自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と『朝』の歌謡詞(花村萬月作品の書評)(野球)

2011-03-02 21:04:27 | 小説

 今日は。

 庭の白梅が満開で、紅梅は八分咲きです。三寒四温で春はそこに!

伊豆の河津桜は満開だそうですね。

   

1.政治・経済

  やっとこさで、予算案が衆議院を通過。しかし、予算の原資を伴う関連法案の成立の目処は立たず。野党も与党も合意点を見付け、円滑な市民生活や経済活性化に尽くして貰いたい。高額な給与を頂いているのですから。

  日経平均は10500円前後で、1ドルは80円から85円。世界経済を牽引してきた中国、インドですが、2年後くらいからインドの成長がやや頭打ちになるとのこと。日本の得意芸、物作り(含む鉄道)、環境、医療技術などの分野で新興国への進出を積極的に!

  24日に都知事選挙の公示で、誰が首都の顔になるのか。リーダーシップとビジョンのある方を。

   

2.社会

 アラブ世界の反政府運動はチュニジアに端を発しエジプトまで成功し、イエメン、リビア、イランにも飛び火して、治安部隊による鎮圧で死傷者が出ている模様。インタ-ネットや携帯電話の普及で同調者の大量動員が可能になったからですね。大衆の声が反映される民主主義が世界に根付くことを祈ります。リビアでは反政府側の暫定政権樹立の噂。世界12位の石油輸出国の国内紛争に原油高で経済は不安定になっているが、民主政府を産む苦しさに世界は見守ると同時に人道支援を!

 NZ大地震では、9日目の現在も未だ28名の日本人が行方不明とのこと。語学研修生がいたビルは昨年の地震で壁などにひびが入っていたとの情報あり。専門家は危険としたが、市当局が外観から大丈夫と判断したようです。現地大統領がビル所有者に責任があるとも発言しているようなので、被害大の原因の究明を。賠償金を頂いても若い命は帰ってきませんが・・。個人住宅は耐震構造建築にしたいが金との相談と厳しいですね。でも、公共施設や商用建物は耐震構造が当然。

 大学受験生が入試の回答をネットを介して外部から入手したとは驚いた。ネット記録の完全消去は素人では無理だそうで、いずればれてしまうものを何故したか、疑問です。ヤフー知恵袋に投稿したIDハンドルネームや回答に類似した京大の解答用紙から当該者が割り出された由。同志社大、早大、立教大でもあったとのこと。何も知らず善意に回答した人も事情聴取を受けるかも。影響は多大。完全な対策は金属探知機や電波妨害装置しかないでしょう。

 金沢の主婦、行方不明で聴取のNHK委託カメラマンが自殺事件。彼の車に砂があったことから、車内で主婦から800万円の返還を迫われ、訴えると言われ、カッとなって殺害し、海岸近くに埋めたと推理しましたら、海岸で遺体の発見。計画的なら車内に大量の血痕を残さず、盗難車の利用も、また、易々と自殺もしない。丁度この時、東野圭吾氏のミステリ作品を読書中で、当該事件にも推理を働かせました。

   

3.医療(ツイッターから転記)

 広島大大学院の二川浩樹教授は一吹きで金属、木材、繊維、掌に抗菌バリアーが出来る抗菌剤『Etak』を開発した。1回で1週間の効果持続。鳥や人のインフルに有効とのこと。姉上が手足不自由で歯磨きが出来なかったので、歯に持続的な抗菌効果を持たせる薬剤を研究したが、開発直前に姉上が逝去された由(朝日新聞26日)

 遺伝子変異で筋肉を繋ぐ蛋白質が生成されない『デュシェンヌ型筋ジストロ』は幼児期の男児が発症し、日本に推定4千人の患者がいるそうです。効果が期待される英国グラクソ・スミスクラインの新薬の国際共同治験に日本が参加中とのこと。結果は2012年(朝日新聞25日)。H2遮断を示す抗潰瘍剤のシメチジンをスミスクラインが、ラニチジンをグラクソが開発上市していまして、これらを追って副作用のより少ないファモチジン(商品名:ガスター)を、研究開発し運良く上市出来たことを懐かしく思い出しました。

