのOTA(オンライン旅行予約サイト)には登録していない。唯一契約している楽天トラベルも国内旅行者向けサイトのみだ。海外に住んでいる方は探しようがないと思うのだが…。

3月にロンドンから一人で来たロブに「どうやってここを見つけたの?」と聞くと「Googleマップで見つけた」と言う。あんなもんで「この地球の片隅で」みたいな小さな宿を地球の裏側から見つけて来る人もいるのか…と、その時は仰天した。が、その後に来た客のほぼ全てがGoogleマップ派だった。

英、米、仏、西(スペイン)、台湾、韓国、香港、星(シンガポール)、そしてつい最近は泰(タイ)からも。

30年前は『地球の歩き方』、インターネットが普及してからはブッキングドットコム? そして今やGoogleマップ!

やりとりは主にeメールで英文でだが、便利になったもので、ワードで作成した日本文を反転させて「翻訳」をポチッと押すと立派な英文に変換してくれる。

ただ時々、意思疎通に手間取ることもある。先日、シンガポールから来た家族連れは、5人で泊まりたいという。「うちは定員4人」「寝室が狭くて布団が4組しか敷けない」と、お断りしようとしたが、「小さな子供は一つ布団で寝る」などと言われて、数回のメールのやりとりの末、受け入れる事になった。さらに rice pounding もしたいとおっしゃる。ライスパウンディング?「何だろう?」と舎長と顔を見合わせる。ポン菓子作りのことかな? 直訳すると「米打ち」…「あ、餅つきのことじゃない?」と舎長。

一家はレンタカーでやって来た。着くとすぐに、お兄ちゃんは国から持ってきた釣り竿を取り出し、川へ。釣った魚を舎長が天ぷらにすると、家族で分け合って食べていた。

「タナゴを釣りたい」とも言う。あれは繊細な釣で、限られた趣味人の釣というイメージだ。日本人でもタナゴ釣りをする人に出会うことはまれではないか。あらゆる土地であらゆるジャンルの釣をしてみたい、シンガポールの「釣キチ三平」少年だった。

翌日は餅つき。 

妹がついて、弟がついて…その餅をお兄ちゃんが上手にひっくり返す。

つきたて餅をきな粉にまぶしてその場で食べた。

仲のよい家族、そして子供らしい子供…

レンタカーで、しかも女性一人で来られる方が多いのにも驚く。写真下の彼女はタイの日本企業に勤めていて日本語堪能。会話はもちろん読み書きも問題ない。

日本が好きで10年前から年に一度、日本に来ているが、掘りごたつに入ったのは今回が初めてだそうだ。

日本人の一人客も男女を問わず最近、増えていると感じる。下の彼女は、舎長にしめ縄の綯(な)い方を教えてもらって、庭のナンテンやローズマリーをあしらいクリスマスリースを作った。

季節はずれの花火をしたのも一人客の男性。先月泊まられた際に、たまたま通りすがりの花火屋さんで花火を買ったとおっしゃったので、「線香花火だけなら、次に来られる際に囲炉裏でしましょう」と提案していた。

お客さん、舎長、私の三人で、酒を酌み交わしながらの冬の花火。

異国旅、一人旅の「泊まり木」になれれば私たちも嬉しい。

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紅葉とピーコ

2024年12月07日 | 山里から

猛暑の長い夏の後に、秋も遅れてやって来た。山々もなかなか色づかず、わが舎の紅葉も12月にかかるころからようやく茜色に染まり始めた。そして数日前から葉を落とし…

玄関へ続く道は紅葉の絨毯。

庭先のメダカの水瓶にも紅葉。

写真を撮っていたら門からピーコが上がってきた。

あんたはビビクロ?

続いてビビチャが…喉が渇いたなあ…

水瓶を見つけて駆け寄る二人。

かわるがわる喉を潤す。

ひとしきり庭をウロウロしてから…

落ち葉を踏みしめ来た道を帰っていった。

短かった秋の後の、始まりかけた冬のごくありふれた短い1日の出来事でした。

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初卵便

2024年11月28日 | 山里から

4月末に入舎したチョビたちが卵を産み始めた。現在のところほぼ毎日、産んでくれているが、これまでとは変わった点もあるので、備忘のために振り返って記しておきたい。

今回、最初に産んだのはチョビチャ。なんと歴代最速、生まれて4か月半で、9月12日に産んだ。去年入舎のビビクロの記録9月14日より2日早かった。通常は9月下旬ごろなので、2年連続最速記録となった。ところが、後が続かない。次のチョビコの初卵は10月2日。チョビチャから3週間遅れた。そしてさらに、チョビクロの初卵は10月13日。1か月以上遅れた。

個体差が拡大しているというよりも、私の感触では、早い子が滅茶苦茶早くなっているという印象だ。一昨年まではこれほどのばらつきはなかった。もう一つ、最近のピーコたち(品種名:ボリスブラウン)は以前に比べ寿命が短くなっていると感じる。いろいろと思うところはあるが、もう少し観察、洞察を続けてから考えを述べたい。

