蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

おりたたみ自転車と沖縄行ってきた その3

2023年11月03日 | 自転車
 
 3日目です。
 
 さすがに昨日の疲れもあり、今日はゆっくりしようと決めていました。のんびり6時半ごろに起き出して、ホテルで軽めの朝ごはん。

 
 シンプルなビジネスホテルで観光客もそれほどいないのですが、ミミガーサシミがあって大喜び。さしみといっても内地のそれとは意味が違い、ミミガーサシミは下処理して茹でた豚耳の酢和えです。美味しいのよ~。
 白ご飯のほかにお粥もあったので迷わずそちらに(お粥大好き)。同じく大好きなアンダンスーやゴーヤーの甘酢漬け、チキナーなどもありまして、朝からホクホクです。ただ今日はこの後に予定があるので、量は少なめに。

 一度部屋に戻り、自転車の点検と荷物の組み直しをして出発。

 
 今日もまずは泊いゆまちへ。そう、昨日果たせなかった「焼き芋を戴く&おじちゃんにお礼を言う」ミッション完遂のためです。
 芋は焼き立て、おじちゃんも(たぶん自転車で)覚えててくださって感激。

 
 
 焼き芋の屋台って地元ではほとんど見ないので、こんなにまじまじと見せて戴いたの初めて。こうやって焼くんですね。そりゃ時間かかるわ。

 
 植え込みで寛いでたマヤグヮー(ネコチャン)。沖縄は至る所で外猫を見かけます。
 良いこととは言えませんが、猫に非はないのでな……。

 
 
 おじちゃんにお礼を言って、港沿いをちょっと走ってみます。これは龍の守る橋。フェンスも龍の胴体になってる!
 しばらく走りましたが、海の見えるところで座って食べられそうなところが見つからず。
 じゃあやっぱり埠頭でフェリー眺めながら戴こうか、とUターンしたら、戻る道でお弁当屋さん発見。

 
 
 ガラスケースには……単品売りの天ぷら!!
 矢も楯もたまらずイカをひとつ買いました。ほんとは全部食べてみたかったけど、さっきホテルでも食べたし、お芋もあるし、さすがに入りません。
 次回は絶対素泊まりにしてここにお弁当を買いに来ると決めました(笑)

 
 
 埠頭まで戻って、あつあつのお芋と天ぷらで朝食二回目。ウマーイ!!!
 のんびり食べているうちにフェリーの出航も見られました。汽笛の大きさにびっくり。

 
 いつか乗る側になるぞ。絶対。

 さて、お腹も満たされたので、本日の目的地その一へ。
 那覇市歴史博物館です。というか、ここが今回の訪沖の最大目的地。

 
 お察しください。(それはそれは美しい品々でした)
 
 ここで何と、琉球史の研究をしておられる方から、沖縄から内地へ移住した人々とその時期、どういう方向から調べていく方法があるかなどを伺うことが出来ました。
 うちの場合は内地移住後も色々あったようで、実家から攻める正攻法がとれないのですが、もうちょっと深掘り出来るかもしれない……!
 そしてどうやら同じ姓のお知り合いはとてもお酒を飲まれるとのこと……あれ、うちの父方の親族も揃ってうわばみなんですが、もしや(笑)
 お忙しいところをお時間割いてくださったO様、本当に有難うございました!

 お昼は久米の推しそば屋へ向かったのですが、待っていたのはなんと更地。どうも移転のため一時閉店中のようです。建物、古かったもんなー……。
 でも大丈夫。安定の味のお店がもう一軒近くにあり、ランチ営業もしているのを知っています。迷わずそちらへ方向転換して、無事、美味しい沖縄そばをいただけました。

 
 三食ここでもいいくらい美味しい。(※朝は営業されてません)

 
 午後の目的地へ向かう前に、近くのビルの脇にひっそりと建つ碑を見に行きました。
 台風で何か飛んできたのか、碑文が割れちゃってます……。今年の台風6号だけでも、きっとこんな被害が無数に出たんだろうな。穏やかで明るい島ですが、自然と人間の、絶え間なく、幾度も幾度も襲う危機を、必死で、そして逞しくしなやかに乗り越えて来たことを思わずにいられません。

