Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

あく(天奇・天来)

2010-02-28 | 思索のかけら
“く”は一般に、“苦”だったり“消ゆる”の消だったりして、 あまりいい音ではないイメージがある。 でも、一霊四魂の奇魂(くしみたま)は、霊妙な知性の働きを司り、 “くし”の語自体が上古では頭を指していた事が示す通りに、 人体では頭に配す。 “くし”“くすし”は、上古の言葉で、 霊妙・不可思議という意味なのだ。 後の“くすり”の語源でもある。 “くす(薬)”は、病を治す霊妙不可思議な秘術であ . . . 本文を読む

諏訪の神

2010-02-27 | 思索のかけら
諏訪の神は、正確には、 幾つかのインダス系の神々が複合した存在ですが、 上社本宮の神は、古代エジプトの大気の神シュウにあたるのではないかと思います。 ですから、下社の神は、妻にあたる水気の母神テフヌトになるはずですが、 テフヌトはナイルの水で清められ、ハトホルに生まれ変わったとも言われていました。 下社では“お船わたり”という神事で、 春宮・秋宮の間を神さまが移動することになっています。 つ . . . 本文を読む

天武のした事

2010-02-24 | 郷土史
大化の改新は、本当に 蘇我氏を誅するためのものだったと思う。 蘇我は、大陸系渡来人を束ねる家だったのだから。 蘇我が天皇をないがしろにし、政治をわたくししたというなら、 それは、大陸系渡来人優位の政治体制を示すと思う。 二~四世紀、中国の戦乱に伴い、 朝鮮半島から多くの人たちが日本にやって来たという。 蘇我氏の系図は後に整えられたもの、と言われるが、 その先祖の名(満智・韓子・高麗)は、朝鮮 . . . 本文を読む

土蜘蛛

2010-02-22 | 日本人の意識と社会
隼の頭を持つホルスが、なぜカラスで表されるのか、と考えるに、 それはやはり、彼が黒かったからではないだろうか。 彼は、ドラヴィダ人の色をしていたのだと思う。 古事記や日本書紀にも見える、“土蜘蛛”と呼ばれるまつろわぬ民たちも、 インダスから来たドラヴィダ人たちの末裔だろう。 背が低く、手足が長くて、 “未開”の生活をしていたとされる。 もちろん“未開”が、朝廷側から見た言い分であることは、 . . . 本文を読む

イザナギの命

2010-02-21 | 思索のかけら
インダス遺跡から出土したこの神像。 パッと見たときに、イザナギの命かと思ったのだけど、 よく見れば胸が付いているのである。 これだと、女神さまかなぁ、と 保留になっていた。 *** でも、よく考えると、 泰澄上人が感得した白山妙理権現は、 イザナギの命を名乗る女神でもあったような… 男性の祖のようなイザナギの命だけれど、そもそもは 両性具有的な神さまだったのかな? 鳥頭の神像は、初期のメ . . . 本文を読む

秋元さんと村上さん

2010-02-19 | 日記
こんな事を書いても仕方ないかもしれないけど、 秋元康さんが斎藤道三で、 村上隆さんは、宗恩の息子で利休の娘婿にあたる 千少庵だと思うのである。 少庵は道三の孫にあたり、 村上さんが少庵の時には直接会ったことはないものの、 道三との縁は深い。 義龍は道三を殺しているから、 もしも義龍が道三を殺しかねないまま わたしにくっついていると、 わたしは村上さんと縁を結べない。 と思うのである。 ああ . . . 本文を読む

試行錯誤

2010-02-19 | 思索のかけら
わたしは、自分では、 霊覚者とか霊能者とかのジャンルではなく、 思想家のジャンルにチョッピリ 霊覚っぽい毛が生えてる位だと思ってる。 だから、自分の考えが絶対正しいとか言うつもりもないし、 違った現実に突き当たれば、考えを修正もする。 …というか、“絶対正しい”霊覚なんて、 自分を縛るものでしかないと思うんですけど… 意識というのは、自らが知るごく狭い領域しか把握できず、 現実は、それよりず . . . 本文を読む

