自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と『怒る、怒り』の歌謡詞(肺癌初期、巨人戦)

2015-08-16 17:01:34 | 

 今日は。

 東京は35℃以上が8日連続の新記録の猛暑があり、田舎のお盆時期になりましたが残暑が続いていますので、熱中症にならないように冷房を利用したり、水分やミネラルドリンクをこまめに摂取して下さいね。

 病気の精密検査を受けていましたので、7月15日と8月1日の書き込みはスキップさせて頂きました。1か月の検査の結果、腺癌の肺癌でしたが、大きさが1X2センチで転移がなく、ステージ1で近々左肺上葉を癌細胞と共に切除します。日常生活に支障はない由。初期癌でなかったら書き込みはしなかったかも知れません。皆さんのお役に立つと思い、体験を列挙します。

① 癌検診を必ず受けて、初期癌を発見しましょう。公的機関の健診、人間ドックなどで。健診では脳検査はないので、退職の5年前と2年後に人間ドックを受け、異常なしでした。退職後は2年おき位に受診しようと考えていましたが、元気でつい忘れてしまいました。4年前にクラス会で筑波山に出掛けた翌日から耳鳴りし、ネット検索した結果、聴神経腫瘍でも発症するとのことなので、脳のMRIを依頼し、異常なしで安心しました。

② 5月22日、クラス会の幹事として『寅さん巡り』を行い、翌日から声がやや嗄れ、咳が出ました。体温は36.8℃前後。疲れから風邪だろうと考えていました。1週後に健診を受け、担当医から胸のX線像は異常なしと言われましたが、4日後に区からの評価は要精密検査となり、昨年、一昨年にはうっすらとした棒状の雲はなく、今回は見られていて、見逃して申し訳ないと告げられましたが、何と返答して良いか判りませんでした。他院でCT検査の結果、1X2センチの肺癌が見付かり、驚愕すると同時に小さいので初期癌と思ったが、転移があれば予後は悪いと考えました。ネット検索で肺癌は予後が悪く、5年生存率は30〜45%と記載されていて余命は5年前後と考え、震えました。声の掠れは肺の近くに在る声帯を調節する神経への転移も考えられ、また脳や肝臓への転移が多いとの記載もあった。円盤状の薄い癌の形態とすれば、X線では横線でも、輪切りに撮影するCTでは円となりはっきり確認出来、しかも大きさの検出限界、X線の2センチ前後より小さい1センチ前後の癌も判別出来る。この事から、肺の健診では簡易なX線を止めて、2年に1回のCT検査を学会が推奨しているとの新聞記事を見た。

③ 近くの医科大学病院へ紹介状を持参しました。そこで、持参画像にウイルスがあると困るので再度、X線とCT検査をして、血液検査も加わりました。血液中の腫瘍マーカーCEAが基準の4倍と高値で肺癌が確定し、がっくり。あとは転移がない事を祈るのみ。咳止めを処方して貰い、購入。2日後、夜中に咳が酷くなり、呼吸が止まれば死ぬかもと不安になり、救急車を呼ぼうか、もう一度なったらにしようとしていたら、再発せずに寝られた。翌日の大学の呼吸器科は休診だったので看護婦の指示に従い、健診の医院で咳止めの強いコデインに変更して頂く。3日間は1時間おきに目覚め、追い掛けられたり、道に迷う夢を見た。その後は1.5時間おき、3時間おきとなってゆく。

 6年前は大学の級友が肝臓癌で、昨年は幼馴染みが胆管癌、大学の級友が肝臓癌で、今年小学校の同期生が肝臓癌で亡くなっているので、余計癌には敏感になっている。一方、観桜会メンバーの中学の級友の旦那が健診で肺癌が判り、一部切除し、医師の許可を得てエベレストの中腹まで登ったと聞かされていたので、己も頑張ろうとの気持ちも少しは湧いたが・・。

④ 脳への転移が一番心配で、近くの脳外医院に出掛けた。医師のお父様は中学時代の社会科担当教師で直接は教わらなかったが、生徒会長職だったのでお世話になりましたと告げたところ、今95歳で時々四階から降りて来て散歩していると告げられ、驚いた。長寿にあやかりたいと思った。癌を伝え、頭重感と最近人の名前が出てこないのでMRIの検査を依頼。結果、癌や萎縮は見られないと言われ、ホッとした。なお、機器は日進月歩で進歩しているので、最新のMRIで検査すればより精密に判りますので、必要な時には受けて下さいとも。

