中古にできた神はみな枝であるから、
どうしたら成就するということがわからんから、
このほうが表面へあらわれたら、みな天使として使うぞよ。
大本神諭 明治三十ニ年旧七月
***
古代ギリシャのアテナにあたる神を、
古代エジプトではネイトと言うのだそうです。
創造主とされることもある、両性具有の神ですが、
女神として表現されることが多く、
それは、母が子供を守るかのような、
母性的な守護を与える神だからだそうです。
***
ネイトは、暴風神でありオシリス・ホルスの敵でもある、セトの
妻だったことがあるとされ、
二人の間の子として、ワニの頭を持つ神があてられています。
セトは、細長い正体不明の獣の顔をした神ですが、
この獣が鹿であり、セトは鹿島の神ではないかと思います。
セトが悪神かは分かりません。
オシリスとセトの伝説にもかかわらず、エジプトではセトが信仰され続けました。
ただ、王としては、オシリス=出雲の神の方が、
はるかに相応しいように思います。
オシリスも含め、創造神に類する神は、一般に、
両性具有的な面を持ちます。
ですが、セトは、徹底的に男性的な神であり、
女性的な面を持たず、母性的な働きを有しません。
また、女神の母性的な思考を理解できず、
女性原理を男性原理の添え物とする傾向があります。
男性原理だけで物事を成就させる事ができるかは
疑問です。
セトの荒々しさではなく、オシリスの豊穣をもたらす穏やかさが、
庶民を幸せにする。
***
インダスは、セトによって滅んだのではないかと、思います。
ネイトが、セトから逃げ続けたために。
セトは力の神であり、滅ぼすことによって力を示しますが、
愛するものを傷つけられ、奪われた母性の怒りと悲しみを、
理解することはありません。
母性は、滅ぼす力に感じ入ることはなく、
ただ、滅ぼされた子供を悼み、滅ぼした力を憎み続けるということも。
わたしもまた、母性が理解できないセトの荒々しさから逃げ、
出雲系の穏やかさに満たされたいのです。
どうしたら成就するということがわからんから、
このほうが表面へあらわれたら、みな天使として使うぞよ。
大本神諭 明治三十ニ年旧七月
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古代ギリシャのアテナにあたる神を、
古代エジプトではネイトと言うのだそうです。
創造主とされることもある、両性具有の神ですが、
女神として表現されることが多く、
それは、母が子供を守るかのような、
母性的な守護を与える神だからだそうです。
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ネイトは、暴風神でありオシリス・ホルスの敵でもある、セトの
妻だったことがあるとされ、
二人の間の子として、ワニの頭を持つ神があてられています。
セトは、細長い正体不明の獣の顔をした神ですが、
この獣が鹿であり、セトは鹿島の神ではないかと思います。
セトが悪神かは分かりません。
オシリスとセトの伝説にもかかわらず、エジプトではセトが信仰され続けました。
ただ、王としては、オシリス=出雲の神の方が、
はるかに相応しいように思います。
オシリスも含め、創造神に類する神は、一般に、
両性具有的な面を持ちます。
ですが、セトは、徹底的に男性的な神であり、
女性的な面を持たず、母性的な働きを有しません。
また、女神の母性的な思考を理解できず、
女性原理を男性原理の添え物とする傾向があります。
男性原理だけで物事を成就させる事ができるかは
疑問です。
セトの荒々しさではなく、オシリスの豊穣をもたらす穏やかさが、
庶民を幸せにする。
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インダスは、セトによって滅んだのではないかと、思います。
ネイトが、セトから逃げ続けたために。
セトは力の神であり、滅ぼすことによって力を示しますが、
愛するものを傷つけられ、奪われた母性の怒りと悲しみを、
理解することはありません。
母性は、滅ぼす力に感じ入ることはなく、
ただ、滅ぼされた子供を悼み、滅ぼした力を憎み続けるということも。
わたしもまた、母性が理解できないセトの荒々しさから逃げ、
出雲系の穏やかさに満たされたいのです。