何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

418日目 滋賀県藤木宅キャンピングカーライブ1

2005年05月17日 15時12分27秒 | Weblog
5月17日

 今日も汗に濡れた状態で目覚めた、熱は36.3度。さわやかだ。
 10時に藤木君に先導されて、守山市の市民病院に向かった。健康保険は典子さんに速達で送ってもらったのだが、まだ着いていなかった。が、藤木君が前もって病院に話してくれていたおかげで、後日清算で検査してくれる。受け付けを済ませた所で、藤木君は議会があるのだろう、あわただしく出ていった。その後、病院の事務長さんが出てこられたので、藤木さんは今しがた出ていったと伝えたら、今日は守山市にとって大切な日ですから、と話していた。
 そんな大変な日の前の日に、僕を広島まで迎えにくる気だった事を初めて知った。自力でこれたから、掛けた迷惑も最小限になったが、それでも、内容はわからないが、大事な議会のある日に病院に交渉して、連れてまで来てくれた。話はつけておいたから、後はよろしく…でよかったのに。彼のやさしさに感謝。

 検熱、血圧測定、尿検査、問診、血液検査、胸部レントゲン撮影、今日の検査結果、点滴、胸部CTスキャン撮影、と、ほとんど待ち時間無しですすんだ。
 今日の時点でわかった事は、栄養不足ぎみであると言う事と、肺の右側に影があると言うこと。熱が上がっているようなら肺炎だろうが、自力で治しているので、他の原因が考えられる、と言う事でCTスキャンする事になった。
 その結果は、明日、呼吸器科の先生に聞かなくてはわからないが、腫瘍(ガン)の可能性も考えられると言っていた。何だか、凄い事になってきた。
 どちらにしても、明日になれば分かる事だ。今日病院で、ひたすら詩を練っていた。隼人町の仲間たちに約束していた歌を仕上げる為だ。後もう一歩で出来上がる。頑張るぞうー。

 夕方、林君が高原君と二人でキャンピングカーにやってきてくれた。これで今日のライブは安心だ。たまたま林君に電話を掛けてきたクマちゃんも、奥さんと二人でやってきてくれた。藤木君も加わり、疲労回復の為に、一曲だけのライブという設定で始めたのだが、新曲の「絆」と今日ほぼ完成した隼人町の仲間たちのために作った、「つぼみ」(隼人咲く唄)の2曲を披露。熱も下がりきった感じの僕は、2曲じゃ物足りなくて、リクエストを募った。藤木君が「しゃまんの里」と「雪渡り」をリクエストしてくれたので、その2曲を唄って、短いライブだったが、おひねりを頂いて、今日もライブが繋がった。
 後は、明日の検査結果が楽しみだ。もしも入院と言う事になったら、毎日誰かが病院にギターを持って見舞いに来て、僕が一曲だけ唄ってライブを成立させて、又ギターを持って帰ってゆくという構想も出た。とにかく、滋賀にいれば、連続ライブも途切れないかもしれないと思うと、結果がどちらに転んでも楽しめそうだ。

 結果が出しだい。このプログでお知らせします。

 あれっ、又胸が痛み出した。でも右胸の表面だけが痛む…なんだろう。