何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

闘い

2022年01月20日 06時28分39秒 | Weblog
世の中総て、やってみなきゃ分かんない。
やってみなきゃ分からないのに、駄目だという。
大半の大人は、前例が無いとそこから前に進もうとしない。

困難はあきらめる為にあるんじゃなくて、乗り越える為にあるんだ。



  闘い

年老いて 牙をむいても
こぼれ落ちてゆくだけ
日に焼けて 枯れ果てて
しわだらけになってしぼんでも
 勝ち負けは 分からない
 終わるまで 分からない
 諦めないさ 最後まで

年老いて 爪を研いでも
剥がれ落ちてゆくだけ
経験だけが 僕の力
しわだらけになってしぼんでも
 勝ち負けは 分からない
 終わるまで 分からない
 諦めないさ 最後まで

許して

2022年01月20日 06時28分39秒 | Weblog
情けないほど、何も分からなかった。
なのにレコードになった頃の詩は、40年ほど前の詩なのに訴えてくるものがある。
若さの研ぎ澄まされた、感性って奴か。

治療法も見つかっていない難病に掛かっているというのに、今だ生き続けているのは。
まだ、やらなきゃいけない事が沢山残っているからだろう。
69歳の今、感性は鈍っていても、書ける詩を書かなきゃ。



  許して

気付かないで
気付けないで
いつもごめんね
そしてありがとう

助けられて
助けられて
なのに気付けなくて
そしてありがとう

愛されて
愛されて
君にありがとう
いつもありがとう


昨日の詩を、いじってみた。


  バトンタッチ

正義を語れる
正直者でいられるか
噓をつかずに
正直でいられるか
 未来へ続く命のバトン
 手渡す事が出来るなら
 きっと明日が見えてくる
 貴方の明日が見えてくる

顔をさらして
正直者でいられるか
生きるためなら
嘘をついても
 未来へ続く命のバトン
 手渡す事が出来るなら
 きっと明日が見えてくる
 貴方の明日が見えてくる

バトンタッチ

2022年01月19日 00時50分08秒 | Weblog
何のために生まれてきて、今何のため生きてんだろう。
自分の事として考えると、さっぱり分からない。
でも地球と言う星の生命を支える存在としてなら、少し答えに近づくかもしれない。
僕たちは、地球と言う生命体から見たら、バクテリアのような存在だ、今人類を震撼させてるコロナウイルスと一緒だ。
生かすも殺すも僕らしだい。
命のバトンのような存在だ。
バクテリアだって生きるために必死なんだ。
細菌を皆殺しにしてるようだが、ほんとうにそれでいいのか?。


  バトンタッチ

正義を語れる
正直者でいられるか
噓をつかずに
正直でいられるか
 未来へ続く命のバトン
 手渡す事が出来るなら
 きっと明日が見えてくる
 君の明日が見えてくる

顔をさらして
正直者でいられるか
生きるために
嘘をついても
 未来へ続く命のバトン
 手渡す事が出来るなら
 きっと明日が見えてくる
 君の明日が見えてくる



  特別な日

昨日と同じように 一日が過ぎてゆく
何も変わらない そうさ 今日も特別な一日
変わり続けているのに 気付かないだけさ
昨日と同じように 一日が過ぎてゆく

何時もと同じように 一日が過ぎてゆく
何も変わらない そうさ 今日も特別な一日
似ているけれど 気付かないだけさ
昨日と同じように 一日が過ぎてゆく

逃げるな

2022年01月18日 05時18分16秒 | Weblog
責任を取らない社会は嫌いだ。
言い訳と噓を繰り返す大人社会は大嫌いだ。
と言いながら。
その社会に取り込まれている。
情けない奴だなー、僕は。

世界中の公園の空を飛んでるしゃぼん玉
自由と夢を表現しながら
水と石鹸とストローがあればしゃぼん玉は飛ばせる
その石鹸すら手に入れない人達がいる
埃まみれになって生きている貧しい人達のおかげで僕たちの暮らしが成り立っている
この世界は僕を筆頭に、矛盾だらけだ