⑤ 食べる速度が倍掛かり、嚥下時に違和感を感じたので胃・腸外科医院を受診。癌を伝え、内視鏡検査の結果、咽頭、食道、胃に癌はなく、萎縮性胃炎と慢性胃炎が少し見られる程度と言われ、ホッとした。萎縮性胃炎が悪化してゆくと癌になるので、催事に飲む程度のビール飲みを止め、禁酒にした。再度癌発生を言われると神経が疲れるので、同時に執筆活動を1日でも長く続けたいので。

⑥ 声の掠れで耳鼻咽喉科を訪れ、癌を伝え、内視鏡検査を受けた。その結果、声の掠れは無発生時に声帯がきちんと閉じていないので、発生の際に声が漏れて掠れると。老化によると考えられるとも。咽喉付近に癌やポリープは見当たらない。食道の外周が嫌に赤いので逆流性食道炎が疑われるので 胃酸抑制剤のオメプラゾールの処方を頂く。

⑦ 脳、食道、胃、咽喉には異常なしで、不安が2割程度減った。

⑧ 医科大学で気管支鏡検査を受ける。気管に気管支鏡の異物を入れるので、呼吸困難になり苦しいと想像した。麻酔薬を含んだゼリーを喉頭に10分保持するのが辛い程度で、噴霧された麻酔薬を深呼吸して吸い込み、鎮静剤を点滴し、気管支鏡が口から挿入され、その先からも麻酔薬が噴霧され、少しうつらとしたと思ったら 癌細胞採取とCT撮影はほんの少しで終わった。気管支鏡の径が5ミリと小型化され、呼吸も楽に出来るようになったと。医療や機器・器具の進展に感謝する。病理検査の結果、腺癌と分かり、進行癌の小細胞癌でなくてホッと。

⑨ 大学の担当医から、左肺の原発巣の上下に雲状の筋がありますが、これが癌の芽なのかは不明で、1センチまではCTでこのように判りますが、これ以下はPET-CT検査では5ミリ前後の癌が判り、全身の転移も分かると言われ、更にこの器械は当院にはなく癌センターにあるとのこと。転移がなく、小さな原発巣だけなら当院で切除して頂こうと思っていたと告げ、妹と相談し、癌センターへの紹介状を頂くことにした。

⑩ 国立がん研究センター中央病院へ予約して出掛けた。東銀座駅から徒歩10分程度で近い。ここは医療だけでなく、研究も兼ねているので遺伝子や感染症の検査のために採血量を多目にとることに、薬理研究者の端くれだったので同意した。当日に、採血、X線、造影剤のCT検査をし、1週後の結果では原発巣以外、頭からお腹までに転移の像はみられないと。赤ん坊、脱毛を隠す帽子を被る女子高生や大学生も交じり、これから癌との長いお付き合いがあるかと思うと不憫に思える。己は古稀で運が良いと思える。50年前に癌死した大学時代の一目惚れした上級生を思い出し、現在の医療、機器や器具の格段の進歩の恩恵を受けて貰いたかった。気管支鏡検査では、麻酔は医科大と違ってゼリーも口からの噴霧もなく、気管支鏡の先から噴霧するだけで、後は鎮静剤と催眠剤の点滴であっと言う間に終わった。以前はゼリーを利用していたが、改善したと。さすが天下の癌センター。癌細胞の遺伝子を検査して研究に供するのだろう。

⑪ それから1週間後にPET-CT検査。多くの癌細胞は糖を好むので、糖類似の化合物の一部にラベルし、注射1時間後に全身に行き渡るころに撮影を開始し、赤く染まった場所に癌細胞が存在するとのこと。当然、脳や肝臓は糖をエネルギーとして取り込み、腎臓と膀胱にはラベル体が溜まるので癌細胞との判別は難しいと。CT検査で頭から腹部までに癌の所見はなかったと。 翌週の検査結果で、担当の副院長が 画面を表示しながら「原発巣だけが真っ赤に染まっているでしょう。雲状の筋は何の変化もありませんし、リンパ節や胸膜への転移もなくて良かったですね」と笑顔で言われ、肩の力がやっとのことで抜けた。「直ぐに隣の呼吸器外科を紹介しますから外で待ってて下さい」と言われ、謝意を表し外に出た。1時間後、隣の医師に呼ばれ、入室した。「良かったですね、転移がなくて。声の掠れが心配でしたが、声帯を司る反回神経もCT画像でも御覧のように異常はありませんでしたね。手術は脇の下から内視鏡を挿入して、原発巣と共に左肺の上葉を切除します。日常生活に、支障はありませんから。来週、ここに寄ってから麻酔科で問診を受けて下さい」なお、PET-CTの画像を見せて貰いながら、スキルス胃癌、胆管癌、膵臓癌もこれで分かるのですかと問うと、これでもCT検査でも十分分かる由。

