St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

「万葉集」について、引用

2013-06-17 11:46:05 | Weblog
文献、
(1)「萬葉秀歌(上・下)」(斎藤茂吉氏;岩波)
(2)「万葉集研究(上・下)」(斎藤茂吉氏;岩波)
(3)“The Manyoshu”
(The Nippon Gakujutsu
Shinkokai;
Columbia Univ.Press)
(4)「万葉秀歌(1)~(5)」(久松潜一氏;講談社)
(5)「万葉集の鑑賞及び其の批評」(島木赤彦氏;講談社)
(6)「万葉集鑑賞事典」(神野志隆光氏編;講談社)
(7)「日本歌語事典」(佐々木幸綱氏他;大修館)などから引用する。以
後、この番号を使う。
全部いい本なので買って読んで頂けることを期待して。




あしひきの山の雫に妹待つと
      われ立ち塗れ沾れぬ山の雫に
           (大津皇子;巻二・一〇七)
吾を待つと君が濡れけむあしひきの
      山の雫にならましものを
            (石川郎女;巻二・一〇八)
(1)(6)

Waiting for you,
In the dripping dew 
of the hill
I stood,-weary and wet
With the dripping dew
of the hill
           -By the Prince

Would I had been,beloved,
The dripping dew of
the hill,
That wetted you
While for me you waited.
           -By the Lady

Ashihiki no yama no
shizuku ni matsuto 
ware tachinurenu yama 
no shizuku ni

A wo matsuto kimi ga
nureken ashihiki no
yama no shizuku ni
naramashimonowo
(3)

「御歌は、繰返しがあるために、内容が単純になった。
けれどもそのために親しみの情が却って深くなった
ように思へるし、それに第一その歌調がまことに
快いものである。」(1)

「この二首は軽い応酬で、皇子の歌は、山のしずくに
濡れるまで待ったのだといい、郎女の歌は、そのしずく
になりたい、と切り返す」(6)

「山の雫は実に要を得た詞である。恐らく皇子の造語
であろう。その「山の雫」を二箇所に繰り返している
ところ、万葉初期の幼さに通じていて、全体がよく
生きている。一読身辺に露の雫を聞く心地がする。」
(5)

「「山の雫」といふ語感がよく、一首の意が順直に透る
所があって、甘美な情緒は心を惹くものがある。」(2)


「雫」関連の歌。

「匂ふ香の君おもほゆる花なれば
折れる雫にけさぞぬれぬる」
(古今和歌)

「春雨のふるとも見えず谷かげは
岸のしづくの音ばかりして」
(春葉集:荷田春満)

「枯芝原よべ降りし雪のとけしかば
辛夷の花は雫してあり」
(氷魚:島木赤彦氏)
(7)




文芸。
「合本俳句歳時記」(角川)
「現代詩手帖6月号」
「万葉集」「新古今和歌集」「古今和歌集」
「かばん3月号」「角川短歌4・5月号」
「俳句の世界」(小西甚一氏)
「デザインとコピーの創造性」(金井直氏)

その他。
「日本応用数理学会報‘12・9月号」
「英語教育3月号」「数理科学3月号」
「和菓子さろん」(野上千之氏)
「経済学・ファイナンス理論」(縄田和満氏)
「モジュライ理論2」(向井茂氏)
「リードα生物基礎」
「標準セミナー化学基礎」
「クリアー数学演習ⅠAⅡB」





京都に行きたかったが、名古屋止まり。
昨日、名古屋に行く。短歌会。
暑かった。
暑かったので、只管、喫っ茶をして終日過ごす。
喫茶をして本を読み、歌を聴く。
写真を撮る。
「日本の調べ」、
英語の聖書朗読、聴きながら。
goo,アメブロ併載。
「酒井香ちゃんのブログ」も宜しく。


白梅に明くる夜ばかりとなりにけり

「白梅のほのかに薫って、曉けようとする浄らかさ
の世界。蕪村の現身の命が消えようとしてまだ消え
ないうち、かれの魂はすでに白梅浄土に往き生まれ
たのである。」
・・・「俳句の世界」に甚く感動する。




年間第11月曜日 今日の福音
マタイによる 第5章
「「悪人に手向かってはならない。
だれかが右の頬を打つなら、左の頬
をも向けなさい。・・・
求める者には与えなさい。
あなたから借りようとする者に、
背を向けてはならない。」」
(主よ、難しいことです。・・・
だが、主が私たちにしてくださったのは、
これなのだ。)

+主のお恵みが皆様に。
+主に賛美と感謝。

2013年6月17日
                乗倉寿明記す