今日は。
早、九月に突入ですね。台風12号のお陰でやや蒸し暑いです。四国、東海の上陸予想地の方々は勿論、暴風雨圏が広いので皆さん注意して下さい。
一昨年は枝を落とし、昨年の柿の実はわずかでしたが、今年に期待。それが現在例年の3分の1の小ささで、熟して落下しています。一つ食べましたがぐじゅぐじゅして美味しくありません。50年と古くなったので、歳のせいで精力が無くなったと思われ、検索しました。その結果、100年、300年の老木でも見事に実がなる由。一年おきに当たり年はあるがとのこと。そうなると、原発事故の影響か? でも、近所の柿木は例年通りの大きさ・・。原因不明・・。でも、夏みかんは例年通りで楽しみです。
1.政治、経済
海江田氏に逆転勝ちの野田佳彦氏が首相に就任。小沢、鳩山グループにも配慮した党運営人事で、党内協力での船出となる。閣僚も実務能力のある方々にお願いしたい。先ず第一に経済の活性化策を打ち出して欲しい。エネルギー政策は・・、節電で夏は乗り切ったが、今後どうするのか。現存の原発への更なる耐震化と津波対策を施しながら新エネルギーの開発が必要。
日経平均は9000円に戻したが、1ドル77円前後の超円高はそのまま。震災復興への投資で民需拡大を。中小企業や農業、漁業者などへの資金援助で再生化を。
2.社会
苛め、病気、生活困窮による自殺の防止策、虐待の防止策、島田紳助君の芸能界引退で驚いた暴力団の撲滅策など社会の闇を少しでもなくそう。対策関係者は努力されていると思うが、一般人も関心を持っての協力が欠かせない。
社会面も、善行、寄付、自殺や虐待からの克服など明るいニュースを多くしたいものです。
先日、
3.地震対策
5.スポーツ
7.第112回文学界新人賞受賞作(文学界6月号)の書評
1)甘露(水原涼作、21歳、北大文学部在学)
(1)書評
①札幌の大学生の僕が鳥取の実家に帰省する。実家には祖母、父母、うつ病で大学院を中退した長姉がいる。表向きは平穏だが、父と長姉の近親相姦の現場を見、沈み行く家族を感じ、いたたまれず実家を去る僕の心情を描いている。
②情景と心理の描写が細かく、語彙が豊富。例:『沈みながら、その歪みに耐えながら家は、決定的な陥没を、むしろ待望するように待っている』『杖ではもう弱り切った身体を支えることができず、でも、車椅子を誰かに押してもらうことは夫をビルマ戦線へ送り出し一人で銃後を行き抜いた矜持が許さず、それでも花の世話がしたいがために辿りついた妥協点がこのシルバーカーだった』
③近親相姦を隣室から覗いた僕が自慰にふける場面があるが、近親相姦は人から隔離された場所で行うだろうと考える。選考委員の一人もそう述べている。わざと見せ付ける意図があれば別だが。
④近親相姦の部屋は長姉が可愛がる猫部屋で、鳥やネズミを食べ、ここでの生々しい生と背徳の性を描いているのか。または、父が長姉に哀れみを感じ、女への脱皮を試みているのか。
(2)選考委員の選評
ⅰ.破綻のない散文を統御するのは大したことだ。
ⅱ.性描写が巧い。空疎な比喩や紋きり型のイメージに頼ったところが多い。
ⅲ.出だしの不穏さがラストまで続ける筆致は素晴らしい。生々しいにおいと湿度とを描ける人。だが、近親相姦の性交は必要だったか・・。
ⅳ.性衝動に駆動されて選考委員をねじ伏せた。隣の部屋で父と娘が相姦に至るはずはない。
ⅴ.実父と実姉のセックスをここまで執拗に描けるのは立派な才能。各場面の筆力は賞に値する。
2)癌だましい(山内令南作、52歳、食道癌で療養中)
(1)書評
ⅰ.祖父母、両親、兄も亡くなり、一人になった福祉介護士の麻美が食道癌を宣告され、悲嘆せず、ただ食欲だけに生き甲斐を感じて、食べまくるが、狭窄部によって吐き出され、液体しか胃に運ばれない。凄まじいまでの苦しみ、痛みに耐え、食べる喜びを噛み締める。
ⅱ.仕事がとろい麻美は職場の癌と陰口を叩かれていて、本当に癌になってしまった自分を笑う。
ⅲ.描写が詳細であるが、食べ吐き出し、食べ吐き出しの繰り返しが多いと思う。
ⅳ.癌宣告時に悲観せず、癌治療もしない麻美に違和感を覚えた。作者は末期ならじたばたせずに何か一つよりどころになるものがあれば生を全うできると叫んでいるのかも。
(2)選考委員の選評
ⅰ.話がループしているという批判も出たが、食べようとするが食べられなかったということの反復の執拗さが本作品の迫力。触覚的なおぞましさを惹起している。
ⅱ.治療で癌に勝つのではなく、食べる欲求を持ち続けることで嚥下困難な癌と闘っている闘病小説で受賞に値する。
ⅲ.出だしから強烈な凄みと迫力がある。内容がループしているようで強く押せなかった。
ⅳ.最初は汚濁の衝撃が凄まじかったが、どんどん無神経なおばさんの話へといった感じがして強く推せない。
ⅴ.最終的に僕一人がX。無敵のヒロインものとして呼んでしまったが、断トツに凄みがあり、受賞に反対できない力が漲っている。聞けば、作者自身が食道癌とのこと。
8.小説の執筆状況
時効シリーズ4作目の『秋田の偽千円札事件』を題材にした仮題『富士が泣いている』は2週間寝かせたので、再チェックして私設編集長に渡し、読後感を聞きます。
現在5作目の『グリコ・森永事件』を調べ、構想を練りましたので、エピソードをはめ込みます。事件の動機は何か・・、仲間割れしない理由とは・・、本当に現金奪取に失敗したのか・・
注意点としては、調べて書くと兎角解説的に陥り易く、前述の受賞作のような迫力に欠ける嫌いにならないようにしたいです。
9.『秋』の歌謡詞 A. 『里の秋祭り』 (七七、七五調 一. 里の紅葉が 色付く頃は 垂れた稲穂が お出迎え 幼馴染の 顔合わせ 昔話に 花が咲く 鎮守の森は 笛太鼓 アーアー友がいる そばにいる 二. 秋空澄んで 風吹く頃は 皆の子供が 綱を持つ 揃いの半纏 着こなして 山車の太鼓が 賑やかに 途中で増える 人の数 アーアー友がいる そばにいる 三. 西日を浴びて 日焼けの頃は 幼馴染に 汗落ちるワッショイワッショイ ワッショイな神社に戻り 差し上げる 手締めの顔に 絆あり アーアー友がいる そばにいるB.『悲願の彼岸花 (五五、七五、七七調一. 彼岸花 彼岸花 何故に花茎(はなくき) 高くなる 誇り高く 生きてきたわ判ってもらえぬ 彼がいる 彼の心は 空いていますか 教えておくれ 彼岸花 二. 彼岸花 彼岸花 何故葉の前に 花が咲く華があるとは 思っているわ 判ってもらえぬ 彼がいる 彼の心は 咲いていますか教えておくれ 彼岸花 三. 彼岸花 彼岸花 何故にそんなに 身を焦がす 心に赤色 点(とも)しているわ 彼の心は 何色ですか 教えておくれ 彼岸花