癌確定から約1か月の長期の検査で、やっとステージ1の初期癌で切除すれば問題なしを知り、よし残された命を大事にしていこうと心に誓った。健診で癌が見付かったら遠回りせずに直ぐに癌専門の病院に行くべきと考える。時間と経費が節約出来るから。

後は、外科医の腕を信じて近々、手術台に上るだけ!

 

1. 政治・経済

  首相の70年談話が注目されましたが、過去の先人達の戦争の過ちは反省し、戦争放棄を誓い、未来志向で中国、韓国、東南アジアの国々と話し合い、種々の分野で互恵関係になって欲しい。安保法制案は野党や国民から戦争法案と厳しい批判にさらされ、政権支持率も大幅に下がっている。しかし、最低限の自衛力は必要で、テロ集団やテロ国家が突然攻めて来た場合を想定して、訓練や装備は最新にすべし。

  17日14:30現在の日経225は20567円(+47円)で大台の20000円を+5000円前後で推移し、中々突破しない。ダウ30は17477ドル(+69ドル)で20000ドルの大台を500ドル前後の下落で、9月に利上げがあって株価が下がるかもしれない懸念あり。中国経済は下落傾向で、株価も急落し、ここにきて元の切り下げを行い輸出産業の支援か。天津市での大爆発事故で更なるダメジ。

 

2. 社会

  箱根山の噴火警戒があり、沖永良部島の噴火が続き、今度は桜島の噴火が報道され、日本が火山国と再認識させられました。当事者のご苦労は大変でしょう。公的、私的な支援活動がスムーズに行きますように願います。

  殺人事件が後を絶ちませんね。原因は貧困、病気など多岐に渡りますが、家族の日頃の話し合い、学校での法律と罰則教育、情操教育、公的機関や自治会などの見回りなど、多角的な活動が必要でしょう。為政者と国民は政治的、外交的、経済的、文化的な安定を目指し、一致団結して国力を押し上げてゆかねば。各人が出来る範囲でヒトのためになることをすれば良いのですが。

 

3. 科学

   特記なし

4. 医療

  流山市の拘束型心筋症のかよちゃんは米国での臓器移植費用の約3億円が集まり、渡米し、ドナーを待っていると。移植成功を祈る。次いで、足立区のいちくんも同じ病気になり、寄付金を募っているとのこと。3人の兄の内2番目が同じ病気で亡くなっている由。『いちくんを救う会』で検索し、是非寄付を!

  生理学研(岡崎市)の中川研究員らは大脳皮質の感覚運動野への弱電流刺激が痛みを緩和していることから、かゆみはと考え、14人の成人の頭に通電装置を付け、薬剤で腕にかゆみをひきおこす実験で、電気刺激を与えないときに比較し、与えた時はかゆみの感じ方が弱くなったり、感じる時間が短縮されたと報告した。

  国立がん研究センターの柴田分野長らは、難治の胆管癌と胆嚢癌の遺伝子解析から癌の原因となる遺伝子異常を32個見付けたと発表。この内、14個については肺癌や乳癌などに開発された分子標的薬が利用出来る。胆道癌患者の4割は14個の内の1個以上の遺伝子異常なので分子標的薬が効く可能性があり。

  英国ケンブリッジ大のGiovannna Mallucci教授は、アルツハイマー病のモデルとしてのプリオン病のマウスで、2種の認可薬品が『Perk』という酵素の働きを止めて,たんぱく質の生産を促し、脳細胞の死滅や記憶喪失を防止出来たと言う。2,3年以内に臨床治験へ!

