薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

懐かしの道、懐かしい思い出

2023年04月04日 | 障がい

週末は必ず息子を連れて家族で出かけるのですが、先日は久しぶりに訪れたショッピングセンターへの道中で懐かしいシーンを思い出しました。
それは大阪から市原市に転居してからの3年間、袖ケ浦特別支援学校の高等部に通学することになった息子の送迎で通った道「瓦窯通り」の桜並木。
桜が満開になると、それはそれは豪華で車を運転しながら花見をしてたっけ。
そして落花時になると花びらが道路一面に敷き詰められて、まるでピンクの絨毯のよう!
車が通る度に花びらが舞い上がり、この見事な光景は忘れられません。

こちらが先日通った瓦窯通りの桜並木(助手席からパチリ)


当時に比べて木が小さく感じられたのは、道路にはみ出す枝が剪定されたのかもしれませんね。

桜並木の美しさを久しぶりに観ながら、PTA活動で忙しかった日々を思い出しました。
学校のPTA会長だけでなく県の特別支援学校PTA連合会の会長も務めていたので、千葉県庁に出向くことも度々あり「こんなに多忙なのか~」と思ったものです。
県内36校(当時)の特別支援学校PTA会長さんとの意見交換会や研修会を開催し、その企画や運営などを考えたりしたのですが、いつも変化を求めたがる私の提案に頷き「やろうやろう!」と言ってくれたお母さん達に本当に励まされていたな~。

初めて福祉サービスのアンケート調査を実施した時は、2,889人の回答を5人のお母さん達が分担して集計し、コメントも一言一句漏らさず1週間でエクセルにまとめ上げてくれたのは感動ものでした。
それを県に提出した際に、回答率が50%を切ってしまったことが残念だと伝えると、「森山さん何を言ってるんですか。我々がアンケートをとってもこんな数は集まりません。せいぜい300ぐらいの回答で施策の検討材料にしているんですよ」って仰りながら、課長さんと係長さんが提出物に一心不乱に目を通していたっけ。

不思議ですね。美しい桜並木を観て10年前を振り返ることになるなんて。
PTA活動を2年間経験した仲間との良き経験は心のアルバムにしまっておこう。


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