6月3日
山には雪が残る北海道東川町。
暑くもなく、寒くもなく
ここは天国かと思うほどの心地よさでした。
サイアノタイププリントワークショップを開催した日は
雲ひとつない晴天。
絶好のサイアノ日和となりました。
雨天時に備えて作ったサイアノ露光機の出番はありません。
<出番がなくてちょっとザンネン>
この日はTakayukiがメインでワークショップを進行。
サイアノタイプは
暗室を必要としない写真技法。
取り組みやすさにおいてはナンバーワン。
・・・なのですが、
立派な暗室を利用させてもらいました。
水周りの作業がラクにでき、ありがたい環境でした。
さすが、写真の町・東川町。
調合した感光液を塗布して印画紙を作り、そして、日光で露光。
このワークショップでは
二通りのアプローチを体験しました。
印画紙にモチーフを乗せ、その陰影を写し取るフォトグラムと
デジカメで撮影した写真からネガフィルムを作成して原稿とする方法です。
こちらはサイアノフォトグラムの取り組み。
乾燥中の様子。
こちらはデジタルネガフィルム。
今回、私(Yoshie)は、フィルム作成に専念する役目でした。
1日のワークショップでは
デジタルネガフィルムの作り方、感光液の塗り方、露光時間の設定など
細かな作業のコツまでは紹介できませんでしたが
参加者全員
体験版サイアノ作品を仕上げることができました。
ヨカッタです。
このワークショップをきっかけに
受講者の中で有志が集まり
東川国際日光写真芸術学会(倶楽部?)が発足。
ちょうど今日、7月7日
二回目の活動がおこなわれました。
関西では悪天候でしたが
北海道はサイアノ日和だったようです。
先ほど、Facebookでその成果を見せていただきました。
サイアノ活動の後はバーベキューが恒例となっているとか。
<いいですね。私も参加したい。さすがに北海道は遠い・・・。>
今回のワークショップがきっかけで
研究活動をおこなう場が発足したこと
とてもとてもうれしく思います。
記:徳永好恵
*
<お知らせ>
本日、記載したサイアノ技法のワークショップを
8月に大阪・鶴橋の当研究所でおこないます。
体験以上のカリキュラムを準備しています。
ご興味がある方は、ご参加下さい。
詳しくは下のリンクをクリック願います。
↓
夏の特別企画:2daysワークショップ「サイアノタイププリント研究」8/25(土)、26(日)
10月スタート:秋から始まるTIPA写真塾3講座、受講受付を開始しました。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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