自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と6作目の『小説歌謡詞』(辻原登作品)(巨人戦)

2009-12-16 13:54:45 | インポート

 今日は。

 このところ、東京は曇り空が多くてすっきりしません。でも、蜜柑の実は着実に色ずき大きくなっているようです。

 政治では、ダム、日航、普天間基地、雇用、予算など問題が山積しておりますので、着実に成果を上げて下さい。四方八方が上手く収まるのは稀ですから、首相がリーダーシップをしっかり発揮して欲しいですね。特に、故人献金問題から浮かび上がってきた母親から鳩山首相への億単位のお金の流れが不透明である点です。贈与なら早期に贈与税を払うべきです。自己の資金管理もチェック出来ていないとすれば、国の予算も任せられないと考える事もできますし。今晩(15日)、首相は子供手当てを所得制限無しと言っていたが、世論は制限ありに傾いているので、制限をつける方向にしたいと発言された。付和雷同にならないように!コンセプトとして、国が子供を育てるとしたなら小中高校の授業料と教材費の無料化がよいし、不況下で子育てが大変だからとするならば所得制限ありが理に叶っていると考えます。

 政府、日銀が経済浮揚対策を的確に早期に打って頂かないと、巷に失業者が溢れ、さらに犯罪や暴動が起こりかねません。高校生や大学生の就職浪人やリストラによる失業者の増大がみられ、名古屋に路上生活者が多い由。

 スポーツでは、東京へのオリンピック招致の動画10分に5億円の支払いが問題視されています。或る動画作成専門家のコメントでは、取り直しとか変更が多いと1から2億円は掛かるだろうが5億は多すぎるとの事。石原都知事は電通に支払いの減額を求める由。契約書では5億になっている由。何故、契約時にチェックできなかったのか。競走入札だったのかなどの疑問がありますね。庶民は毎日一円でも安い店を探して買い物をしているというのに。税金を扱う人の金銭感覚が麻痺しているのでしょう。契約チェック機構や監査機構の充実をお願いしたいですね。

ゴルフの帝王、タイガーウッズ選手の不倫騒動は主に米国で騒がれていますね。既に8勝位していて賞金総額が何と数百億円との事、驚きです。深夜の交通事故で、マスコミが騒ぎ、不倫が暴露され、十数名の愛人が名乗り挙げた由。家族を愛し、品行方正、慈善活動にも参加して理想的なスポーツマンの評価が高かっただけに、ファンならずとも皆がっかりしています。特に、石川遼選手は憧れていただけにショックは大きかった事でしょう。石川選手にはわが道を歩んで欲しいです。ウッズ選手は、家族、世間に謝罪し、無期限の欠場を宣言し、謹慎に入ったそうです。人間は有頂天の時に誘惑に駆られ易いですので、ここで冷静に反省し、けじめをつけ、再起を期待します。

ヤンキースの松井秀樹選手はロスアンジェルス・エンジェルスへの入団が決まり、お芽出度う御座います。DHだけでなく、外野守備もやりたいとの信念で契約金がヤンキースの半分になる5.8億円でもよいからと、決断した由。信念を貫いた松井選手を応援します。イチロー選手のマリナーズと同じ西地区で、お互いの戦いぶりが見物です。

巨人は、高橋尚成投手(34歳)がメジャー挑戦を目指し、FA宣言をしたので投手の補強を始めました。その結果、インディアンズで今季プレーした小林雅英投手(35歳)とオリックスの高木康成投手(27歳)の入団が決まりましたね。特に、若い高木投手は木佐貫投手との1対1のトレードです。左腕で先発、リリーフでの活躍を期待します。背番号13で、年俸は2200万円減俸の2400万円からのスタートです。同姓なので応援します。這い上がって下さい。

 朝日新聞の14日夕刊に面白い記事が載っていました。見出しが『スケルトン金魚』です。骨組みが見える金魚の事ですね。三重大の田丸准教授、名古屋大の秋山特任助教らが、金魚が飼育や入手が簡単で身体も早く大きくなることに着目して、金魚の突然変異体で透明度の高い金魚を掛け合わせて内臓が透けて見える金魚を作り出したそうです。遺伝子組み換えの技術を活用し、人の病気を金魚で再現し、発症の仕組みや薬の開発にも利用できると述べています。そうなれば、経費の掛かるラット、モルモット、イヌ、サルでの実験は必要最小限に出来ます。

 

 さて、『花風に魅せられて』は私設編集長の鈴木君がチェック中です。終わり次第、再考して文学界新人賞に投稿します。

次作の仮題『カメレオン人生』はプロットを作成中で、女主人公が環境の激変でも力強く生き抜いていく様を綴りました。そこには自己や組織の保身、秘密、男女関係もちりばめます。ご期待下さい。

