今日は。
今日で花が咲き始めて1週間目のゴーヤ君、花は合計40個位あったのに実を付けたのはたったの三つ。長雨が響いているらしい。山梨の葡萄にも病気が発生し、商品にならない由。九州、中国地方では梅雨の終わりの異常気象で、豪雨に見舞われているとのこと。人命第一、避難を早く。
朝の散歩で、マンションの庭に黄色い帽子の花が咲き誇っていました。小学生が無事に成長して欲しいですね。未来の人材ですから。
1.ウインドウズXPのSP(サービスパック)2のサポート終了
2週間位前に表題の見出しがネットのMNSのニュースに出ていた。10日の朝日新聞のb11頁に丁寧な解説が掲載されました。MS(マイクロソフト)の製品サポート期限には、製品発売から最短5年間の『メインストリーム』と5年間の延長があるそうです。手厚いサービス(①セキュリティーの修正、②これ以外の修正、③無償サポート、④有償サポート)があるのは前者で、延長期間は③がなくなり、②は契約が必要です。XPのサポート終了は2014年4月8日だそうですが、その日まできちんとサポートを受けるには指定されたSPの導入が必要なのです。今回SP2を終了するから新たにSP3をダウンロードし、インストールするようにとのことです。これには、『MSの製品サポート』で検索すれば、注意点やインストール方法が出ています。重要なファイルはFDやDVDにバックアップをしておきましょう! 前にハードが固まり、重要ファイルを失くした苦い経験があるので、それ以来小説原稿や住所録などはFDにコピーしております。現在執筆中の小説を投稿次第、SP3をインストールする予定です。
2.政治・経済
先の参議院選挙では、民主党が改選前より10議席(約20%)減らし、大敗北と報じられている。その分、みんなの党と自民党が善戦。菅総理が消費税を自民党提唱の10%を参考にと発言し、唐突感を国民に与え、敗因の一つかもと。民主党は向こう3年間は消費税を上げないと言って政権交代した筈。菅総理はその時の副総理であり、それを守るべきである。もしも事情が変わったと判断するならば、その根拠と税率と時期をきちんと国民に提示すべきであった。ねじれ国会の運営は大変だろうが、内閣と党が一体となって最善の国会運営を考え、立案し、実行して貰いたい。問題が山積しており、重要課題から遅滞無く解決して下さい。この際、野党も協力出来るところは率先して問題処理に当たって欲しい。それが党勢拡大につながるのですから。
大手企業の業績は回復傾向であるが、中小はまだの感である。無駄の洗い出しと経済対策の実施を早急にして貰いたい。
3.医療、改正臓器移植法
改正臓器移植法が17日から実施され、15歳未満の人の臓器移植が出来るそうですが、何故こんなにも遅くなったのか、残念ですね。海外での移植に億単位のお金が必要と聞き、胸が痛みます。この法案の関係者の中に、身内や親戚に臓器移植が必要なお子様がいらっしゃらなかったと思います。いれば、限られた命を救うために、周囲を熱心に説得したでしょうから。自分や周囲に渦中の人がいなければ、人間は中々当事者の気持ちにはなれないものです。このようなことから、一例として国会議員も高学歴、富裕層や世襲ばかりでなく、癌などの病気の体験者や文化・芸術、スポーツに秀でた人がなり、周囲を説得し、政策を立案、実施して欲しいですね。
4.スポーツ
ここにきて元大関千代大海の現親方が野球賭博に関与していたと週刊誌に書かれ、当人は強く否定している由。さて、真実は・・。
巨人は14日、15日と対阪神戦が雨で流れました。阪神に1.5差をつけ、トップですね。松本外野手が復帰後活躍し、応援している長野外野手も復調して打率0.282で13本塁打になり、新人王に向けまっしぐら。ラミレス選手に本塁打は多いが、適時打が極端に少ないのが心配です。坂本ショート、阿部捕手、小笠原三塁手が現在は牽引役ですが、日替わりヒーローが出て欲しいですね。最下位で負け越しが30位あったヤクルトが外人選手を入れ、青木選手の復調も重なり、4位に浮上して確か10位の負け越しに上昇しています。
5.宝くじ6回当選し、十数億円入手
確か昨日(14日)の朝日新聞の記事ですが、英国の元大学教授が宝くじに6回当選し、賞金十数億円を入手し、同一人物が6回も当たる確率は、18のうしろにゼロが十数個付いていました。当人は、教会などに寄付して、片田舎で質素に暮らしているそうです。これを読んで思い出したのは、数年前の新聞記事で退職した都内のサラリーマンが毎日図書館で過ごし、株に関する本を読んで、投資し、確か3年間で3億円を稼いだのです。この全額をその図書館に寄付して、周囲をアッと言わせました。図書館は毎日愉しい場を提供してくれたので、恩返しだと言うのです。知識人でなく知恵者の行いは見上げたものですね。
6.『1Q84』の韓国での翻訳権料が1億数千万円
