Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

知里幸恵

2010-04-30 | 大本および深見
知里幸恵というのは、明治末期から大正時代を生きたアイヌの女性で、 “アイヌ神謡集”というユーカラ集成を著したことで有名です。 登別のアイヌコタンに生まれ、語り部だった祖母に育てられ、 叔母の養女として三人で暮らしていました。 女学生の時、調査に来たアイヌ学者の金田一京介に見い出されて、 その日本語の堪能さとアイヌ的伝統の知識を買われ、 東京行きを勧められました。 もとから心臓が弱かったため、 . . . 本文を読む

権力と御膳都神

2010-04-30 | 日本人の意識と社会
戦前、国家権力が散々 王仁三郎=オシリス=大御膳都神を叩きのめしたので、 日本人はご飯が食べられなくなったのだ。 今また、権力で大御膳都神をいじめているから、 日本人はまたご飯が食べられなくなるかもしれない。 …御膳都神を苦しめている首謀者と追随者だけで済めばいいけど。 権力者は、自分がご飯が食べられなくなってもバチだなんて思わないで、 庶民から尚吸い上げるのである。 国家権力=ラーはバカ . . . 本文を読む

美和神社と善光寺

2010-04-28 | 神社とお寺
長野の善光寺さんがある坂の東側、崖の下に、 三輪という地区がある。 “美和神社”という、 大物主を祀る、創立さえ知られない古い神社が、 地区の名の由来と考えられている。 “日本三代実録”清和天皇貞観八年の二月七日の条には、 信濃国水内郡三和(美和の意)神部両神に憤怒の心があり、 兵乱や疫病の災いをおこすと告げたので、 国司や講師が斎戒沐浴して読経させ怒りを鎮めた、という記述がある。 この三 . . . 本文を読む

二荒山神社

2010-04-27 | 神社とお寺
栃木の二荒山神社は、 プタハの荒魂を祀る神社、の意味だと思う。 大物主の御子神として祀られている方が、 プタハの系統の直霊だったのだろう。 プタハは、中エジプト・メンフィスの技巧神 …建築や金属細工、木工、陶工など職人の神であり、 原初の丘と同一視された創造神の一柱である。 プタハは双葉と同じ意味で、 アポピスである種、アメンである根から生いる芽だと思う。 マタラ神は、マタ=又、ラ=広がる . . . 本文を読む

そっくり

2010-04-27 | 思索のかけら
根源意識の中に、存在の原型のようなものが内在すると、 チベット仏教では言う。 根源意識が存在のイデアであり、肉体の雛型となるために、 生まれ変わりはソックリになるのだと思う。 だから、それによって“生まれ変わり”を判断する場合は、 肉体の向こうにある根源意識の印象を抽出し、 それを、過去の人間の根源意識の印象と照らし合わせる、という 作業をすることになる。 それによって、似ているか似ていな . . . 本文を読む

アメネトからムトへ

2010-04-24 | 思索のかけら
北エジプトにあった、ヘルモポリスという都市には、 アトゥム(アポピス)とシュウ、テフヌトを祖とするヘリオポリス神話の 前段階を補う神々が伝わっていた。 原初の混沌・ヌンを、さらに分化させた、 混沌の中の神々八柱を中心とした神話を、伝えていたのである。 その八柱の最後の二柱の神々が、 “不可視性”を象徴するアメンとアメネトだった。 後に至高神としてエジプト中の信仰を集めることになるアメンは、 . . . 本文を読む

もしも言葉が生まれなかったら

2010-04-23 | 思索のかけら
もしも言葉が生まれなかったら、 人は動物のままだったでしょうか? 人が動物のままだったら、 世界はこのようにならなかったでしょうか? 最初の言葉が、愛する人と意思を交わしたいと ただそんな思いから生まれたとしたら 生み出されたものが、広がっていくうちに 何かボタンを掛け違えたように 違うものになっていくことを 生み出した人たちは、何を思って、 見ていたかと。 人々は文明を憎みながら、 文 . . . 本文を読む

