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参照。

膠原病

2008-03-21 12:44:26 | 解剖生理学(免疫系)
 クレンペラーによって提唱された膠原病は、病理形態学的に全身の膠原線維(こうげんせんい)にフィブリノイド変性を来し、その原因として自己免疫現象が考えられている疾患群である。体内の血液中の抗体が自己の細胞の核などと反応して免疫複合体を作り組織に沈着したり、全身の関節・血管・内臓などを攻撃することで発病すると考えられている。

古典的膠原病
全身性エリテマトーデス(SLE)、
全身性進行性硬化症(ぜんしんせいしんこうせいこうかしょう)(PSS)、
皮膚筋炎(ひふきんえん)、
関節リウマチ(RA)、
リウマチ熱(RF)、
結節性多発性動脈炎(けっせつせいたはつせいどうみゃくえん)(PN)

現在ではこれに加えて、
リウマチ性多発筋痛症、
側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん)(巨細胞性動脈炎(きょさいぼうせいどうみゃくえん))、
多発性筋炎(たはつせいきんえん)、
シェーグレン症候群、
混合性結合組織病(MCTD)、
重複症候群、
アレルギー性肉芽腫性血管炎(にくげしゅせいけっかんえん)、
ウェゲナー肉芽腫症、
過敏性血管炎
などの類縁疾患を含めて扱うのが一般的である。

症状およびその経過
主症状として発熱・倦怠感・関節痛・レイノー現象などがある。
慢性に経過し、寛解と再燃を繰り返しながら進行することがある。多くの場合に自己免疫疾患としての機序が関与していると考えられているが、完全な病態の解明はなされていない。

治療
有効な治療法は見つかっておらず、現在の日本の最新医療技術をもってしても完全に治す事は不可能だと言われている。ただ、ステロイドや消炎剤などを使用することにより炎症がある程度抑制され、日常生活に支障のない程度にコントロールすることは可能。 最近では漢方薬などの治療法もあり、ステロイドだけでは制御できない症状、および別の手段として取り上げられている。


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