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『ターナーから印象派へ展』

2010-02-18 04:04:00 | 徒然なるままに
2月14日(日)セント・ヴァレンタインデー*(ハートチョコ)*

今日は、昨日の友チョコパーティーで、甘いものを食べまくって胸焼け状態の末娘に送り出されて、はるばる東京の府中市美術館まで『ターナーから印象派へ』展を見に行った。

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/turner/index.html
以前から行こう行こうとは思っていたのだったが、今日が最終日ということで、思い切って出かけることにした。

道中、電車の中でしっかり美術検定のテキストの『19世紀美術』の項を熟読し、予備知識のおさらいをした。

府中に着いたら、お昼過ぎになっていた。
お天気が良かったら、お弁当を買って府中の森公園で食べようかとも思っていたのだが、なんとなく曇り空で寒かったので、事前にインターネットで調べてクーポン券までプリントアウトしてきたラーメン*(ラーメン)*屋に行くことにした。

府中駅前の『くるる』の1Fにある『らいおんラーメン』には行列ができており、どうしようか迷いながらも、行列ができるほど美味しいんだろうと思って、並んで待つことにした。
テキストを読みながら待つこと30分。
ラーメン*(ラーメン)*は黒胡椒が効いていて美味しかったが、トッピングのシナチクと味玉が冷たくて、スープがぬるくなっていたのが惜しい!スープの温度は大事だと思う。
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『ちゅうバス』*(バス)*に乗って美術館に着いた時には2時を過ぎていた。
展覧会は最終日ということもあってか結構お客さんが入っていたが、一点一点じっくり見ることができた。
『予習』をしてきたおかげで、音声ガイドやキャプションの説明がよく理解でき、ポイントを絞って鑑賞することができた。
ターナーの作品は1点しかなかったが、あまり聞いた事のない当時の19世紀の風景画家たちの心意気が伝わってくるような作品群だった。
当時、絵は屋内で描くのが通常だったが、チューブ式絵の具が開発され、、折り畳みのイーゼルなど、屋外で制作するのに便利な画材が売り出されるようになって、印象派やポスト印象派の画家達は、自然な光と影を求めて屋外での制作を試みるようになっていった。

空気のきれいなところでは、影の色は黒だの灰色だのこげ茶ではない。
さまざまな色を含んでいるのだ。
また、反射もしている。
そういう空気感を表現するのに、画家達の試行錯誤が伝わってきて、興味深かった。

出品されていたターナーの作品は、本来2対のものだったらしいが、その片割れが展示されていて、もう片方については説明だけだった。
本物は今回展示できなかったとしても、複製画でもいいから参考までに展示されていたら、よりその作品についての印象や理解が深まったのにと残念に思った。

以前、渋谷BUNNKAMURAで『アンドリュー・ワイエス』展を見たときには、そういう配慮があって、とても感心した。

特別企画展示の他に、『印象派のライバル展』というのがあり、時代は印象派が流行って行く中で、あえて昔ながらの作風を守ろうとしていた画家達の絵も興味深かった。

常設展もじっくり見た後、1階で開催中の府中市立小・中学校の児童・生徒作品展を見た。
最終日の美術館閉館時間近かったせいか、中学生の作品はすでにはずされており、立体作品が多かったからか小学生の作品しか残っていなかったが、どれも力作ぞろいで、見ていて楽しかった。
子ども達の作品を通して、小学校の先生方が、全教科を教えながら、『図工』についても、いろいろ勉強して、子ども達にいろいろな創作活動をさせて頑張っていらっしゃる努力が伝わってきた。
中学生になる前に、いろいろ体験してきておいてほしいことがたくさんある。
そういうことを学んできた中学生達が、どんな作品を制作していたのかを見られなかったのが残念だった。

じっくりゆっくり見すぎたせいか、気がついたら『ちゅうバス』*(バス)*は最終便しか残っていなくて、30分間だけでも府中の森公園内をウォーキングしようかなあ・・・と思っていたのができなくて残念だった。
バスの中で『梅*(梅)*祭り開催中』というポスターを見て、そちらも行きたかったのだが、違う公園だということで、断念。
またこの時期に展覧会があるときにはもう少し早めに出かけてこようと思った。