田舎のアウトドア・スクールの近くに、中国やアジアからの農業研修生が逃げて来たらハックルベリー・フィン。 . . . 本文を読む
横溝正史だった田舎は今はエラリイ・クイーンのライツヴィルシリーズくらい欧米化してる。
(地方にもよるかもしれませんが)
地方都市はマガーク少年探偵団位かもしれませんが、まず本格を踏まえなきゃならないのでクイーン。
マガークの郊外でIターン組がトム・ソーヤやってる。
ライツヴィルシリーズが横溝の延長線上で理解できればいいんですが、多分できない。
ホーソーンの“緋文字”の延長線上になら多分理解できる . . . 本文を読む
つまりポーの時代のアメリカというのは、東京で茂木健一郎がワーグナーと妻の話を書いていて、田舎でアウトドア・スクールをやってる。
そういう世界。
(これは、ポーと奥さんの話を知らないと分かりませんね)
今の日本に近いと思います。 . . . 本文を読む
今の子が、アニメ“トム・ソーヤの冒険”を知っているのか知りませんが…
(アメリカでは“ハックルベリー・フィン”の方が一般的。アニメはないけど)
アメリカ児童文学の魅力は、舞台を田舎に設定することが多い、ということ。
日本のメジャーな少年向けミステリは、舞台が都会。しかも東京!
江戸川乱歩の“少年探偵団”も細野不二彦“東京探偵団”も青山剛昌“名探偵コナン”も。
わたしが子供時代に“少年探偵団”を . . . 本文を読む
高橋葉介のマンガには、スプラッタが入ることがあります。
人間は生身の生々しさは持たず、しかし生肉のようなボテボテした感触の内臓を平気で飛び散らす。
果たして高橋葉介はあれが好きなのか?
好きなのかは分かりませんが、描かずにはいられないのではないか?
あれが戦国時代だとわたしは思うのです。
劇画のようなカッコいいものではない。人間は肉と血でしかない。
これにビビっていたら生活できないし仕事も進まな . . . 本文を読む
なにしろ西村京太郎や赤川どころか、松本清張や森村誠一でも本格ミステリマニアから見たら普遍ではない。
すごいけど、微妙に別ジャンル。
それよりは、前のリストの作品をよく踏まえて、それらの味に近いものを出さなくては本格にはならない…らしい…
エドガー・アラン・ポーは“モルグ街”以外も全集にザッと目を通して面白そうなものは読む。
“黒猫”など。興味あれば。
なにせ西村京太郎や山村美沙の方が売れる。
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余談ですが、“コナン”読むくらいではミステリマニアとは認められません。
マニアになるには。
◎江戸川乱歩
◎横溝正史
◎エドガー・アラン・ポー“モルグ街の殺人”
◎コナン・ドイル
◎アガサ・クリスティー
◎エラリイ・クイーン
◎ディクスン・カー
くらいは読む。
余裕があれば“虚無への供物”、高木彬光など。
新本格はその後でいい。
漫画家志望で漫画しか知らない若者…ミステリは江戸川乱歩“少年探 . . . 本文を読む
“夢幻紳士”をメジャーの潮流と無関係扱いしてしまったんですが、“名探偵コナン”のルーツかもしれないので。
元マニアのため冗長かもしれませんが。
80年代少女小説ファンだったわたしですが、残念ながらコバルトのミステリ物は読みませんでした。
赤川次郎とか…山浦なんとかさんとか?
なんでかなぁ。
やっぱり、軽々しく犯罪が起こるのに付いていけなかった?
実は、子供時代には江戸川乱歩さえ読まなかった。 . . . 本文を読む
暑くなって、アロマポットでキャンドルを使うのも耐えられなくなりました。
そこでようやく、ここ数年来流行りのリードディフィーザーというものを試してみる気に…
(ミストなどは高くて)
リードディフィーザーは、瓶に入れたアロマを葦かラタンの細い串で拡散するもの。
雑貨店や無印良品などで見掛けます。
作り方はカンタン。
まず、30ml以上入る口の狭い容器を用意。
遮光できる陶器や色ガラスが望ましいです . . . 本文を読む
“アラレちゃん”を補完するために“名探偵コナン”を読んでいる人もいるかも知れませんが、これは多分、わたしが学生時代に構想していたキャラクターや作り方を霊的に持ってったもの…
“夢幻紳士”とエラリイ・クイーンを合わせたような大人の名探偵を書いてたんですけどね。
この少年時代の話を考えてた。
これに感じがソックリ。
もちろん、被害妄想でしょうけど。
普通、応援してると好意的な空気が帰ってくるんです . . . 本文を読む
最近、鳥山明の“Dr.スランプ アラレちゃん”という漫画に触れていますが。
これは80年代に週刊少年ジャンプに連載していたもの。
鳥山明といえば若者層には“ドラゴンボール”でしょうが、先んじてまずアラレちゃんだったのですよ。
“Dr.スランプ アラレちゃん”は少年漫画ですが、主人公は女の子(ロボットだけど)。
男は女に歯が立たない役回りがメイン。
主人公のアラレちゃんはとてもスーパーな子で、頭も . . . 本文を読む
V.I.ウォーショースキーは瑠璃姫キャラ。
瑠璃姫というのは、氷室冴子のヒットシリーズ“なんて素敵にジャパネスク”の主人公。
少女小説ファン層はV.I.ウォーショースキーを、リアル瑠璃姫として読んでいた…
多分ね。
浜崎あゆみというのは、この味に近いです。
松谷みよ子世代であれば、“なんて素敵にジャパネスク”シリーズ→V.I.ウォーショースキーと、小林よしのり(“おぼっちゃまくん”か、無理なら . . . 本文を読む
女流のサブカル的口語体は滅びかけている、と書きましたが。
逆に海外で“マンゴー通り、ときどきさよなら”のようなものが出たりしました。
まぁ、これもだいぶ前なので、やはり滅びかけているのかも…
ちなみに、サラ・パレツキーのV.I.ウォーショースキーシリーズやパトリシア・コーンウェルの“検死官”シリーズ。
これらはサブカル的かは知りませんが、元少女小説ファン層に結構受け入れられたと思います。
今は装 . . . 本文を読む
女流のサブカル的口語体が、橋本治の“桃尻娘”に始まり、氷室冴子の少女小説に取り入れられて一時潮流となったものの、今や浜崎あゆみくらいにしか受け継がれていない…
という自説は、かなり前に書きました。
氷室冴子や新井素子はそこそこメジャーなんですが、これが橋本治から出ている、というのは知られているのかいないのか…
橋本治の“桃尻娘”や“桃尻語訳 枕草子”。
手元にないので不確かで申し訳ないのですが、 . . . 本文を読む