さて、卵を生み始める前後、ピーコたちは人(鶏)生で最も美しく輝く。

毛はつやつやとして触れると柔らかく、頬ずりしたくなるほどだ。

昔観た映画のなかに出てきた「草原の輝き、花の栄光」(byワーズワース)というフレーズを思い出す。若き日のウォーレン・ビーティーとナタリー・ウッドも輝いていたなあ…

そして初卵が近くなるにしたがってお尻が大きくなる。

上はすでに初卵を産んだ後のチョビチャのお尻(9月29日)。

下はまだ産んでいないチョビコのお尻(同)。

そして、下の写真の真ん中が10月10日のチョビチャ。初卵を産んで1週間後、お尻がふっくらしてきている。

最後まで気を持たせたのがチョビクロ。ひょっとするとこの子は卵を産めないのではないか…と心配したが、10月10日ごろからソワソワし始めた。

卵産み場に入っては出て、出ては入りを数日繰り返し…

10月13日、ついに三人揃って卵を産んだ。

産んだ後、自分の卵をしげしげと見つめるチョビクロ。ちなみに10月13日は歴代最遅タイ記録。最速のチョビチャから1か月も遅れた。が、私たちはホッとした。

以来、ほぼ毎日産んでくれている。

この子たちの卵で作る目玉焼きは格別だ…というのは親バカ、身内びいきかな? ともあれ、舎長はこの子たちの卵で菓子を焼き、その菓子をとりことBOX便に入れます。

まだ間に合います。とりこと舎の1年がギューッと詰まった初卵(の焼き菓子入り)便です。

お届けするのは、いつものお米、ジャム、焼き菓子、ポン菓子、かきもち、甘酒、お茶、日本みつばち石鹸(または田んぼのヨモギ石鹸)などなど。お米は8~9月の異常な暑さの影響もあり、当地では軒並み不作で、多く入れることができません。諸物価(小麦粉、バター、食用油、砂糖、香辛料、その他ほぼ全て)高騰するなか1000円値上げさせてもいただきましたが、とりこと舎の1年をギューッと詰め込みました。

お米は、わが舎の無農薬米(ヒカリ新世紀)と黒米(200g)。ジャムは好評のレモンカードを含め2~3種類。焼き菓子はフルーツケーキ、クッキー、アンダギーなど。そして恒例のお楽しみ「オマケ」は檜のカッティングボードです。

◇お値段:1万1000円(税込)+送料
 商品到着後、お振り込みください。
◇ご注文方法:メールでお申し込みください。
 ご注文の際は氏名、住所、電話番号をご明記ください。
 お米は玄米・白米のご希望をお書き添えください。
 メール:toricotoya@gmail.com
 確認メールの返信をもって受けつけといたします。
◇締め切り:無くなりしだい締め切ります。
◇発送:12月18日(水)~19日(木)
 ※生ものが入るため発送日の変更はできません。発送日が変わる場合は事前にお知らせします。

 ※モチ米の注文も承っております(追加料金にて)。

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シロヤギクリのとりこと便

2024年11月17日 | 山里から

♪あの人はもう気づくころよ~バスルームにルージュの伝言♪

 

クリも走る12月が迫ってまいりました。今年は正月早々、地震があり、酷暑があり、あれよあれよという間に1年が過ぎました。以前、何度かお越しいただいた能登地方に住まわれているお客様のことが気にかかっておりますが、みなさま方はお変わりありませんか。

ということで、クロネコヤマトの宅急便じゃなくてシロヤギクリのBOX便のご案内の季節となりました。寺山由布子画伯からお品書きの表紙デザインも届きました。いつもいつも素敵なイラストありがとうございます。

お届けするのは、いつものお米、ジャム、焼き菓子、ポン菓子、かきもち、甘酒、お茶、日本みつばち石鹸(または田んぼのヨモギ石鹸)などなど。お米は8~9月の異常な暑さの影響もあり、当地では軒並み不作で、多く入れることができません。諸物価高騰するなか1000円値上げさせてもいただきましたが、とりこと舎の1年をギューッと詰め込みました。

お米は、わが舎の無農薬米(ヒカリ新世紀)と黒米(200g)。ジャムは好評のレモンカードを含め2~3種類。焼き菓子はフルーツケーキ、クッキー、アンダギーなど。そして恒例のお楽しみ「オマケ」は檜のカッティングボードです。

◇お値段:1万1000円(税込)+送料
 商品到着後、お振り込みください。
◇ご注文方法:メールでお申し込みください。
 ご注文の際は氏名、住所、電話番号をご明記ください。
 お米は玄米・白米のご希望をお書き添えください。
 メール:toricotoya@gmail.com
 確認メールの返信をもって受けつけといたします。
◇締め切り:無くなりしだい締め切ります。
◇発送:12月18日(水)~19日(木)
 ※生ものが入るため発送日の変更はできません。発送日が変わる場合は事前にお知らせします。

 ※モチ米の注文も承っております(追加料金にて)。

「シロヤギクリのとりことBOX便、よろしくね~、田んぼの畦のヨモギ、ウメ~っす」

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