前回に引き続き、アート・ペッパーasのアルバムからです。
○ ’89年リマスター盤『ザ・トリップ』
このアルバムも15年以上聴いていませんでした。
メンバーは、
・ GEORGE CABLES (p)
・ DAVID WILLIAMS (b)
・ ELVIN JONES (d)
です。
重要なのは、エルヴィンの参加です。
この時期は、マイルス、コルトレーン、ドルフィーに続いてエルヴィン参加のアルバムをコレクトしていた頃です。
ひたすら、中古レコード屋とか輸入盤ショップ巡りをしていました。笑!
前回のアルバムはギャラクシー・レーベルでしたが、このアルバムは、ブルーノート、プレステッジ、リバーサイドに次ぐ有名ジャズレーベルの一つであるコンテンポラリーの制作になります。
ペッパーは、’70年代中期に現場復帰しますが、復帰以前と復帰後ではそのサウンド、音楽スタンスが変わったという「論争」がジャズファンの間で沸き起こったということですが、私は、既にコルトレーンやドルフィーを耳にしていたので、この「論争」のことを知っても、どちらのサウンドも受け入れられるので、私には意味のないものでした。
同様なことは、マイルスの「アコースティック・マイルス」と「エレクトリック・マイルス」の「論争」にも言えます。
どちらも好きなので、私には意味をなさないということですね。
このアルバムのサウンドは、コルトレーン・グループにエルヴィンが参加していた黄金のカルテットのアルバムのように、ペッパーのアルト・サックスがゆったりと音空間に浮遊し、『トリップ』を味わえます。汗々!!!
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