  逃げるな

間違ってもいい 外れてもいい
立ち止るな 突き進め
思いのまま 我がままに
遣り通したら 尻を拭け

苦しい時は 弱音を吐いて
涙流して 突き進め
悪を倒して 正義を守る
そして最後に 尻を拭け
 逃げるな

不細工でいい カッコ悪くていい
尻の青い正義を 貫くだけさ
悪を倒して 正義を守る
そして最後は 責任だ
 逃げるな


昨日の詩をいじってみた。


  呼吸

命を吸って 命を吐いて
唄い続ける僕がいる
命一つ この世に一つ
唄い続ける唄がある

命を吸って 命を吐いて
時代をかけた僕が居る
命一つ この世に一つ
時代をかけた唄がある

命を吸って 命を吐いて
唄う為に僕はうまれ
命一つ この世に一つ
唄いながら消えてゆく

呼吸

2022年01月17日 07時32分36秒 | Weblog
竹内君、振込みカンパありがとう。
昨日、確認しました。

生きるとはなんぞやと、考えて唄ってきた。
分からない。
その為に必要なものとは、まずは空気だ。
息を吸うことだ、吐く事だ。
つい忘れがちだが、当たり前の事がとっても大切な事なのだ。
それが、汚されたり、壊されたりすると、僕等の命は瞬く間に消え去ってしまう。

昨日も誰もやってこなかった。
なんだか淋しいね。
でも詩を書き続けてる。
何時死んでしまうか分からないので、三週間ほど先まで書き進めて貯めている。
僕の好きな音楽はロックンロールだけど。
心を日本語で表現するのは、演歌のメロディーが最適だ。



  呼吸

命を吸って 命を吐いて
唄い続ける僕がいる
命一つ
唄い続ける唄がある

命を吸って 命を吐いて
時代をかけた僕が居る
命一つ
時代をかけた唄がある

命を吸って 命を吐いて
唄う為に僕はうまれ
命一つ
唄いながら消えてゆく

田舎

2022年01月16日 05時54分05秒 | Weblog
イワタ チヨウジ さん、振込みカンパありがとう。
昨日確認しました。

昨日、古田君から電話があった。
トイレに入っていたので取れなかった。
まあ、普段でも手が震えて電話は取れないのだが。
携帯電話には着信遍歴が残るので、後で、掛けなおした。
二十代の頃からの付き合いで、過去に赤穂労音を立ち上げ、いろいろあって今は障害者施設の運営を任されている。
僕の昔のCDを聞いていて電話したくなったらしい。
嬉しかった。

最近、幼い日の事が甦ってくる。
甦るといってもイメージだけだ。
映像も聞こえていた音も、記憶から消え去っている。
病気のせいかもしれない。
僕の作った世界かもしれない。
残っているのかもしれない、イメージが。

69歳という歳のなせる業か、過去は美しく書き換えられ、事実は消えてゆく。



  田舎

茶色くなった白黒写真 止まったまま映像は続く
柔らかな春の日が差し込む何時もの縁側
虫の声鳥の声遠くに聞こえる川の音
ずうっとずっと昔から さらさら流れているんだね
ロウソクの灯が揺れて

茶色くなった白黒写真 止まったまま映像は続く
陽が暮れて夕暮れて雨戸を閉めて陽が落ちて
鬼の声蛇の声遠くに聞こえる川の音
ずうっとずっと昔から 人が作ってきたんだね
ロウソクの灯が揺れて

革命

2022年01月15日 06時33分26秒 | Weblog
自分勝手に気ままに生きたように思われている気がする。
でも、気配りが足りないかもしれないけど、僕なりに気を配って生きているつもりだ。
周りのものと常に比較して、生きようとしている。
みんな違うんだから、比較のしようが無いとわかっていても。
自分のペースでいいんだと言い聞かせても比較してしまう。
今の自分は、周りと比べて劣ってようが優れてようが今しかないんだ。
さー、旅立とう。

反対するのもいいけど、何がやりたいんだ。
地位・名誉・財産を失ってもやりたいことが有るなら行動で見せてくれ。
どの政党・どの政治家もこの国をひいては世界中を良くしたいという思いはあるだろう。
政治家だけの問題じゃないけどね。