 東京医科歯科大学西村教授らのマウス実験で、17型コラーゲンが毛のもとになる毛包幹細胞や髪の黒さのもとになる色素幹細胞の働きの維持に必要と判明。薬で補っても幹細胞に効果がある可能性低いとのことで、コラーゲン生成の過程の解明が必要(朝日新聞、25日)。更なる研究を。私は高校時代に白髪があり、恥ずかしかったので白髪を予防、遅くする薬剤の開発を期待します。

 名市大の澤本教授のグループはマウスで幹細胞からグリア細胞を成長因子の注射で再生させることに成功したとのこと。通常は脳の幹細胞は何故か途中で成長を止めて完成した細胞が出来ない。今後、サルでの試験予定。グリア細胞は神経細胞を保護したり、栄養を与えている。この処置で脳性麻痺や脳梗塞の患者への応用が期待される。

 名古屋大と京大の研究者らが虫歯菌と歯周病菌の栄養を作る酵素の立体構造を明らかにした由。この酵素の活性を抑制する薬剤を見付ければ虫歯や歯周病の予防や治療に役立つと。創薬陣の奮起が望まれます。私は高校時代に虫歯の臼歯に銀を被せ、50年経っても銀冠は取れず、同業者も当時の技術にびっくりしていました。

 ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムは骨に集まる性質を利用し、各放射線を持つ物質がそれらの癌治療に応用済み。悪性リンパ腫の細胞表面の特定蛋白質(抗原)に、それを標的にくっつく蛋白質(抗体)にイットリウム90の結合体を注射する『RI内用療法』が普及。副作用少ない。癌治療の選択肢の一つに。

   

4.スポーツ

 3月1日より大学野球とプロ球団との単独練習試合の解禁で、巨人2軍と中大とが宮崎で実施され、3:3の引き分け。入場無料。大学生にとってはプロの実力を肌で感じ、自分の実力と比較でき、一層の躍進が期待される。プロは学生時代のひたむきさを思い出し、後輩に負けないように己に鞭を打つ。野球の活性化!

プロ野球はオープン戦が開始され、新戦力が注目の的。巨人は澤村投手だ。早大卒の三羽カラスに負けるな 市民ランナー3位で世界選手権の見出しに仰天。え、本当かと疑った。彼は東京マラソンで2時間8分37秒の日本人最高を出した埼玉県職員で春日部高校定時制の職員川内選手(23歳)。無名だが実績はある。過去4回出場し昨年は4位、箱根駅伝も出場済み。実業団からの誘いを断り、マイ主張、マイペースを貫き立派。

 4大陸フィギュアースケートで安藤選手が優勝、浅田選手が2位。男子は高橋と羽生選手が1、2位となり日本勢の大活躍。

 横浜国際マラソンは尾崎選手が優勝、2位に中里選手が入った。

   

5.花村萬月氏の作品の書評

   作者略歴:1955年生まれ。小学4年くらいで文筆業の父親が亡くなり、少しぐれて、中学を出て、様々な職業を遣った由。その間、酒、博打、音楽、バイクの放浪旅をしたり、絵を描いたりしていた。1989年に、デビュー作の『ゴッド、ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞、98年には『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞。

   A.『萬月療法』(双葉社、1999年)

   1)これはエッセイで、体験とそれに関連した物事を考察している。

 2)一読して、関連事物や事象を専門家に聞いたり、本で調べたりして細かに、おもしろく書いている。

 3)『母の死』の項目では、わが母と同じような死に際で驚くと共に、彼に親近感が湧きました。

   母上が腹痛を訴えられ、約4ヵ月後に末期の膵臓癌で、余命半年から1年とのこと。告知せず、腫瘍で圧迫された胃や小腸を一部切除して、胆汁を体外への手術。死期を悟ったのか土地や保険の処理を妹さんに依頼したとのこと。その後、妹さんの家で逝去。

