今日は。
敬老の日の今朝の東京は全天雲が覆い、これから4日間は所により雨が降るそうです。山の貯水池に降雨がありますように祈ります。
担当医から自分の患者に立て続けに薬剤耐性菌保菌者が出て危険なので、弟さんは体温も安定しているのでその細菌感染を防ぐ意味で12日に緊急退院するよう強調された。直ぐに介護ベッドを用意し、退院した。退院5日目は37度前後から36.7度に落ちてやや安心です。食事は完食。後はリハビリで歩けるように。胃潰瘍出血なので絶食し、胃酸抑制剤のオメプラゾール点滴で治療中に、点滴や尿道のカテーテルから院内感染したと考えられます。5回の高熱と咳から急性気管支炎が疑われましたが、聴診器でのゼーゼー音はなく、胸のX線も異常なし。原因菌も特定されずに、広域抗生剤のペネム系を10時間おきに1ヶ月近く点滴。退院2週前の血液培養から抗生剤投与で見られる菌がいた由。家庭医への病状紹介状に、『敗血症』とあり、大変だったねと言われた。『敗血症』を検索すると、有毒菌が血管に侵入し、高熱、痙攣、心拍増加や免疫低下を引き起こし、血圧低下など命に関わる全身症状の悪化を招くとある。抗生物質と輸液の投与が必要との事。何とか最悪の事態からは免れ、ホッとしている。何せ、7年位前に同級生が転院後に院内感染で亡くなったと聞いていたので。
入院3週目頃から栄養点滴から流動食に変えて、黒色便が出た。消化管出血が疑われるが、内視鏡では胃潰瘍は治癒し、出血はないと。血液検査で血液の漏れは見られず、胆汁が多いと黒くなることがあると担当医。看護師に便潜血検査をしたらと提案した結果、尿用検査用紙で調べても血液反応はない由。今日(17日)、パソコンで便の色を検索した結果、胆汁は便を黄色や緑にすると、抗生剤は腸内細菌まで殺し、食物の分解を変え、黒色便になり、投与中止1から2週位で茶褐色の普通便になると記載されていて安心した。また、鉄分などの造血剤も黒色便に。
疑問点解決には、パソコン検索が非常に役立った。
1.政治・経済
間近に迫った民主の代表戦と自民の総裁選が見物です。総選挙後の総理は自民の石原氏か石破氏でしょうか。大阪維新の会からも目が離せませんね。
日本の尖閣諸島国有化で中国の反日デモがエスカレートして、日系の企業、商店などが破壊されています。中国過激派の行動は、外資の継続・導入に悪影響があり、経済が悪化する要因になります。領土問題は頭痛の種ですが、国際司法裁判所への提訴しか解決の糸口はないのでしょうか。時と場合に応じて、領土の分配という手はどうですか。
日経平均は9100円台に戻し、1ドルは78円台の円高は変わらず。大震災復興事業が少しずつだが進行し、現地の求人も増えてきたとのこと。
2. 社会
集合住宅での孤独死が増加しているとのこと。人間生まれる時は自覚はないけれども、死ぬ時は意識混濁や不明にならない限り、死を自覚するのでしょう。その時は誰かに看取られ、この世に生まれて良かったと感謝の言葉を述べたいものですね。隣近所の毎日の挨拶、自治会やボランティアの見回り、新聞やヤクルトの配達時の注意、電気、ガス、水道の検針時注意など多面的な思いやりが重要と考える。
人口の4人に1人が65歳以上の高齢化社会になってしまった。再就職、バイト、ボランティア、地域社会参加などで元気な高齢者には活躍の場を広げましょう。政治家よ、出生率を増加させるような施策と予算をしっかり組んで、実を上げて欲しい。
3.医療
米ワシントン大チームは妊娠18週の母親の血液と胎児の父親の唾液からDNAを採取して分析した結果、98%を超える精度で両親から胎児に受け継がれた遺伝子変異を予測出来たと報告した(朝日、9月4日)。更に、妊娠中の母親の血漿中に僅かに存在する胎児のDNAの一部を解析し、新たに起こった遺伝子変異も予測可能になった。生まれてから検査して見付かった44箇所の変異の内、39箇所が胎児の内に予測出来たのだ。ダウン症については、米国では既に母親の血液からの遺伝子検査が実用化している。日本は臨床試験の開始。
昨夜(16日)、NHKテレビの『出生前診断』の特集を観て、考えさせられました。統計的には、染色体異常が見付かった胎児の8割は堕胎されたそうです。堕胎が許されるのは、①母親の健康 ②経済的理由だそうですが、これらが拡大解釈されて容易に堕胎が行われているのが実態だそうです。
