何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

423日目 藤木宅キャンピングカーライブ6

2005年05月23日 08時17分36秒 | Weblog
5月22日

 朝8時過ぎに起きて、「着火」の詩と曲を完成させるべく、頭をひねった。昨日もやって来た、藤木君の弟の研ちゃんがやってきて、1時間ほど話していった。そして研ちゃんが出て行った後、昼ご飯を食べに外に出た。

 今日は、娘のゆい、が、やってくる。12時過ぎに京都について、本屋さんに出かけ、夕方やってくるという事だ。キャンピングカーに戻って、「着火」を曲も詩も完璧に完成させた。

 しつこいようですが、3度目の正直の完成した詩を見てください。


    着火


僕はオイルの切れた役立たずのライター
君は石を無くした使い捨てのライター
忘れられてしまいそうな悲しみ抱いて
あなたを 探して さまよう街

暗い夜空に火花を放ちつづけて
今日がよければ それでいいと笑っても
一瞬の輝きの後の空しさを
心に 感じて 戸惑うだけ

  明日を捨てた 振りをするのは
  弱い自分を 守る為だけ
  冷えた心に 火を点けるのは
  違う淋しさ 胸に抱いてる
  そんなあなたと いつかめぐり逢えると
  きっとどこかで あなたとめぐり逢えると
  信じている


ショーウィンドーにたたずむマネキンの目に
同じ淋しさ感じてその場を逃げた
振り向きざまに倒してしまった人に
手を差し伸べたら 君のぬくもり

僕はオイルの切れた役立たずのライター
君は石を無くした使い捨てのライター
捨てられてしまいそうな二人の心が
やさしく 寄り添い 着火

  明日を捨てた 振りをしたのは
  弱い自分を 守る為だけ
  冷えた心に 火を点けるのは
  違う淋しさ 胸に抱いてる
  そんなあなたと いつかめぐり逢えると
  きっとどこかで あなたとめぐり逢えると
  そんなあなたと いつかめぐり逢えると
  きっとどこかで あなたとめぐり逢えると
  信じていた

 このキャンピングカーで、作りかけの曲も含めて、6日間で3曲作る事が出来た。作曲の作業は楽しい。久しぶりにシンガー高橋忠史からシンガーソングライター高橋忠史に戻れた6日間だった。3時過ぎからは「串の坊」のママのおいっこのひとき君に手渡す為の「絆」の録音を開始。録音が終わった頃、ゆいから連絡があって7時前に守山駅に迎えに行った。
 ゆいとキャンピングカーに戻ってきた頃、高原君、林君、藤木君がやってきてくれてお客さん4人で、キャンピングカーでの最後のライブ。肺炎を治す為のライブ、今日も曲数は少なかったが、のどの調子も体調も良くなってきたので、ハードな曲ばかりを選曲して唄った。もちろん新曲の「着火」も。

 ライブ終了後、6日間の打ち上げと言う事で、5人で居酒屋さんに出かけ12時過ぎまで飲んだ。この6日間、身体を癒す為に協力してくれた藤木君と、毎日ライブに誰かを連れてきてくれた林君。そして、毎晩僕に食事を作ってくれた藤木君の奥さんのよしみさん。皆さんに感謝だ。ありがとうございました。