このアルバムは、’14年1月発売の『アナログ音盤VOL.2』(別冊ステレオサウンド)の巻頭特集として、「エンスーが選ぶ10枚」の中で三浦孝仁氏が1番に紹介していたものです。
1992年発売のオリジナル盤を紹介していました。
「密度の高さを感じさせる濃密な音で、CDよりも音と音の推移がなめらかなのが特徴だ。」
しかし、こうも言っている。「オリジナルのアナログディスクは欧州盤のみであり、流通量が少なかったのか中古市場では不当な高値で扱われているのが残念。」と。
この頃は、前回紹介した『The Well』を探していたので、少し気にした程度でしたが、またまた、田中伊佐資氏の著書『オーディオ風土記』(DU BOOKS)No.007「ハリウッドのモニターサウンドが30畳の大空間に放たれる。ともかくゴキゲン、そして楽しい』に本アルバムが登場。
この章に登場するT澤氏の所有するスピーカーは、オーシャンウェイHR-2。当時、輸入された2台のうちの1台(またか。笑)である。
余談であるが、このT澤氏。『ジコマン』にも登場し、超高級・超高層ツイン・タワーマンションの一室(T澤氏の別宅だと言う。)には、ウィルソン・オーディオのスピーカー、X-2アレキサンドリア(定価税込約2,000万円)が置かれている。
そして、余談ついでに、3年半前、水道橋の某オーディオ店に訪れた時、アレキサンドリアが中古品として扱われていました。その「音」の生々しさ。その時流れていたと思われるCD『ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」(xrcd)』(日本ビクター)をネット注文し、自宅のスピーカーの音場の小ささを実感させられました。(しょうがない。6畳間だもん。泣...)
閑話休題、本題に戻ります。笑!!!
このT澤氏のオーディオ・チェック盤が『The Hunter』なのです。
しかも、ガラスCD(ステレオサウンドSGCD01)なのです。驚愕!!!
知ってる人は知っていますが、通常CDの一ケタ、二ケタ上の値段がします。
T澤氏は言います。
「もともと空気感、奥行き感などが素晴らしい録音ですから、うまく再生できると生々しくてドキッとするような色っぽい声が出てきます。」と。
色っぽい声、聴きたいっ。
てな訳で、『The Well』を差し置いて、『The Hunter』(K2CD 3480)を購入。
drにヴィニー・カリウタ、back・voにドナルド・フェイゲン、gにロベン・フォードと実力者がサポートしています。
ではでは。
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