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参照。

橋本病

2008-03-21 12:55:04 | 解剖生理学(免疫系)
橋本病の原因

橋本病は自己免疫疾患。
 
免疫のくるいにより甲状腺を異物と勘違いして甲状腺に対する自己抗体
 (抗サイログロブリン抗体、抗マイクロゾーム抗体)をつくってしまう。
 
この自己抗体(B細胞、T細胞)が甲状腺の細胞を破壊していく為、徐々に甲状腺機能低下症になっていく。

この自己抗体は血液検査でわかり、橋本病が完治するには、この自己抗体が正常値になることが必要である。

橋本病は別名を慢性甲状腺炎とも呼ばれ、慢性的(徐々)に炎症(破壊)が起こる。
頻度は女性の25人に1人、中年の女性では10人に1人くらいである。
 
およそ10人中1人~2人の患者さんでは徐々に病気が進行して、甲状腺が十分なホルモンを作れなくなる甲状腺機能低下症に移行する。


橋本病の症状

必要量の甲状腺ホルモンが作りきれない為に、全身の新陳代謝が低下する。
   全身症状-------寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声かれ、低音
   体温-----------低体温
   顔つき・首------ むくみ、甲状腺腫大、のどの違和感、ボーとしたような顔
   神経・精神症状-- 物忘れ、無気力、眠たい、ぼっとしている 
   循環器症状----- 徐脈、息切れ、むくみ、心肥大
   消化器症状----- 食欲低下、舌が肥大、便秘
   皮膚-----------汗がでない、皮膚乾燥、脱毛、眉が薄くなる、皮膚の蒼白
   筋骨症状------- 脱力感、筋力低下、肩こり、筋肉の疲れ
   月経-----------月経不順、月経過多
   血液値--------- コレステロール上昇、肝障害、貧血



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