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参照。

アナフィラキシー反応(即時型アレルギー)

2008-03-21 14:54:47 | 解剖生理学(免疫系)
アナフィラキシー反応は、生命を脅かすほど重症化することがある、急性で広範囲にわたるアレルギー反応である。

アナフィラキシー反応の最も一般的な原因は、
ペニシリンなどの薬、
虫刺され、
ある種の食品、
アレルゲン免疫療法(減感作療法)でのアレルギー注射などである。
しかし、原因となる可能性はあらゆるアレルゲンにある。他のアレルギー反応と同じくアナフィラキシー反応は初めてアレルゲンと接触したときには発症せず、2度目の接触で発症する。しかし、多くの人は最初の接触を覚えていない。1度アナフィラキシー反応を起こしたアレルゲンは、予防策を講じておかないと、2度目以降の接触で再びアナフィラキシー反応を起こしてしまう。

症状

アナフィラキシー反応は、アレルゲンに接触後1〜15分以内に発症するが、1時間を過ぎてから起こることも、まれにある。心拍数が上昇し、患者は不安と動揺を覚える。血圧が下がって失神することもある。そのほか、ゾクゾクしたり、かゆみ、皮膚の紅潮、耳の中の鼓動、せき、くしゃみ、じんま疹、血管性浮腫がみられたりする。気管(上気道)が収縮したり腫れたりするので、呼吸困難になり、ゼイゼイする。

アナフィラキシー反応の進行は速く、虚脱、呼吸停止、けいれん、意識消失が1〜2分以内に起こる。ただちに救急処置が施されないと死亡する。


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