 新人賞受賞作掲載雑誌を借りて読みました。どのような批評なのかを自分の感想と対比すると勉強になるからです。今回の作品は2、3割しか内容が理解できませんでした。5人の選考委員はべたほめなのですが・・。その作品は『新潮』2009.11に掲載された新潮新人賞の赤木和雄著『神キチ』です。自殺者を手助けする人が誤って死んでしまうというエピソードは薄々勘が働いて分かりました。その他の宗教的なエピソードには付いて行けません。ブラックユーモア的だそうです。作者がハウスメーカー勤務の経歴から建築現場の模様が詳細に描かれていて、やはりの感がありました。評者の意見では宗教ブームを徹底して笑っている、ギャグが多い、スピリチュアルブームに象徴される宗教的混乱状態を描いている、おかしな事が次々に起こり、宗教を身近に感じられるなどであったが、自分にはこの手の宗教ものは苦手だ。起承転結で分かりやすいのが良い。因みに、選考委員は浅田彰、桐野夏生、福田和也、町田康、松浦理英子の各氏である。

 同雑誌に掲載の辻原登著『抱擁』(150枚)を読みましたが、こちらは頭にスーッと入ってきます。お嬢様に対する殺人未遂容疑で逮捕された若い娘の小間使いが検事に、事件の起承転結を述べる形式。侯爵家のお嬢様の世話をするが、彼女の不思議な行動を目撃し、その理由を探る。前任者は将校と結婚し、彼は2.26事件の首謀者の一人で死刑になり、新妻も後追い自殺。お嬢様に憑いた前任者の霊が善か悪か不明で・・。

丁寧な情景、心理描写です。小間使いが普段行かない取水塔で庭師に襲われた理由は読者の想像に任せています。私は描きすぎる嫌いがあると編集長に言われているので、今回の『カメレオン人生』ではこの手法を用いる積りです。

辻原登氏略歴:昭和20年和歌山県生まれ。文化学院卒。中国貿易会社、電算機会社勤めをしながら創作。45歳時に『村の名前』で芥川賞受賞後、50歳で退職。その後、『翔べ麒麟』で読売文学賞、『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、『花はさくら木』で大仏次郎賞と次々と受賞され驚きです。彼の作品をこれからも読んでみます。私も負けずに頑張りますので、文学好きな友人知人への私のブログ閲覧をお願いします。

 

 最後に、恒例の『小説歌謡詞』の6作目を綴ります。

         南無妙物語(心の一滴)(癌シリーズ①)

                  七五調

   一. 血を吐く弟      末期の癌

      妻に鎌掛け      それを知る

      自殺未遂に      救われた

      響き渡るは      お題目

      子宮癌の       我が患者

      綾乃の名札      耳ぼくろ

      アー アー  家出た母と  信じたい

   二. 白血病は       老婆の孫

      老婆と孫は      生き返り

      老婆の娘       戸籍調べ

      寺からの異動     明らかに

      老婆の往診      弟と

      心に沁みる      寿司のネタ

      アー アー  寿司屋に暮らす  母が居る

   三. 実母であると     迫るけど

      つれない返事     老婆の声

      弟の癌         肺から喉

      声も出せずに     胃から管

      母と認めて       膝枕

      管から酒を       流し込む

      アー アー  母と弟  血の涙

  

 


高木徳一の小説の執筆状況と5作目の『小説歌謡詞』(藤沢周氏)(巨人戦)

2009-12-01 22:27:48 | 小説

 今日は。

 今日の東京はニコニコ太陽が拝めて、少し暖かです。洗濯物も良く乾きました。

 鳩山政権は、故人献金、JAL、米軍基地、事業仕分け、予算成立などの問題が山積しています。年末に掛けての雇用、景気対策も重要です。専門家の英知を集め、しっかりした舵取りをお願いします。

 今朝の朝日の紙面で嬉しいニュースが目に入りました。一つはノルウエーで浸透圧発電が開始されたとの事です。半透膜を境に塩水と淡水を入れると、淡水が塩水側に取り込まれ、圧が高くなった塩水の流れでタービンが回転して発電するものだそうです。長所は塩水はふんだんにある事と風力や太陽光と違って、安定的に得られる。欠点は、半透膜の効率が悪く、広い場所が必要で、良効率の半透膜の開発が必要。また、水中の異物を取り除く際にエネルギーを消費してしまう。現在の出力は家庭用太陽光発電装置とほぼ同じ2~4キロワットと小さいが、今後規模を拡大する由。

 もう一つは生島研究員らの東大チームが、脳腫瘍の中で難治度の高い膠芽腫の幹細胞を維持するたんぱく質『TGF-β』を突き止めたとの事。患者の膠芽腫の幹細胞群をマウスの脳に移植すると、脳腫瘍が増殖し30日で死亡。このたんぱく質を薬剤で働かないようにした幹細胞群を移植すると、腫瘍の増殖が抑えられ、3倍以上長く生き続けたと言う。患者に投与してこのたんぱく質の活性を抑制したり、殺したりする薬剤の開発が待たれます。

