ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

散髪

2019-12-03 15:29:06 | にっき
中谷美紀はとても美しいがわたしが真似たとしても中身が備わってないので単にキツイ人にしかならず、あな番の時の原田知世のようにぱっつり切ってもあの年齢であんな可愛さはちっとも滲み出てくるわけでもなく。

いつも世話になっている美容室が休みだったのだが今日を逃すと本当に切りに行くタイミングが見つけられなかったので新規で飛び込んだみた美容室。わたしの半分ぐらいしか生きてないんだろうなという若い女の子が担当してくれたのだが、ボブにしたいというわたしの話もそこそこにいきなり切り始めた。おい、店のホームページにはお客さまのイメージをしっかりと聞きそれを実現しますみたいなこと書いてあったぞ?新規の客にヘアカタログも持って来ず、わたしのイメージと彼女の完成させる形が全く擦り合ってない状態で切り始めるとは…!!
もう不安しかなかった。数ヶ月に一度の美容室での時間をわたしはいつも楽しみにしており今回は小ざっぱりとしようと前回(9月)切っている時から「12月以降はタートルネックを美しく着こなすボブ」を企てていた。
…なんでこんな知らない店でもう結ぶにも結べない短さにわたしは切っているんだ…と泣きたい気持ちを抑え、ときに深くため息をつきながら悲しくなった。というのも彼女のテクニックは大して上手ではない(ように思えた)。わたしの髪の毛は昔から難ありで成人してからはほぼ矯正に頼っているのでカットが命なのだ。まずハサミの切れ味が悪く切る音が非常に良くなかった。ドライカットだったからなのかもしれないが毛量の多いわたしの髪を切る音はそこそこ太い綱を切っているような音がした。何度も言うが彼女の出来上がりイメージがわからないので堪らず途中で、すみませんちょっと何か雑誌持ってきて頂けませんか?と頼む。パラパラとめくり、こんな風な仕上がりに出来ますかと伝える。数年前していたシャキッとした前下がりボブではなく丸みがかったボブにしたかった。あ、こんな感じですねわかりましたやってみます。…やってみます…?ますます募る不安。朝イチ(9時から)だしカットだけだから1時間半ぐらいで終わるだろうと思っていたのだが、その雑誌を食い入るように読み何度もわたしの髪の毛を掬っては左右の長さを確認しを繰り返しており時間はすでに11時。美容師って大変な仕事だよね…人さまの顔の一部を作り上げる訳だからさ…わたしじゃ務まらない仕事だよ…きっとスタイリストになってまだ経験も浅いんだろうね…わたしの頭を捧げるよ、まだまだこれからだよ、がんばれ…。仏の気持ちになるよう心掛ける。
決して悪い子ではなく一生懸命にやってくれた。ただ動作が雑なのは否めない。たぶん面倒な客に当たっちゃったなーって思ってるだろうから余裕がなく大層忙しい感じだった。申し訳ない。だがわたしだって怖かったんだよ。

出来上がった頭はクワバタオハラのくわばたのようだった。なんかよくわからない。
せっかくの平日休み、思いっきり充実させるつもりだったのになんだこの疲労感。
ちなみに新規のお客様半額という店だったので今日は2200円でくわばたにしてもらった。半額にしなくていいのでちょっと人変えたいって喉まで出かけたが頑張ってる彼女に申し訳ないと堪えた。彼女も本当最後までよく頑張ったよ。面倒な客相手に疲れただろうな。

お昼は美味しいコーヒーでも飲みながらカフェにて読書と思っていたがとにかく疲れた。
パンを買って帰り自分でコーヒーを淹れる。

冬の日中、我が家はこんなにも陽が入るんだね。
最近週末もバタバタしてて家にいることあまりないから知らなかったよ。
美味しい、美味しいよポンパドウルのパン…

外見よりも中身を充実させないとならない年齢になったのだなと痛感する休日。