常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

夜の電車で反省会

2006年11月05日 | 『今そこにある既知』 今これが言いたい
「みなさん様々な履歴をお持ちですが、自分がこれまで経験したこと学んできたことで子ども達に教えたいことありますか」
面接最後の質問がこれだった。挙手順だったのでしばらく考え込んだ。考えながら傍らでは「部活で学んだ某」「学校で勉強した某」等々、活発な意見が飛んでいた。聞いていればどれも大切なことだ。挙手が遅れたので言いたいことを総て挙げられた気がした。そもそも面接開始時から口がうまく回らず、満足とは遠すぎる状態に陥っていた。
どうしよう、頭のなかはゴチャゴチャ
でもこのタイミングで喋らないと更に落ち込むと思い、手をあげた。
二呼吸三呼吸おいて声に出した言葉
「私は物事を続けることの大切さを教えたいです」
口が勝手に会話し出したとはきっとこのことなのだろう。
それから自分が今唯一続けている趣味から転換して、好きなこと嫌なことでも克服していくことで得られるものを話したと思う。私曰く他人に理解されなくても継続は自信になるそうだ。
なんでこんな言葉出たのかという戸惑いの中には、四月に仕事辞めた悔いが頭に焼き付いていた。なんでという言葉と涙が少しでていた。
最後は自分さえよければ良いという姿勢ではなく、人や物事、心に対して思い遣りの気持を忘れないでほしいと締めた。

今、電車に揺られながらこのブログを書いている。先程、栃木県小山駅に着いた。
小山と茨城県古河は4年前の旅で歩いた地である。さっき思い出した。旅の終りは歩こうと決意して重いザックを担いでスタートした。しかし足首の捻挫が影響して深夜、古河で断念して翌朝電車で帰った。
思い返そうと窓から眺めたものの真っ暗でその道は見えない。
4年前から変わらないもの、それは歩くことだ。それは登山としてだったり街中を散策することであったり、水中でのリハビリだったりした。私のバリエーション富んだ歩きは続けてきた賜のはずである。

試験の結果は12月の中旬。結果が届くまでにやることは沢山ある。沢山あるから身を焦がして頑張りたい。
合格頼む。