HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

ののしり言葉?

2008-10-04 18:37:31 | Weblog
「百姓」「ドン百姓」・・・とののしり言葉。そうではないでしょう。これは褒め言葉ですよ。言っている人は「泥臭い人間」と言う意味で言っているのかも知れないけど、「百姓」の語源を知れば言えなくなるように思えます。
百姓を分解すると、百の姓なのですよ。昔は、織物専門を織部とか秦とか職業を名前の上に付けたようです。百姓とは百の姓の仕事が出来ないと,百姓とはならないのですよ。作物を作るには、土のこと(土壌学)、作物の性質(作物学)、気候や天気を読むこと(気象学)、水路作りや石積み(土木学)、納屋を立てる大工仕事(建築学)、作物の病気を知ること(植物病理学)や害虫を知ること(昆虫学)、作業道具(鍬や鎌など)を作ったり直す鍛冶屋(冶金学)、収支を計算すること(経理学、経営学)、・・・。これが出来ないと一人前の百姓ではないのですね。
こう考えると、「自分は百姓」などと言うのがおこがましくて恥ずかしくなります。「百姓」と小ばかにされて言われると誇らしくなりますが。
よく親に言われました。「アホは百姓でもしてろ」。が、「アホでなければ出来ない百姓,アホでは出来ない百姓」なんですね。
わたしは、今、何姓と言えるのでしょう。はなはだ心もとない感じです。

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