山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

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上南摩上の城②

2018-01-20 20:18:57 | 山城ー野州
北諏訪山城として報告していますが、「栃木県の中世城郭」の管理人さんが新発見された諏訪山北の要害について、私も管理人さんを応援する意味で、鹿沼市に私のブログで遺構を紹介したところ、鹿沼市文化財課からから回答がありました。
本市では、諏訪山城跡をはじめ、城館跡を「周知の埋蔵文化財包蔵地」として、文化財保護法に基づき保護しております。
ご指摘の諏訪山城跡の北尾根の遺構につきましては、当方でも平成29年4月に踏査を行い、その存在を確認しましたが、「周知の埋蔵文化財包蔵地」への追加登録は未了であります。現在、資料を整え、追加登録の準備を行っているところであり、早急に登録し、文化財保護法に基づく保護策を講じたいと考えております。
城館跡の保存整備は、ご指摘のとおり史跡として指定することが重要です。    
史跡指定は、「土地所有者による同意・申請⇒教育委員会へ諮問⇒文化財保護審議会の調査・答申⇒教育委員会が指定・告示」の手続きが必要となります。諏訪山城跡につきましては、現時点では、土地所有者からの同意や申請をいただいておらず、史跡として指定する予定はありません。


土地所有者の同意がなければ史跡として登録できないのだと知りました

本丸に入ります。


北城壁を見上げています。大手は東側になり、じつはこの城壁には二段の空堀によって守られています。

縄張り図は「余湖くんのお城のページ」より、本丸から南に下る道が大手と思います。あとでこちらから下ればよかったと後悔しています。

城壁に登って、大堀切を見下ろしています。

北曲輪

曲輪4がありますが、薮であったので下りてません。根小屋と思います。

一段目の空堀、西尾根を意識した高土塁

一段目の西にある土塁

本丸城壁を西から北、東にと取り巻いています。

二段目の空堀、やはり西尾根を意識した構造を持っています。

一段目の西側を見下ろしています。迫力ある空堀で感動しました。

本丸

二段目の空堀を見下ろしています。

次回 本丸の東側遺構

宇都宮忠綱③
宇都宮錯乱
永正9年(1512年)、父・成綱は、芳賀高勝を謀殺した。これによって芳賀氏与党が大反乱を起こし、宇都宮錯乱と呼ばれる内紛へと発展した。足利高基による支援や家臣の壬生綱重らの活躍により、約2年かけてこの乱を鎮圧。芳賀氏は宇都宮成綱・忠綱を頂点とする新しい支配体制に取り込まれる形で宇都宮錯乱及び、永正の内訌は収束した。
この間、忠綱は当主として何通か文書を発給しており、当主としての活動している。永正11年(1514年)には奥州伊達氏の伊達稙宗に佐竹氏・両那須氏へ攻撃するための連絡をとったりしていた。また、中には永正10年(1513年)に一向寺(現・宇都宮市西原)の諸公事等を免除した文書のように父・成綱の意思とは関係なく自らの意思で発給しているものもあった。weblio辞書より

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