本日は雨、しかも気温はグッと下がり雪上等の舌打ち。こんな日に外で遊ぶ奴ってさぁー
自分遊んできた!
東京をウロウロ徘徊してきた
ここ最近、東京に出る時は誰かと一緒なんですが、今日は久し振りにソロ活動となりました。
AM9:40京浜東北線
向かいがオジいサンとロシアの女の子二人。羨ましいオジイだなと舌打ちしたものの、聞き耳を立てて聞くにつれて、どういう状況か推理できた。
どうやらオジイは先生かホームステイ先の人みたいだ。留学は完了したロシアン娘を空港へ送っていくと信じたいところである。
東十条駅辺りで電車は急に停まった。彼女らはオロオロと心配していたのだが、オジイの「人身事故だろっ」と軽く言い流した発言を聞いて、彼女らはすぐに納得していた。随分、日本に馴れてしまったのだね。だが彼女らが聞き返すとき「じんちん事故」と言葉がなっていたのは駄目だな。
暫くするとアナウンスが流れて「停車合図の間違い」とお詫びをした。オジイはJAPANESE先走りをしたことになる。そんなことお構い無しにゆったりと電車は走り出した。
そして上野というのは
上野に着きアメ横商店街を歩く。当初の目的は国立科学技術館にでも行こっかなだったが、まだ早いっしょってことでうろつく事にした。
店先でマムシの絡み合いを見付けた。前に立ち塞がっていたオバアは「蛇だよ!ひぃー」といって立ち去ったので、彼は毒蝮三太夫ではないかと一瞬思ってもみたが違うようだ。
マムシもマムシでケース越しに、外をボッーと眺めているので切ない。凛々しい顔をしているのだから、店の親父に出来るだけ抵抗して逃げてもらいたい。
中央通り側に出て、お江戸上野広小路亭の前まで行った。ここは落語や漫才をやる会館である。
昨年のクリスマスイヴの時あまりにも寂しいので、暇潰そうかなと悩んだのもこの立ち位置である。結局池袋まで意味もなく歩き終電で帰った。
しくじった昨年、落ちも何もない。話の落ちというものはどのように組み立てれば良いのかと気になって、会館の前でボケッとしていると『早朝、木戸銭500円』に目が留まった。
木戸銭すなわち入場料のことだ。演目を見ると落語が11:30まであるそうだ。ここは一つ初体験しようとワクワクとドキドキありつつ中に入った。
「さて、さて、さて!!」と噺家のように正面扉から入ろうと思ったが、すでに場内はお客さんでいっぱい。ストリップ劇場のような客入りかと期待していたが、そうではない。客の中には熱心にメモしている方もいる。えらい。
前々から感じていたが落語ってのは話が単純明快で面白い。内容なんて何気ない毎日で起きているようなことが中心。ゲラゲラ笑って11:30を終えた。
会館を出ると科学技術館に行くのがめんどくさくなり、とりあえず忍ばずの池に行った。周りはオジサンばかりだ。大抵格好は決まっている。
下はチノパン、上は薄いパーカー。髪型はガッチリ禿げか、スミマセン禿げか、禿げません白髪のどれかだ。
池の傍で「福島物産展やってます」とアピールを頑張っているので、腹も減ったので飯ついでに入る。その飯代金と梅のジュースの代金を合わせて福引一回のチャンスがきた。
ありがたき幸せと思い、どっかのオヤジの隣で待つと、オヤジは福引を10回ほど連続してやっていた。3等のお米に喜んでいる。私はお米も欲しいが温泉旅行と隣にいるミス郡山から抱擁されたいと考えていたので、ガラリゴロリと優しく集中して回したものの、5等ポケットティッシュにしかならなかった。
アンケートする気もなかったので外に出て先程買った梅ジュースを飲む。感想は「うっ」。半分飲んで敢闘賞に値する。
しかし上野から浅草橋というのは
もうやることもないので浅草橋の問屋街を覗くことに決めた。歩いて歩いても梅ジュースビンを捨てるところがない。ようやっと捨てたのはいいが、トイレに行きたくなった。もう少し行けばレンタルサイクル屋があるのに、脇道に入った。今になってみればサイクル屋でついでに用も足せばいいというものなのだが、当時は一点しか考えれないお馬鹿だった。しまいにはサイクル屋から段々と離れていく始末。
ちょっとした公園があった。
足は内股、顔は泣き顔で入る。手元には先程福引で当てたポケットティッシュ。案外役に立つものだ。大の便所の扉には取っ手がついていない。よくわからないのでコンコンと軽くノックすると「ガンガン!」といきり立って振動が返ってきた。きっとこのまま待っていれば「てめーのせいでなぁー!!」と怒って出てくるに違いない。それはごめんだ。一人叫んで出てきて、壁とお見合いすればいい。足早にその場を去った。
もう限界というところでスーパーを見つけた。業務を完遂し嬉しついでに何か買ってあげようと思った。トイレ代と繁盛することに願いを込めて、61円のチョコボールを買う。