人気作家、ベストセラー作家の村上春樹氏の作品『1Q84』が、韓国での翻訳権料が確か1億数千万円と報じられていて、驚きました。純文学の分野で一人がちですね。ノーベル文学賞に一番近い人なのでしょう。『1Q84』は昨年5月に日本で発売され、上下2巻で2ヶ月間223万部、80億円の売り上げで、現在までで244万部だそうです。韓国では昨年8月に発売され、大ヒット。今年4月に第3巻が日本で発売され、これも爆発的な売れ行きだそうです。
初期の作品である『ノルウエーの森』(1987年初版発売)は映画化が決定し、現在までに1000万部を突破した由。既に36言語に翻訳され、世界中で読まれています。この作品は上野の古本屋で10年前位に買い、読みました。内容はうろ覚えですが、引き込まれて読んだ記憶が残っています。情景や心理の描写が巧みであったと思います。
7.芥川・直木賞の発表
昨夜(15日)、第143回芥川賞・直木賞の発表があり、ネットでいち早く情報を入手しました。
芥川賞は、赤染昌子氏(35歳)の『乙女の密告』(新潮6月号)が受賞し、作者は、「シリアスな『アンネの日記』と乙女のユーモラスな世界を対比させて、日本でのロマンチックなアンネ像を疑おうと思った」と話しているそうです。
直木賞は、中島京子氏(46歳)の『小さなおうち』(文芸春秋)に決まり、内容は戦時中をおもちゃ会社の重役宅で『女中』として過ごしたタキを主人公にすえ、『奥様』の恋愛事件と共に、戦時下の暮らしが語られ、タキが語る当時の様子と後の世代の認識とのズレが浮き彫りになっているそうです。
ご両人とも始めての候補作で受賞の栄冠に輝いたそうで、心よりお祝い申し上げます。
受賞作を読みましたら、書評をブログに書き込みます。
なお、非漢字文化圏出身者の第1号芥川賞受賞を期待されたイラン人美人のシリン・ネザマフィさんの『拍動』(文学界6月号)は残念でした。前回の『白い紙』に続く候補でしたのに。『白い紙』はイラン戦時下の窮屈な庶民の暮らしと青年の希望喪失が臨場感たっぷりに描かれていました。
漢字文化圏の外国人第1号は08年に『滲む朝』で受賞した中国人の楊逸(ヤン・イー)さんです。天安門事件で国外に散った学生達の生き様と苦労が描写されていました。私はこの前の候補作『ワンちゃん』に惹かれました。離婚した中国人が日本人に嫁ぎ、結婚仲介業を始め、老いた義母が亡くなるまでの交流ですが、会話が生き生きしており、心理描写も巧みでした。現在、朝日新聞に『獅子頭』を連載中で、雑技団から怪我で脱落した主人公が料理人として成長する物語です。適切な言い回しであり、語彙も豊富で、大変な努力をしたことが窺われます。負けてはいられません。
8.『カメレオンで何が悪い!』の作品紹介
360枚300枚に減らし、あらすじを6枚にまとめました。作品を紹介します。
華厳の滝で自殺した第一号の旧制一高生藤村操が真の自殺原因を霊界仲間に打ち明ける。観瀑台には化粧品会社に就職した清水恵美の同期の一行がいる。若くして死ぬのは親に申す訳ないし、また秀才の悩みは凡人には分からないと恵美は言う。恵美は魚屋の娘で子供の頃『くさ子』といじめられるが姉がかばってくれた。バレーボールの県大会では控え選手であったが、ひょんな機会から出場し優勝に導く決勝点を上げ、関東大会でも活躍して3位入賞。男子は関東大会で準優勝し、受付からモデルに代わった恵美は御代川からデートに誘われ、交際する。翌年、全日本選手権で準優勝した後、彼からプロポーズを受けた。両親は家柄の違いで大反対。妊娠が分かった後、全日本選抜候補の連絡があり、悩み抜く。仲介役の叔父が両親に妊娠を口走ったが、姉が機転を利かせ、丸く納めた。御代川と結婚し、3人の子宝に恵まれたが、夫がバレーの練習中に事故死と夫の親友で憧れの星主将に告げられた。婚家から離縁。熱海での同期会で、恵美が星取締役営業部長と不倫をしている噂ありと親友の朝子に言われ、裸で大喧嘩。星先輩に迷惑を掛けたくないと、退職して、免許取得後不動産屋で修行し、独立。息子が手伝ってくれるので、開業した横浜ランドマークタワーに化粧品店を開く。星常務営業本部長らが視察に訪れ、閉店後開店祝と従業員の誕生会に招待する。散会後、星本部長一人で恵美の90階のマンションを訪れ、心の棘を話したいと、離婚は後一月位でまとまると言われ、夫に関することだと。心の棘とは何か・・。恵美の方でも喉の支えがあり、告白すると・・。
9.『病気ソング』の6作目
盲腸炎ソング
(高校2年生で発症、五七調)
一. 文化祭 迎えた朝に
右腹が チクチク痛む
慢性の 盲腸炎
今オペだ どうせ切るなら
目覚めたら 白いベッド
二. 浴衣姫 寝入るベッドの
黒髪が シーツに映える
きみは誰か 僕は知りたい
黒い瞳 輝く笑顔
男子高の 血が血が騒ぐ
三. 友の笑い 腹がひきつる
真夜中に 溢れる鼻血
恥ずかしく 布団を被る
翌日に さよならした
女高生 隣町の女(ひと)