  革命

この世を変えたければ まず君が変わればいい
風は吹いたか 雨はやんだか
大地は濡れたか 旅立ちは今
 刻まれた歴史は 君の為に作られる
 たとえ朽ちても 思いは残る 永遠に

この世を変えたければ まず君が変わればいい
雲は切れたか 晴れ間は見えたか
夢は募ったか 旅立ちは今
 刻まれた歴史は 君の為に作られる
 たとえ朽ちても 思いは残る 永遠に

母・愛

2022年01月14日 05時39分56秒 | Weblog
唄を唄い続けられるように、唄の練習を続けている。
薬は無いので、とにかく声を出してる。
治療法の無い進行性の病気なので、日々筋肉が弱って行く。
延命と言うより、僕の場合延声だ。
いつも練習の最後に「しゃぼん玉」を唄う。
少ない言葉で、多くを表現している素晴らしい歌だ。
毎日下手になってゆく。
声が震えだした、コロナウイルス感染も急激に増えているようだ、ライブはできるのだろうか。

母親の事をあまり唄った事がない。
というより、母親の事を良く知らない。
父親と同じように尊敬してるのだが、存在がでかすぎて唄にならないのだ。

僕は大阪から三重県の松阪の山に住む爺婆に預けられて育った。
当時死の病結核になった父親が隔離されたのが貝塚市の国立寮要所、死を覚悟して入院していた父だったが、ラッキーな事に薬が見つかって治った。
僕は両親の元に戻され育った。
その間、母は死に行く亭主と、育てられない息子の事を思いながら、知らない土地で暮らしていたのだろう。
父親が戦争の話をまったくしなかったように、母もまた
過去のことを語らなかった。
次の唄は、もう亡くなったが、僕の中にある、母親ぞうだ。



  母・愛

悲しいね
悔しいね
嬉しいね
そしてありがとう

何も言わずに
黙ったまま
見つめ続けて
くれたんだね

たしなめたくなる
事もある
許せぬ事も
あったろう

悲しいね
悔しいね
嬉しいね
そしてありがとう

何も言わずに
黙ったまま
見つめ続けて
くれたんだね

追いかけて青春

2022年01月13日 08時20分34秒 | Weblog
僕だけかもしれないが、この歳になってライバルは青春時代の僕だ。
今の僕は病気のせいで、車の運転もできなくなったし、あんなに好きだった酒もタバコも止めてしまった。
元気な頃とは別人の僕になっている。
果たして、魅力ある年寄りになれるか。

魅力ある大人で居たい、魅力ある老人を見せたい。
病人が、何を言ってんだと言われそうだが、だからこそ闘いチャレンジするんだ。
少年少女が、あこがれるような。


  追いかけて青春

追いかけて
追いかけて
追いかけて青春
きわめても
きわめても
きわめても青春
届かず

年老いて
年老いて
年老いて青春
遠ざかる
遠ざかる
遠ざかる青春
果てなく

追いかけて
追いかけて
追いかけて青春
きわめても
きわめても
きわめても青春
届かず


  零れ落ちて

涙が 落ちてゆく
総てが壊れて
何処までも悲しくて
何時までも可笑しくて
総てが壊れて

壁を なぐってる
心が 壊れて
何処までも悲しくて
何時までも可笑しくて
心が 壊れて

静かに叫んで

2022年01月11日 06時13分30秒 | Weblog
普段の僕は何もしないボケーとした存在感の無い奴だ。
ステージで唄い出すと生き生き輝き始める。
僕にビートルズとロックンロールとエレキギターの出会いが無かったら、どんな、人生だったのかなー。
水を得た魚だ、唄うのが好きなんだよなー。
難病のせいで、喋るのは辛いが、唄はまだ唄える。
もちろん、たどたどしいが。


  静かに叫んで

涙流して叫んでた
涙流してわめいてた
大阪にいた頃も
東京に来た頃も

たばこをプカプカふかしてた
気取ってプカプカふかしてた
大阪にいた頃も
東京に来た頃も


性根をくさらせ悩んでた
何していいのか分からなかった
大阪にいた頃も
東京に来た頃も

涙流して叫んでた
涙流してわめいてた
今は今のやり方で
叫んでいればそれでいい