ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

夢十夜

2016-01-22 21:59:33 | どくしょ
今年は夏目漱石没後100周年だそうだ。
先日テレビで夏目漱石の特集やってて、そういや昔の文豪たちの本ってちゃんと読んだことないなーと言ったら、読め!まずは夢十夜からだな。あれはひとつの話が6分で読み終わるから。と横で言われたので青空文庫にて読んでみる。

10の夢の話。
ひとつひとつ短いお話。
なんたって文章が美しい。
そして当たり前だけど全くムダがない。
その情景や状況、その時の気持ちが読んでてきゅうって苦しくなるぐらいに伝わる。
解釈はきっと読む人によっていろいろ。
いちばん最初だったからなのか。
第一夜が印象的。
終盤はたまらないです。

真白な百合が鼻の先で骨に徹(こた)えるほど匂った。

…ドキドキ。愛だ。愛だな。

おととい図書館行って前々から読みたいと思ってた本借りてきたのに、第一夜ばかり一日に何度も読み返してる始末。
あまりにも美しくてしばらく他の本読めない(笑)。

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