自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と10作目の詩

2008-01-15 16:31:54 | 小説

 今日は。

 今週の日本列島は北極からの寒気団が南下し、厳冬が続くとの事。先週が暖かかったせいで、平年並みなのに一段と寒く感じますね。元気にお過ごしの事と思います。

 平成二十年も早や、2週間が過ぎました。お正月気分も抜け、日常に戻った事でしょう。

 スポーツでは、昨日稀勢の里が朝青龍を破りましたね。一日も早い日本人横綱の誕生を願っています。琴光喜関にも奮起して貰いたいです。国際化の時代で、柔道もしかりなので、仕方無いとの考えも有りますが、モンゴル勢に遣られっぱなしでは、国技が泣きます。

 今回は嬉しい話と悲しい話の二題です。

 嬉しい話題は、7日の毎日新聞の記事『ひと』で、芥川賞候補になった中国人作家、楊逸(ヤン イー)さんの紹介です。昨秋、文学界新人賞を『ワンちゃん』で受賞し同じ作品で候補作になったのです。日本に嫁いだ中国人女性が主人公で、中国へのお見合いツアーや日本での暮らしに悩む中国人女性が描かれているそうです。偶然にも、私の『ホンニナル出版』に紹介掲載された1作目の『北京の月季(イエチエ)(ばら)』も日本人と結婚した中国人が文学賞に投稿している夫に手解きを受け、夫より先に新人賞を獲得する物語です。明日16日に芥川賞が発表されます。受賞すれば、中国人作家としては初めてで、日中の文学史に残る快挙ですね。応援しています。私も更に精進せねばと意を新たにしました。

 悲しい話題は、同じ7日夕刊の自費出版大手の『新風舎』の倒産記事です。詩人の松崎社長が1980年に設立し、96年に新風舎出版賞を創設し、この頃から年に2作位応募し、共同出版化の推薦(経費負担:著者7割、出版社3割位)を何度も受けました。私は同人誌『鶴』(鶴書院)に所属し、『炎に死す』が第1回鶴シニア自分史大賞の佳作となりました。3年後に中国赴任中に頸椎症で肩に激痛が走り、頸椎狭窄で神経を圧迫しているのが原因です。その時に死を意識し、遺言の積りで、自費出版はこれ一度きりと家族に約束し、佳作品を75万円で300部自費出版致しました。中国人や日本の友人、知人に謹呈しました。それ故、著者無料の新人賞や企画出版を狙っています。『新風舎』さんには12年のお付き合いで、種々批評をして頂きましたので、残念です。民事再生法の適用を申請したとの事、再建を願っています。経営破綻の原因が自費出版ブームの下り坂や長引く出版不況と重なり、著者6人に損害賠償を提訴され、マスコミに報道されて、売り上げが減ったそうです。損害賠償の理由は100万円近く掛けて、全国展開の販売をするからと自費出版したのに、居住県だけとか数件の書店とかの販売で裏切られたとの報道です。

 私の場合、自費出版作品を9年前に日本人150名に謹呈し、7作品が『ホンニナル出版』サイトに紹介された事を昨年メールで約100名に、また葉書で約200名に宣伝しました。現在30部購読されています。その内、新薬開発者として研究、開発の裏話を記載した『生かされて華開く―世界的新薬開発の裏窓―』が興味を持たれ、半数です。パソコンや携帯が普及し、プロの作家でも書店の本は中々売れないのが現状です。

 貴方が自費出版なさりたいのなら、『ホンニナル出版』サイトにしたら良いでしょう。一部から製本して頂けますので。

 記念に一冊ご購入頂き、後は『電子書籍』での閲覧をして頂こうと考えています。『ホンニナル出版』サイトの掲載は1年以内ですので、今年6月から順次、販売画面から紹介記事が削除されますので、どこかの『電子書籍』サイトを利用します。そうすれば、200円から400円位で小説内容の閲覧が可能になります。

 さて、小説の執筆状況ですが、仮題『赤い笹舟―女の心理戦争―』は3分の2を入力しました。

 それでは、恒例の10作目の詩を詠います。

十.群馬県伊香保温泉(一人旅)

                 昭和三十九年六月

 (一) 演歌のリズム       流れ来る

     動く身体の         悩ましさ

     お客さんの         拍手浴び

     今日も頑張る        この私

 (二) 雨がしとしと         降っている

     雨音聞こえる        この舞台

     まばらなお客に       笑顔みせ

     今宵も頑張る        踊り子一人

 (三) 今日は伊香保か      明日は熱海

     旅から旅への        渡り鳥

     赤子も何時しか       大人になって

     去って行く行く        一人道

    


高木徳一の小説執筆状況と9作目の詩

2008-01-01 16:15:50 | 小説

 明けましてお目出度う御座います。

 平成二十年と言う区切りの年を迎え、新たなる夢を持たれた事でしょう。

東京は快晴に恵まれ、初日の出に今年こその文学賞受賞を祈念致しましたが・・。

日本海側は大雪で、厳しい年明けとなりましたが、日々お元気にお過ごし下さい。

明日、徒歩で十分程の葛飾区の柴又帝釈天に初参り致します。ここは一世を風靡した映画『風天の寅さん』で有名になりましたね。正式名は日蓮宗の題経寺で、仏法を護るインド神話の神の帝釈天の板が流れ着き、それを祀った事から帝釈天と言われているそうです。また、毘沙門天も祀られています。門前に在る草餅、草団子の高木屋老舗は映画の『とらや』のモデルと言われ、映画関係者に二階を開放しました。かつて、ロケ中の和尚の笠智衆さんと庭番の我次郎さんを見ました。高木屋は親戚筋に当たり、是非お寄り下さい。裏手の江戸川の河川敷では青春時代に野球を愉しみました。大正ロマン漂う『山本亭』、細川たかしのレコード大賞受賞曲の『矢切の渡し』もありますし、対岸には『野菊の墓』や『里見城址』などの名所が見られます。是非一度遊びにいらして下さい。

 年末にはパキスタンの元首相のブット女史が暗殺され、つくづく日本に生まれた幸せを噛み締めています。

 愉しい話題人としては、ワールドチャンピオンになったレッドソックスの岡島投手です。巨人に在籍の時はあのフォームで制球がままならず、自分から崩れてしまい、ファンとしてはハラハラドキドキの連続でした。それが、その独自なフォームを変えずに、大リーガーで大成功しました。拍手喝采です。しかし、今年は敵も研究してくるので、一層の精進を期待しております。

 さて、小説の執筆状況ですが年末は中掃除や買い物に明け暮れ、捗りませんでした。仮題『女の心戦争』は三分の一を入力した所です。日中戦争前後の女性の視点での葛藤を描いております。きっちりと構成をした為か、完成した様な気持ちになり、中々集中出来ません。精確な構成も良し悪しですね。

 それでは、9作目の『旅愁散文詩』をお眼に掛けましょう。

 九.栃木県日光(家康と一詩人)

            昭和四十八年九月

  (一) 豪華絢爛               壮大無比

      東照宮に祭られし          家康公

      後世まで永遠に           語り継がれし

      一介の詩人は            何をか思わん

  (ニ) 煌く水面                流れ速し

      竜頭の滝               生命あるが如し

      名も知らぬ              小さき花咲く

      戦場ヶ原                誰の生まれ変わりか

  (三) 中禅寺湖を後にして         

      湯元に泊まれし我が仲間      男女十人

      男体山を眺めし

      仕切り隣り               女体の乱舞

      湯を手ですくいて           隣りに投げ込みあい

      キャッ、キャッ、キャー

      童心に返りしは            サラリーマン二年生