こころを開いて

2010-04-23 | こころ
“盲信を避け、教えを吟味しなさい”で書いたけれど、 チベット仏教では、たとえお釈迦さまの教えでも鵜呑みにせず、 よく吟味して納得したら受け入れなさい、といいます。 けれど同時に、 こころを開き、中庸の状態で吟味しなさい、とも言います。 つまり、ハナから馬鹿にして、間違っているものと疑ってかかりながら、 重箱の隅をつつくように揚げ足を取りなさい、 ということではありません。 もちろん。 なん . . . 本文を読む

twitterに…

2010-04-22 | 日記
いきなりtwitterにログインできなくなってしまいました。 簡単ログインもできないし、パスワードを手入力しても入れません。 なんだろ… 見てくださっている方、 もしこれを読んでいたら、ごめんなさい。 パソコンで接続してみるよう案内が出ましたが、 うちはパソコンがないので、 パソコンに接続できたら確かめます。 . . . 本文を読む

岩の中の霊界

2010-04-21 | 思索のかけら
王仁三郎の霊界解説である“霊の礎”という本を読み、 随分と悩み、考えたのだけれど、 王仁三郎の言うような霊界はない、と思う。 根源意識が還る世界はあるが、 それはチベット仏教が語るような、抽象的な世界、 イデアの世界だと思うのだ。 和魂に、帰還を妨げる種々の執着が残っていると、 根源意識はそれに引っ張られ、 それにふさわしい場所へ生まれ変わることになる。 ただ、日本人の場合、中有にいる期間 . . . 本文を読む

イシス

2010-04-20 | 思索のかけら
大石凝真素美がオオ“イシ”ゴリマ“ス”ミでイシスだと思う。 そしてイシスは、石スだと思う。 (スは水分の意味で、石の水分である) ス神信仰は大石凝が確立した。 エジプトでは彼女の執着によってミイラ作りが始まったのだ。 オシリスをセトに殺されたイシスは、 バラバラにされた遺体を探し求め、一つにまとめてミイラにした。 イシスはオシリスを永遠に自分のものにするために、 根源意識への帰還と風化を許さ . . . 本文を読む

抽象度の低い宗教

2010-04-20 | 大本および深見
深見の教団の特色は、抽象度が極端に低い、という事だと思う。 非常に具象的で具体的なのである。 “神界はこんなだよ”と、深見がSFチックなピカピカした仮装をして、 大がかりな舞台を作り、神事を行う。 実は単なる深見の自己陶酔なんじゃないか、とも思われるけれど、 そんなこと考えてもいけないのである。 ともかく、彼の自己陶酔に神さまは降りる。 ディズニーランドのように作り上げて見せるのだから、 . . . 本文を読む

裏切り?

2010-04-19 | 大本および深見
わたしは深見と彼の教団の人たちを裏切ったのだろうか? わたしには、そうは思えない。 わたしの言葉に耳を傾けてくれる人がいただろうか? 教義に反することを言えば、 “あの人は分かっていないから”と陰口を叩かれ、 ひどくなれば“魔が入っている”と村八分である。 最初に深見の長野支部に言ったとき、 当時の支部長に上から下まで品定めするように見られて、 “結婚したいの?”と言われた事は、今も忘れない . . . 本文を読む

チベットの地震について

2010-04-18 | 日記
チベット・ケグドの大地震(青海玉樹地震)について、 ダライ・ラマの談話をYouTubeで見ることができます。 2:28の短いもの MMBA.jp YouTube 報道機関向けの6:40のもの tibethousejp また、被災地から中国政府に、 ダライ・ラマの訪問を望む嘆願が出ているそうです。 Fire under the snow HP 同 携帯向け ダライ・ラマも訪問を望んでおられ . . . 本文を読む

浄化と豊穣

2010-04-17 | 思索のかけら
王仁三郎の鎮魂について知りたいのだけど、 適当な資料が見付からない。 “鎮魂”とは、魂が肉体から離れることを防ぎ、 肉体の中府(チャクラ)にしっかり結びつけ、鎮めること、 また、神により自らの魂を増大させるための修法をもいう。 それ自体は、もちろん王仁三郎の専売特許ではなく、 神社神道や家伝神道の諸流派でも行われている。 西洋的な“霊魂”の概念からすると、想像しにくいかもしれないが、 日本で . . . 本文を読む