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参照。

レセプター

2009-01-05 17:18:55 | 解剖生理学(免疫系)
細胞膜表面や細胞質、核内に分布し,細胞外からの各種生理活性物質を特異的に認識して結合し,生理活性物質の情報を細胞内やDNAに伝達するタンパク質。

レセプターは分布する場所によって細胞表面レセプターと核内レセプター(細胞内レセプターともいう)の二つに大別される。

細胞膜表面レセプターは,細胞膜を通過できない親水性の生理活性物質(ペプチド,サイトカイン,カテコールアミン,増殖因子など)と結合し,素早い構造変化を通して不活性型から活性型へ転換し,生理活性物質の情報を細胞内に伝達する。

細胞表面レセプターはそのタンパク質の構造と情報伝達機構の違いからイオンチャネル共役型レセプター,チロシンキナーゼ共役型レセプター,3量体GTP結合タンパク質(Gタンパク質)共役型レセプターの3種のグループに大別される。

一方、核内レセプターは,細胞膜を容易に通過する疎水性の生理活性物質(ステロイドホルモン,甲状腺ホルモン,ビタミンA,ビタミンDなど)と結合する。リガンドの結合した核内レセプターは特定の遺伝子のプロモーター上の特定配列を認識して結合し,その遺伝子の転写を活性化または抑制する。代表的な核内レセプターとして,レチノイン酸レセプター,ステロイドホルモンレセプターなどがある。


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