店を出たらば買い物から出てきたインド人が、内股走りで疾風のごとく去っていった。でも直ぐちんたら歩き出した。交差するように口を尖らせた爺さんが、すまなそうな顔でインド人から数歩遅れて通っていった。
よくわからない間がありながらも適当に歩いていると浅草橋に着いた。浅草橋の問屋はほとんど閉まっていた。客もまばらで寂しい。もっと寿司ネタのオブジェとかあるのかと思っていたがガックリした。
都バスというのは
バス停で帰ろうかなと考えていると手際よくバスが前に来た。バスも今やハイヤー並みだと感心してしまったが、運ちゃんの眼は「のるのか?オイ!」だったので即決で搭乗した。
外の気温と比べて中は暖房が効いていて心地よい。段々と眠くなる。そんな矢先、浅草松屋前で扉をしばらく開け放っていた為、暖気は消失。意気消沈。
バスは南千住駅に着く。目の前に広がる車両置き場。雨と風で吹きさらしになっている貨物は悲しい。私も同類項で結べるだろう。ちゃんといえば貨物より社会のお荷物といったところか。
ところが南千住から北千住というのは
南千住から千住大橋を越えて北千住駅前で歩く。雨脚は強まり折り畳み傘では手に負えなくなった。半身びしょ濡れだ。いま好きな子に告白したらば、きっと「いっしょに温まろうね」と返してくれるだろう。
北千住駅側のマルイに行き、東急ハンズの階を練り歩いた。手帳のコーナーが大人気で、陳列状態も崩れつつある。その反面、能率手帳は体裁よく整えられている。人気がないのか!?いや違う。能率手帳を使う人は能率が良い人だ。もうわかるね。
各階の服飾は風来坊の私にとって特に肌を摺り寄せるほどの関心は生まれてこなかったが、地下の食料品売り場ならびに輸入食品のコーナーに差し掛かった際は、威風堂々とした態度で歩いた。さすが得意分野はわけがちがう。天津甘栗を売っている子に、これどうなのさと尋ねてみた所、商売がうまいのでつい買ってしまった。今日話した子の中で3番目に可愛いと思う。
おうちに帰るというのは
帰りは東部鉄道。新越谷駅で降りるつもりが寝過ごす。降りれば酔っ払いのオヤジ3人が貰った金が多すぎるだかどうだかで、可愛さ半分困り顔半分で、じゃれあっている。そんなに金が要らないならば俺にくれればいいのに。
新越谷駅でインスタント宝くじをさらりと三枚買った。それから電車に乗り換え、なんだかんだしている内に家に着いた。
自分遊んできた!
東京をウロウロ徘徊してきた
ここ最近、東京に出る時は誰かと一緒なんですが、今日は久し振りにソロ活動となりました。
AM9:40京浜東北線
向かいがオジいサンとロシアの女の子二人。羨ましいオジイだなと舌打ちしたものの、聞き耳を立てて聞くにつれて、どういう状況か推理できた。
どうやらオジイは先生かホームステイ先の人みたいだ。留学は完了したロシアン娘を空港へ送っていくと信じたいところである。
東十条駅辺りで電車は急に停まった。彼女らはオロオロと心配していたのだが、オジイの「人身事故だろっ」と軽く言い流した発言を聞いて、彼女らはすぐに納得していた。随分、日本に馴れてしまったのだね。だが彼女らが聞き返すとき「じんちん事故」と言葉がなっていたのは駄目だな。
暫くするとアナウンスが流れて「停車合図の間違い」とお詫びをした。オジイはJAPANESE先走りをしたことになる。そんなことお構い無しにゆったりと電車は走り出した。
そして上野というのは
上野に着きアメ横商店街を歩く。当初の目的は国立科学技術館にでも行こっかなだったが、まだ早いっしょってことでうろつく事にした。
店先でマムシの絡み合いを見付けた。前に立ち塞がっていたオバアは「蛇だよ!ひぃー」といって立ち去ったので、彼は毒蝮三太夫ではないかと一瞬思ってもみたが違うようだ。
マムシもマムシでケース越しに、外をボッーと眺めているので切ない。凛々しい顔をしているのだから、店の親父に出来るだけ抵抗して逃げてもらいたい。
中央通り側に出て、お江戸上野広小路亭の前まで行った。ここは落語や漫才をやる会館である。
昨年のクリスマスイヴの時あまりにも寂しいので、暇潰そうかなと悩んだのもこの立ち位置である。結局池袋まで意味もなく歩き終電で帰った。
しくじった昨年、落ちも何もない。話の落ちというものはどのように組み立てれば良いのかと気になって、会館の前でボケッとしていると『早朝、木戸銭500円』に目が留まった。
木戸銭すなわち入場料のことだ。演目を見ると落語が11:30まであるそうだ。ここは一つ初体験しようとワクワクとドキドキありつつ中に入った。
「さて、さて、さて!!」と噺家のように正面扉から入ろうと思ったが、すでに場内はお客さんでいっぱい。ストリップ劇場のような客入りかと期待していたが、そうではない。客の中には熱心にメモしている方もいる。えらい。
