2曲目「春のからっ風」
イントロで岡林がハーモニカを吹き、1番、2番を唄う。
3番を、泉谷節が響き渡る。
3曲目「愛する人へ」
岡林の唄であるが、泉谷の横でギターを弾き、泉谷が唄う。
ここで、二人のビッグショー恒例の大型写真がステージに登場。
サイモン&ガーファンクルの歌に導かれ、岡林4枚、泉谷4枚の計8枚の写真。
ここで、泉谷一人のステージとなる。
彼はこの頃、津波に襲われた北海道奥尻島を救えとフォークゲリラを行っていた。
「オーレー!オレオレオレー!いずみやだぁー!」と唄い出し、
4曲目「なぜ、こんな時代に」を唄う。
会場を肩車され、2階席まで回る泉谷。会場は大盛り上がり。
岡林にステージを引き継ぐ。
岡林曰く、耕した畑をイノシシに荒らされた後のようで唄いにくいとジョークを飛ばす。
5曲目「ペンノレ」
岡林が岡蒸気セッション’93をバックに唄う。
エンヤトット・サウンドで、こちらも盛り上がる。
6曲目、二人に戻って「春夏秋冬」。
ラスト7曲目。「ランブリン・ボーイ」。
’60年代、岡林がソロで唄っていたときに、よく唄われた歌。
今、いのる流れ者 この旅に幸あれと
今、いのる一人旅 あいつに幸あれと
泉谷が岡林に、「いっしょに、いっしょに」といっしょに唄うことを小声で促す。
一人残され この世の終わりに
あいつに会ったなら あの世で二人 また旅に出よう
泉谷の、岡林といっしょに唄っていることに対するよろこびが、顔いっぱいにあふれている。
一ファンであったころのような表情であった。
この二人にはまってしまったからこそ、フォークソングを聴いた。
ニューミュージックが台頭し、アコギからエレアコに持ち替えた泉谷、毒気を感じなくなった岡林から遠ざかっていった。
泉谷は還暦を機に軸足を音楽の場に戻し、岡林は日比谷で狂い咲きコンサートを行った。
唄い続けてきたエネルギーを感じた。
昔も今も、変わらないエネルギーを。
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