何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

414日目ワンナインレコーディング

2005年05月13日 15時12分28秒 | Weblog
5月13日

昨夜何度も目が覚めた。息が出来ないほど右胸が痛い。そして寒い。身体がブルブル震えていた。

右胸の痛みは半端じゃなかった。このまま死んでしまうかも知れない。と覚悟したほどた。大きく息が吸えないので、小刻みに吸ってはいた。何とか息は出来るのだが、背中の方から胸の乳の上辺りに激痛が走り続けた。
寒いので、ベットに潜り込むのだが、どんな態勢でも痛む。苦しみも交じった痛みに耐えながら、何度も何度も態勢を変えて痛みの少ない寝方を探した。やっと、一ヶ所見つけた。が、ピンポイントだ。態勢が少しでもずれると、激痛が走る。寝返りを打てないので、何度も目を覚ました。

朝食を食べるつもりだったが、身体中が痛い。そうとうの熱が出ているのだろう。10時30まで、ベットに潜っていた。胸の痛みも、身体中の痛みも消えてはいない。頭がクラクラして、まともに歩けない。それでも11時のチェックアウトを守って、駐車場まで荷物を運んで博多に向けて走りだした。途中コンビニに寄った時、体温計ではかったら38度5分もあった。
今日一日どうなるのだろう。

今6時半、ワンナインに向かおうとしているのだが、熱は39度2分に上がっている。寒いよう。

ワンナインレコーディングスタジオに有住さんが待っていてくれた。ふらふらしている僕を見てどうしたんですかと。熱が39度2分あると伝えると、病院に行ったほうがいいと、急患診療所という大きな病院に連れて行ってくれた。病院でわきの下で測った熱も39度1分。胸の痛みもあったのでレントゲンも採ってもらった。肺に異常は無いと言う事だった。安心だが、とにかく寒い。

唄えるような状態じゃなかったが、やめるわけにはいかない。ワンナインレコーディングスタジオに戻って、「絆」を録音した。最後に失敗したので、結局2回歌った。かなりハードな唄なので大変だったが、唄い始めると僕はテンションが上がるのだ、でも、歩いていてふらついている状態だから、リズムが微妙にずれ気味だ。それでも何とか録音してもらって、そのDATテープを頂いて今日のらいbを完成させた。
が、その後、疲労が増幅して、うどんを食べに言ったが半分も食べられない、外を歩くと真冬のように寒いのだ。
今、ホテルのクーラーを暖房に切り替えて30度に設定したがまだ寒い。
病院でもらってきた座薬と抗生物質をのんで寝るのみだ。
あさってからのスケジュールは埋まっていない。でも今日は、誰かに電話するような気力は無い。なんとか、何とか続けたい。
誰か、助けてくれー。