前々から感じていたが落語ってのは話が単純明快で面白い。内容なんて何気ない毎日で起きているようなことが中心。ゲラゲラ笑って11:30を終えた。
会館を出ると科学技術館に行くのがめんどくさくなり、とりあえず忍ばずの池に行った。周りはオジサンばかりだ。大抵格好は決まっている。
下はチノパン、上は薄いパーカー。髪型はガッチリ禿げか、スミマセン禿げか、禿げません白髪のどれかだ。
池の傍で「福島物産展やってます」とアピールを頑張っているので、腹も減ったので飯ついでに入る。その飯代金と梅のジュースの代金を合わせて福引一回のチャンスがきた。
ありがたき幸せと思い、どっかのオヤジの隣で待つと、オヤジは福引を10回ほど連続してやっていた。3等のお米に喜んでいる。私はお米も欲しいが温泉旅行と隣にいるミス郡山から抱擁されたいと考えていたので、ガラリゴロリと優しく集中して回したものの、5等ポケットティッシュにしかならなかった。
アンケートする気もなかったので外に出て先程買った梅ジュースを飲む。感想は「うっ」。半分飲んで敢闘賞に値する。
しかし上野から浅草橋というのは
もうやることもないので浅草橋の問屋街を覗くことに決めた。歩いて歩いても梅ジュースビンを捨てるところがない。ようやっと捨てたのはいいが、トイレに行きたくなった。もう少し行けばレンタルサイクル屋があるのに、脇道に入った。今になってみればサイクル屋でついでに用も足せばいいというものなのだが、当時は一点しか考えれないお馬鹿だった。しまいにはサイクル屋から段々と離れていく始末。
ちょっとした公園があった。
足は内股、顔は泣き顔で入る。手元には先程福引で当てたポケットティッシュ。案外役に立つものだ。大の便所の扉には取っ手がついていない。よくわからないのでコンコンと軽くノックすると「ガンガン!」といきり立って振動が返ってきた。きっとこのまま待っていれば「てめーのせいでなぁー!!」と怒って出てくるに違いない。それはごめんだ。一人叫んで出てきて、壁とお見合いすればいい。足早にその場を去った。
もう限界というところでスーパーを見つけた。業務を完遂し嬉しついでに何か買ってあげようと思った。トイレ代と繁盛することに願いを込めて、61円のチョコボールを買う。
店を出たらば買い物から出てきたインド人が、内股走りで疾風のごとく去っていった。でも直ぐちんたら歩き出した。交差するように口を尖らせた爺さんが、すまなそうな顔でインド人から数歩遅れて通っていった。
よくわからない間がありながらも適当に歩いていると浅草橋に着いた。浅草橋の問屋はほとんど閉まっていた。客もまばらで寂しい。もっと寿司ネタのオブジェとかあるのかと思っていたがガックリした。
都バスというのは
バス停で帰ろうかなと考えていると手際よくバスが前に来た。バスも今やハイヤー並みだと感心してしまったが、運ちゃんの眼は「のるのか?オイ!」だったので即決で搭乗した。
外の気温と比べて中は暖房が効いていて心地よい。段々と眠くなる。そんな矢先、浅草松屋前で扉をしばらく開け放っていた為、暖気は消失。意気消沈。
バスは南千住駅に着く。目の前に広がる車両置き場。雨と風で吹きさらしになっている貨物は悲しい。私も同類項で結べるだろう。ちゃんといえば貨物より社会のお荷物といったところか。
ところが南千住から北千住というのは
南千住から千住大橋を越えて北千住駅前で歩く。雨脚は強まり折り畳み傘では手に負えなくなった。半身びしょ濡れだ。いま好きな子に告白したらば、きっと「いっしょに温まろうね」と返してくれるだろう。
北千住駅側のマルイに行き、東急ハンズの階を練り歩いた。手帳のコーナーが大人気で、陳列状態も崩れつつある。その反面、能率手帳は体裁よく整えられている。人気がないのか!?いや違う。能率手帳を使う人は能率が良い人だ。もうわかるね。
各階の服飾は風来坊の私にとって特に肌を摺り寄せるほどの関心は生まれてこなかったが、地下の食料品売り場ならびに輸入食品のコーナーに差し掛かった際は、威風堂々とした態度で歩いた。さすが得意分野はわけがちがう。天津甘栗を売っている子に、これどうなのさと尋ねてみた所、商売がうまいのでつい買ってしまった。今日話した子の中で3番目に可愛いと思う。
おうちに帰るというのは
帰りは東部鉄道。新越谷駅で降りるつもりが寝過ごす。降りれば酔っ払いのオヤジ3人が貰った金が多すぎるだかどうだかで、可愛さ半分困り顔半分で、じゃれあっている。そんなに金が要らないならば俺にくれればいいのに。
新越谷駅でインスタント宝くじをさらりと三枚買った。それから電車に乗り換え、なんだかんだしている内に家に着いた。