鬼畜米兵

2010-02-18 | 大本および深見
深見のところでは、自らに敵対しそうなものに対して “魔”が入っている、という。 “魔”が入っているものに近づいたり、関わったり、知ろうとすると、 自分にも“魔”が入るから、 触らないように、という。 ちょうど、戦中の“鬼畜米兵”と同じことで、 敵性のものはすべて悪で、エンガチョなのである。 アメリカを鬼畜と信じていた人々は、 戦争に敗けて初めて、アメリカを本当に知ることになった。 敗ける前 . . . 本文を読む

仕組みの論理

2010-02-18 | 大本および深見
仕組みの論理と、一般常識は違う。 仕組みの論理が通らなければ、そこには、 本当の仕組みはない。 一般常識も必要だと思い、かなり我慢したのである。 底辺の扱いにも。 五年以上。 頼むから、五年以上も、 全く価値のないものとして、意見を持つことも許されず、 すべてを犠牲にしながら間違ったものに従わされ続け、 苦行を積んだ身にもなってみて欲しい。 最終通告として、 いくら我慢しても、アナトをアテ . . . 本文を読む

2010-02-18 | 思索のかけら
ハンサムなアイヌを水辺に誘う美しい魔女も神とよぶ。 釧路の八重九郎さんは、「鶴には近寄るな」といっていた。 鶴の仲間には悪知恵の発達したものがいて、 「お前なんか、すぐにだまされてしまう」そうだ。 ポンオタストゥンクル(人間のユーカラのヒーロー)でさえ、 うつくしい娘に姿を変えた鶴に誘惑されそうになった物語を 伝承していたからだった。 萩中美枝 『アイヌ文化への招待』 三弥井書店 *** . . . 本文を読む

あくま(天熊)

2010-02-16 | 思索のかけら
高天原は、一般に“たかまがはら”と読むけど、 これは本当は間違いで、 必ず“たかあまはら”でなくてはならない。 “たかまがはら”では、言霊的に、 高禍原…つまり禍や曲津神の地、という意味になってしまう。 “まが”は、真我であり、曲でもあり、 古来からの、悪を示す音なのである。 この場合、か行は霊の音であり、 ま行は体の音になるので、 か行の後にま行が来る言葉は霊主体従(善)を示し、 ま行の . . . 本文を読む

吊るし上げる人たち

2010-02-15 | 思索のかけら
国母選手の件で、ネット上は結構にぎわっていて、 国母選手の母校には、“殺すぞ”というメールまで入ったらしい。 なんかな… わたしだって、国母選手の会見は、“イヤな感じだな…”と思ったけど、 吊るし上げる人たちも、同様にイヤだから。 日本では、こういう問題が起きるたび、 いつもの事ですけど… *** 例えばなにか失敗して、クラスでシカトされるだけでも、 辛いと思う。 日本国中に責められて . . . 本文を読む

“男性原理”は裁きではなく知恵である

2010-02-14 | 思索のかけら
もう何年も前になるのだけど、 どうして日本はダメになったのか? 日本から父性が失われてしまったのだ、父性の回復を! みたいな動きがあったように思う。 その時に、母性は包容であり、 父性は良い悪いをハッキリさせること、裁きである、 という父性の定義があったように思う。 それがどこから来た概念なのかわからない。 “父性”という時に、軍国時代の男性しか思い浮かばない、 思想の貧困があったように思う。 . . . 本文を読む

変な人

2010-02-13 | 大本および深見
「世の変わり目には、変な処へ変な人が現れて、 変な手柄をいたすぞよ」と 明治三十一年の七月に筆先に書いて 知らしてありたぞよ。 大本神諭 大正三年旧七月十一日 *** …この“変な人”というのは、 当然王仁三郎ですよね。 ええ。 王仁三郎って、 ものすごくヘンな方なんです。 …国常立さまも、 剽軽ですよね。 . . . 本文を読む

利休とお金

2010-02-12 | 戦国~天下泰平
千利休が切腹を申し付けられた理由とされる説の一つに、 安価な茶道具を法外な値で売った、というのがある。 本当かさえ分からないのだけど、 利休が目利きすれば、それだけの値を付けても、売れたのかな? *** もし、王仁三郎の言うとおりに利休が明智だったとしたら、 彼の家臣たちは太閤の世に、どうしていたんだろう、と思う。 もちろん、優秀な一人前の男である武人たちだけれど、 明智の家臣として顔が知 . . . 本文を読む