脳腫瘍で鮮明に思い出すのは、学生時代の夏休みに伊豆に海水浴に行く途中、友人の家で一休みした時、彼の兄上が脳腫瘍で寝たきりなんだと聞き、どんな思いでベッドに横たわっているのかと考えた。普通でいる事がどんなに幸せであるかと痛感した。医学の進歩や制癌剤の開発が早くなされ、有効な癌治療の出現を願ったものだ。また、妹の入院先の隣室で、春休みに手から箸を落とし、脳腫瘍が見付かった高校生がいた。しかし、その部位は脳幹で手術不可。一ヵ月後に亡くなった。更に、元気一杯だった会社の美人管理職が脳腫瘍でこの世を去ったと退職後に聞き、命の儚さ(はかなさ)を知った。儚いからこそ、健康に留意しながら、自分の夢に向かってこれでいいのかと日々自問自答しながら過ごしたいと思った。

 スポーツ界では、横綱白鳳が12回目の優勝を飾りましたが、大関陣以下と日本人力士の一層の奮起を期待します。ゴルフの横峯さくらさんが初めての賞金王になり、お芽出度う御座います。石川遼君も最終戦で賞金王を狙っています。野球はストーブリーグで、来期年俸の騰落や残留・解雇など悲喜こもごもですね。巨人の選手は日本一の実績で大幅な年俸アップです。高橋由伸選手は腰部手術でほとんど試合に出ませんが現状維持の高額で驚きました、実力の世界なのにと・・。過去の実績と今後の期待を含めての査定だったのでしょうか。来期はそれに答えましょう。億単位のお金が飛び交い、庶民には縁遠いですね。大多数の選手は四苦八苦しているのでしょう。また、スポーツ選手は不振や怪我で選手生命が絶たれる危険が常にはらんでいます。途中からの第二の人生はしんどいでしょうね。

 さて、小説『花風に魅せられて』は原稿用紙100枚分を脱稿し、今1週間寝かせています。

内容を一口紹介します。未熟児だった息子を鍛えるためと口煩い母親から逃げ出すために、サイクリングを始めた主人公が息子の能力に気付く。息子が競輪選手としての花を咲かせてゆくが・・。一心同体となった親子鷹の絆と嫁との互いの気遣いとは・・。そして孫の出生の秘密とは・・・。

現在は、仮題『カメレオン人生』の構想を練っています。

 先日、図書館で人気作家村上春樹氏の棚を見たら小説は無く、レビュー的なものが3冊あるだけです。貸し出し本が多いのかも。大分前に、古本屋で彼の『ノルウェーの森』を買って読んだので、最近作はどんな感じか知りたかったのです。作家名の見出しに目を走らせ、藤沢周氏の本を借りました。彼は59年に新潟で生まれ、法政大文学部卒。98年に『ブエノスアイレス午前零時』で119回芥川賞受賞。読んだのは『奇蹟のようなこと』(2000年、幻冬舎)で、新潟の高校でギターに狂っていて不良だった時の交友関係を綴っている。名前がカタカナで頭にスウーと入ってこなかった。カタカナが普段馴染みがないせいだと思った。漢字なら白川静漢字博士がおっしゃるように字からイメージが浮かんでくるが・・。しかし、若者、特に不良仲間の軽薄な会話では似合うのかも知れ無いと考え直した。登場人物に私と同姓の『タカギ君』が出てきて笑ってしまった。さすが、文学部出身らしく心理や風景の描写が細かく、私は真似出来ないのでストーリーテラーでゆくしかないと再確認した次第です。これから『陽炎の。』を読みます。

 

 最後に、『小説歌謡詞』の第5作目を活字にしますので、情感を込めて歌い上げて下さい。

        縁(えにし)の環

                (七五調)

   一. 従兄の通夜で     手を合わせ

      見上げる横顔     ハッとする

      別れた女と       棺の声

      酒癖悪く         逃げられた

      後妻育てた       娘らに

      ガーゼの酒が      唇に

      暴れ 暴れまくった   ヤクザな世界

   二. 鉄格子越の       三日月に

      父母想う         波の音

      自慢話が         一つある

      出前蕎麦屋の      女店員

      絡まれいじめ       助け出す

      美人原石         キャバレーに

      共に 共に暮らした   バラ色の世界

   三. あなたの面影       瓜二つ

      癌で亡くなり        婚約者

      薬学生の          心の傷

      あなたの姉が        貰われて

      医者の娘に         成長し

      不思議な縁         同級生

      共に 共に学んだ     儚い世界

   四. 見初めた僕が       プロポーズ

       娘と同時に        式挙げる

       招待状の         ママさんが

       夫殺しを          懺悔する

       親と娘に          産声が

       娘は親の          心知る

       本音 本音が言えた   メールの世界