内の母は、妹が母は12月から食欲が少し細くなり風呂場で母の背中が黄色いと言ったので黄疸だろうからと翌2月に医者に連れて行かせたら、末期の膵臓癌で仰天。腫瘍が胆管を塞ぎ、胆汁が血管に浸入とのこと。手術で胆汁を体外に導入しても患者は少し苦患で1、2ヶ月位しか延命出来ないと。現時点で痛みがないから、このまま告知せずにし、手術せずに、残り1ヶ月前に退院し、自宅で療養して桜、梅を観て子供の日に85歳で亡くなった。

 4)『下北半島野宿旅顛末』の項目では、冬旅のしんどさが伝わってくる。そこにユーモアも。

自分も修士時代に山男の友と大雪山系を北大での薬学会発表後に夏休みの10日間縦走したので、その時のことが鮮明に蘇りました。雨交じりのガスや、突然の雷雨、柔らかな熊の糞、愛らしい山リスのお出迎え、万年雪、雲海、草花など・・。

 5)その他、親愛なる犬、猫からの癒し、手書きとワープロ書きのうんちく、担当編集者のエピソードなど多岐に渡っている。

   B. 『長編ハード・サスペンス  笑う山崎』(祥伝社、平成8年)

   1)帯に当代一の異才が極限の愛と暴力を描き切った超衝撃作! とあり、どのような展開か楽しみで読み進めた。これでもかというリンチの凄まじさと野獣的な性が織り成す人間の裏面を露にしたと思った。

   2)主人公は暴力団組長の妻に養護施設から貰われ、京大に進学するが中退して、跡を継ぐ。体力はないが、知的な策略で地方区にのし上がる。連れ合いに貯金を持ち逃げされたフィリピン母娘と出会い、結婚。幕引きは主人公の壮絶な死と想像したが・・・

   3)短文がテンポ良く弾んでいて、次の展開が待ち遠しく感じられた。

   4)登場人物名に高木組長一家と青木組員とあり、アッと声を上げてしまった。自分の姓と幼馴染の親友の姓であったので。この二つの姓は余り小説などでは出てこない。母上の膵臓癌といい、この件といい、何か不思議な縁を思った。花村氏に頑張れよ、その内芽が出るからと励まされていると都合良く解釈した。

   

6.小説の執筆状況

  仮題『金門橋の恵風』は、詳細なプロットを書き終え、明日から本文の執筆開始です。

出だしと結びをあれやこれやと考え、時間を掛けてしまいました。何しろ400字詰め原稿用紙100枚の短編ですから1ヶ月位で脱稿すると思います。

   

7.『朝』の歌謡詞

     A.朝は必ず (七、十調  一. 朝が来るよう     地球の何処にでも   自分らしく       今日と言う一日を   精一杯         前向きに生きよう  例え何か        身に振りかかろうとも 朝は必ず        巡り来るのだから 二. 朝が来るよう     地球の何処にでもわたしは春       あなたは夏かしら   彼女は秋        彼は冬になっている       例え季節が       それぞれ違っても 朝は必ず        巡り来るのだから三. 朝が来るよう     地球の何処にでも  晴れもあるし      曇りの日も来るね雨がしとしと       雪が舞う時もある 例え天気が       くるくる変わろうとも 朝は必ず        巡り来るのだから B.朝霧に消えたあなた (五七調)  一. 今日もまた     探しに来ました  花咲く丘       せせらぎの音 緑萌える       森には小鳥  話しながら      登った山道   アーアーアー     あなたは何処にー   二. 朝霧に        消えたあなたを    今日もまた      探しに来ました 可憐に咲く      イワカガミひとつ 雲の海が       眼下に広がる 歌いながら      登った山道    アーアーアー     あなたは何処にー  三. 朝霧に        消えたあなたを   今日もまた      探しに来ました      雲の海が       眼下に広がる  歌いながら      登った山道 アーアーアー     あなたは何処にー