  従来の抗癌剤は臓器別に開発され、承認される。胃癌や肺癌でも同じ遺伝子の異常が原因となるケースもあり、胃癌で効く薬は肺癌にも効く可能性があることから、承認済みの抗癌剤を種々の遺伝子異常の癌に投与し、どのような癌の遺伝子異常にはどのような抗癌剤や組み合わせが有効なのかを日、米で開始した。

  英マンチェスター大は、『加齢黄斑変性症』の80歳男性の眼鏡に取り付けた小型カメラの映像を電気信号に変え、網膜表面に埋め込んだ電極に無線で送り、電極が残った正常な細胞を刺激し、脳に光パターンを再生した結果、視力の大半を取り戻したと発表。世界初の成功という。

  日本医療研究開発機構は原因不明の病気の子供のゲノム解析をして診断につなげるプロジェクトを始めると発表した。指定された拠点病院の一つ慶大では4年前から取組み、病名が判明したケースや新しい病気が見付かったケースもあり、患者や家族が安心したと。治療法の開発が急務。米、英では7,4年前に開始しているとのこと。

  iPs細胞やES細胞からの目的の細胞以外は癌化する可能性あり。鹿児島大の小財健一郎教授らはこの細胞には癌細胞で働いているサバイビンと言う遺伝子があり、サバイビンを検知するとその細胞を殺すようにしたウイルスを加えると目的外の細胞は死に、目的の細胞は生き残り、癌化予想細胞の除去が可能と報告した。可と

  東大の村田幸久准教授らはマウスの実験で、消化管などで増えるマスト細胞がヒスタミンなどを放出し、食物アレルギーを引き起こすのをPGD2が抑制したと発表した。遺伝子操作でPGD2を作れないマウスは、作れるマウスに比較し、マスト細胞の数が3倍に増え、皮膚の腫れや下痢の症状が悪化する。作用機序を今後検討する。

5. スポーツ 

   渡部香生子さん(早大1年)が世界選手権で個人2百米メドレーで銀、2百平で金を獲得。葛飾区出身で世界1位は初の快挙。中学同期の渡辺立春君は水泳で頭角を現し、区の記録保持者で水連の理事。昨年、古稀の会の会長挨拶で指導している渡部さんは伸び盛りで応援してと。皆は聞いたことないなと。驚愕した。

  巨人は発足以来と思われる大不振に陥り、混セを作り上げてしまった。世代交代がうまくゆかなかったのか、2軍の選手が育たなかったのか。金の力で補強し、チームに一体感がなくなったからか。寂しい限りである。

  一方、高校野球は早実の清宮選手や関東一校のオコエ選手を始め、有名選手が多く、額面通り大活躍で、両校ともベスト4になり、両校の決勝戦になれば 東京生まれとしては大感激だ!

6. 小説の執筆状況

   仮題『猜疑心(二度死なぬ)』の執筆は中断中。代わりに、奈良県御所市大字名柄の名柄館主催の『はがき名文コンクール』に14通応募し、『小諸・藤村文学賞』に400字詰原稿用紙11枚分を仕上げたので、校閲後投稿予定です。

 

7. 『怒る・怒り』の歌謡詞

   A. 平和の叫び

         (七七調)

     一. 戦争法案    絶対反対

       叫ぶ声は    怒りに満ちて

       戦争放棄    忘れてならぬ

       国会前で    デモ隊多し

       学生主婦に   労働者

 

     ニ.戦争法案    絶対反対

       叫ぶ声は    怒りに満ちて

       戦争放棄    忘れてならぬ

       テレビの前で  観客多し

       全国各地    家族の声だ

 

     三.戦争法案    絶対反対

       叫ぶ声は    怒りに満ちて

       戦争放棄    忘れてならぬ

       慰霊碑前で   堅い誓いを

       地球家族の   平和の達成

 

 

   B. ふくれ顔

      (七五調)

     一.内孫二人     兄弟

       ふくれる顔が   愛らしい

       兄におやつを   取られたと

       爺の分を     弟に

       笑顔に変わる   愛らしさ

 

     ニ.内孫二人     兄弟

       ふくれる顔が   愛らしい

       水やりホース   取られたと

       小さい子が    先だよと

       うんとうなづく  兄がいる

 

     三.内孫二人     兄弟

       締まった顔が   りりしくて

       後を継いだ    土建業

       力合わせて    伸びて行く

       末は社長と    専務殿