常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

なんとも懐かしさがあったとさ

2006年11月12日 | 『今そこにある既知』 今これが言いたい
週末のこと

親父とカミサンだけで切り盛りしている、ごくありふれた中華ラーメン屋に食べに行った。こういうところはラーメンブームの悪い影響のせいか、客入り大変だろうなぁと、しみじみしていたらば家族連れが次々に入ってきた。カップルも入ってきた。

ラーメンと半チャーハンを頼むことにした。中華ラーメン屋の良さ、それはチャーハンや餃子を筆頭にして酢豚やチンジャオロースといった、バラエティー豊富なメニューを安値で食べれるところにある。店のつくり店員の愛想云々のバランスがいかに低かろうと、その点で割り切れるから大衆食堂は21世紀に残るものなのである。

隣の子供連れを眺めた。子供はラーメンが食べれるのが嬉しくて仕方がないようで、おいしいおいしいとラーメンとチャーハンを交互にほお張っていた。
すると私の分が出てきた。客入りが増えて急いで作った感が否めないが、味は悪くはない。ラーメン名店100選に載るようなバリエーションでなかろうと、美味しいものは美味しい。中華ラーメン屋のサッパリしたスープは、チャーハンと実に相性がいい。隣の子供はこの歳にして食べ方を心得ているので、きっと大物になるに違いない。
幸せそうに周りが食べているとイイモンダネー。