世界初CD化、初回生産限定盤、紙ジャケット仕様
某ジャズ雑誌に載った広告に目をやった。
アーチー・シェップ(ts、ss)好きの私は、どうしようかと迷った。
何を迷ったのか。
シェップ参加のアルバムは当然の如く買いであるのだが、
他のアルバムである。
’70年代は、フュージョンの嵐が吹き荒れた時代で、ジャズ・ミュージシャンには辛い時代であったと聞く。
「BAYSTATE」というレーベルは日本のレーベルである。
これに、「シェップ」、「スピリチャル」などと重なると
いくらフリー・ジャズを聴くといっても、どうしても取っ付きにくい印象を受けてしまう。
まずは、シェップ入りの
『i know about the life The Musical Genius of CHARLES GREENLEE』
注目は、女性ヴォーカリスト、ジーン・カーンである。6曲中3曲で歌っている。
その声質、声量に圧倒される。ブラック・コンテンポラリーでもアルバムを出しているという。
主役であるグリーンリー(tb)は、シェップのImpulse,Freedom,Black Saint盤等の諸作で共演している。
もう一枚、
『ROY BROOKS & THE ARTISTIC TRUTH / LIVE AT TOWNHALL』.
ロイ・ブルックスは、ホレス・シルバー(p)・クインテットのドラマーとして活躍している。
BLUENOTEにアルバムを残しているソニー・レッド(ts)やマイルス・グループに参加経験のあるソニー・フォーチュン(as)、コルトレーンと共演しているレジー・ワークマン(b)等の参加に購買意欲を刺激された。
両アルバムとも、オリジナル曲が良くスイングしており、最初の印象はどこかに飛んでいってしまった。
’70年代のハード・バップ~メイン・ストリームジャズは、日本やヨーロッパで作られている。
こうやって再発されることにより、この時代を支えてきた人たちにスポットが当てられんことを望む。
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