1)胎児になって考えれば:出生後の己の肉体的、精神的、経済的苦痛に耐えうるだろうか。異常が判っていたなら、家族に多大の迷惑が掛かるので、産んでくれなければと思う。医学は日進月歩なので、病気が改善される可能性は少しはあるが。
2)両親になって考えれば:堕胎すれば授かった命を殺すことになり、罪悪感が付きまとう。生まれなければ良かったと言われないか。生まれた子の辛さを軽減させられるのか。介護や経済的負担に耐えられるか。医学は日進月歩なので、病気が改善される可能性は少しはあるが。自分らが死んだ後、他の子供の大きな負担になるだろう。
3)他の子供になって考えれば:異常と判っていて、何故産む必要があったのかと追求したくなる。 周囲からいじめられ、仲間関係や就職や結婚にも不利となる。医学は日進月歩なので、病気が改善される可能性は少しはあるが。
堕胎するかどうかの最終判断は、医師や周囲の意見・体験を聴いて、胎児の当事者の夫婦が話し合って決定することである。
弟は赤ん坊の時に高熱を発し、新薬のストマイを投与され、後天的に薬物の副作用で聴覚障害になったものと思われます。母は障害者にしてしまい家族に申し訳ないと言いましたし、障害者の兄として弟の障害は仲間に隠していたし、結婚も消極的になりました。この体験から、私は重篤な障害が出ると判っているなら、胎児、両親、他の子供のことを総合的に考えて堕胎し、次の妊娠を待つべきだと思います。医学や科学の進歩を前向きに活用しても悪くはありません。
防衛医大の木下学准教授らはウサギを出血させ、止血作用の蛋白を付けたナノ粒子を静脈内投与すると、出血部位に血小板を効率的に<集めて止血し、24時間で10例全てが生き残ったが、無処置群は10例中9匹が死んだと報告した(朝日、9月4日)。血液製剤と異なり感染症の心配もなく、血液型もなく、大量生産が可能で、この溶液は6ヶ月間の保存が可能とのことで、災害時の輸血不足に光明となる。
産業技術総合研究所はマウスに腸の粘膜を作る肝細胞を死滅させる程の強い放射線(6千ミリシーベルト)を当て、2時間後に蛋白質の一種の「FGFC」を腹部注射すると、無処置群に比較し20日後の生存率が3倍に高まったと報告した(朝日、9月4日)。予防効果もあり。作用機序は今後の課題。原発作業員や原発事故時の応用が期待される。
4.スポーツ
プロ野球では、巨人はマジック5となり、余裕の投手起用。長野、坂本、阿部の3選手が3割バッターで打撃陣を牽引している。ペナント優勝後のCSシリーズと日本シリーズを視野に、ベテラン選手を適宜休ませながら選手と投手の起用をして欲しい。阿部選手は現在打率と打点でトップであり、本塁打は2位なので、巨人軍では中島治康選手、王貞治選手に続く3人目の三冠王を取得して欲しい。
競泳では、岐阜国体で18歳の高校生山口観弘選手がロンドン五輪金メダリストが出した世界記録を更新し、世間をアッと言わせた。北島選手の日本記録を大幅に短縮するもの。
大相撲では、日馬富士の横綱挑戦が焦点だが、稀勢の里も8連勝で今後も頑張って欲しい。3大関が怪我で休場は寂しいが、一転チャンスかも!
5.小説執筆の状況
現在は、『小諸・藤村文学賞』に題名『残り火はSP』のエッセイを書き上げ、投稿予定です。内容は、聴覚障害の弟を持った兄の喜怒哀楽です。
『香り大賞』には、上記の要旨となるような題名『イワカガミ』を完成させ、2作目はフィリピン人准看護師の奮闘記を執筆予定です。投稿後、2作目を小説にした作品を執筆する予定です。弟が1カ月間入院していた時の見聞を下敷きにして構想を練ります。
6.『腹・臍(へそ・ほぞ)』の歌謡詞
A. 二番夢
(七五調)
一. 腹を割った 友一人
雲海見下ろし 夢語る
大志抱いて 山下る
社会の道を 一歩ずつ
希望の光に 照らされて
二. 腹を割った 友一人
路地の居酒屋 愚痴が出る
夢は遠すぎ 悲観的
社会の道は 険しくて
希望の光は 暗くなる
三. 腹を割った 友一人
第二の夢で 良いんだと
肩を叩かれ 励まされ
人生程々 気が楽に
希望の光が 輝いた
B. うわっつら
(七五調)
一. ほぞを固めた あの時は
大学二年の 文化祭
準ミス舞台 同級生
デートの誘い ドキドキと
ドライブざんまい 西東
二. ほぞを噛んだ あの時は
結婚二年目 出張時
浪費ざんまい 遊び癖
料理の味は 今いちで
毎夜毎夜の 口喧嘩
三. ほぞを固めた あの時は
残業帰りの 居酒屋で
誘った後輩 気配りが
離婚成立 晴々と
バツ一再婚 子宝に