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デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

LED 電球のこと

2018年04月01日 | 撮影機材

  写真を太陽光に頼らずいつでも撮影したいという目的のためにタングステンランプは長きにわたり主流となってきた。デジタル時代になってからの写真用光源の目まぐるしい変遷はいかにカラーフィルムというものの存在が大きかったのかを物語っている。「スピードライトは便利だ。でも本当は定常光の方が望ましい。」撮影者たちはそう思いながらタングステン光用と太陽光用の2種類しかないカラーフィルムに向き合ってきた。しかしこの長き時代は終わる。デジタルカメラの発達でフィルムがなくなり、近年のデジタルカメラの高画質かつ高感度化からはほとんどの事象が定常光でも撮影できる時代がもうそこに見えている。そのひとつとして期待されるのがLEDランプだ。
 以前から蛍光灯に変わる撮影光源として使える手頃なLEDランプを探していた。良さそうなものを数種類を購入してみたが色温度の表示は同じでも色調はどれも驚くほどにバラバラだった。太陽光に近い発色を求めるにはLEDは蛍光灯より基本的に劣っていて、スタジオ撮影の光源として使うのはその頃まだ(と言ってもたった数ヶ月前)無理だった。だが中国製品の進化はすざましい。最近のLEDランプは「演色性」を表示したものが数多く出てきている。ネット上では撮影用をうたう高演色LEDランプが種々見受けられるようになり、その中でSh50Pro-Sと言う商品名の単体ランプを見つけた。

 1個8千円弱とそんなに安いものではないが、500Wアイランプが5千円位することを思えばリーズナブルなプライス。当然中国製だが開発に携わったのは上海在住の日本人写真家とのこと。見つけたのはamazonだが銀一とヨドバシカメラでも扱っているのでいい加減な製品ではないようだ。とりあえずamazonで一つだけ買ってみた。

Sh50Pro-S at Amazon
                                  つづく・・・


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