 
 
 先人たちに思いを馳せながら、今度は国場川を渡り、少しばかり南下します。次の目的地は瀬長島。
 道なりに行けば瀬長へ出る……はずだったんですが、

 
 ここで間違えました。空港、空港とばかり思っていたら、331をまっすぐ行けばいいのに、わざわざ高架下のややっこしい交差点を越えて、ぐうっと空港内まで回り道してしまったんです。2.5㎞の上り基調の迂回けっこうしんどかったわw
 でもこれで明日の帰路の予習はバッチリ。なるほどここからこう入ればいいのね、と確認できたので、無駄ではありません(と言い張る)。

 
 そんなこんなで辿り着いた瀬長海中道路。この橋から見る那覇空港の離発着が、飛行機のフォルムが鳥に見えてすごく好きなんです。
 
 砂浜には哀愁漂うボートが一艘ぽつり。

 
 たまらん。

 下手すると橋の上で一時間平気で経ってしまうので、ゆるゆると島に向かいます。時計回りの一周道路から見る東シナ海は相変わらずの絶景。
 
 
 あの小さな島が何なのか未だに不明。岡波岩かなあ。

 
 再訪。ここに来たかった。
 前回はパイナップルジュースだったので、今度はマンゴーにしてみました。相変わらず果肉ごとミキサーに掛けましたドン!という感じで、ジュースというよりペースト。最っ高。
 
 
 あかん、寝る……w
 ウミカジテラスだけでもわんさとお店があるというのに、前回も今回もハンモックに吸い込まれてしまい、結局全然他に行けてません。
 次回は絶対一日ここで過ごす計画で来よう。

 そして今回ようやく気付いたのですが、島の北側にある駐車場のすぐ脇に、香炉を置いた拝所らしき場所がありました。戦前、この島は神の島であり、御嶽があったと聞きます。
 次回は島の過去にも思いを巡らしながら、ゆっくり歩いてみようと思います。


 さて、道を間違えた上にゆっくりしすぎて、帰りの時間が若干厳しくなってまいりました。しかも帰り道は上り基調。
 直接待ち合わせ場所に行くなら余裕がありますが、だいぶ汗をかいているからせめて拭きたいし、自転車は宿に置いていきたいし、なによりさすがに疲れが出てきているし。で、赤嶺まで走ってワープの術(又の名を輪行袋)を使用しました。持って行って良かった……。
 退勤時間帯にはまだ早かったはずですが、ゆいレールは思ったより混んでいました。自転車は大荷物置き場に置かせて戴けたものの、なにぶんドアの開く側も把握しておらず、降りるときに少し通路をあけて戴く必要がありました。心底申し訳なかった……。快く譲ってくださった皆様、本当に有難うございました(深々)
 こういうことにならんためにも時間と計画には余裕に余裕を持たないとダメですね。自戒。

 
 
 夜は友人とごはん! お酒を飲みたかったので、今晩は自転車は部屋でお留守番です(本当に気が楽……有難い)
 またしても目当ての店が閉店していて、偶然見つけて入った店でしたが大当たり。美味しい、そしてボリュームがすごい。

 
 観光で来たと伝えたら、なんとハブ酒をサービスしてくださいました。
 13種類だかの生薬入りとの表示。ハブ酒というよりハーブ酒の趣でしたが、さっぱりして薫り高くて美味しかったー!

 
 うっちん茶も初挑戦。これも美味しかった! 後味になんともいえない甘味のような香気がふんわりと残るんです。今回は完全ノーマークだったので、次回までに美味しいのを調べて行って買って帰ろう。

 帰りは歩けない距離ではありませんでしたが、大事をとってゆいレール。明日も朝から、そして今度は全ての荷物を背負って時間内に空港へ辿り着き輪行をしなくてはなりませんので。
 SUICA持ってきて本当に良かった。というかSUICA対応してくださってて本当助かりました……。ありがとうゆいレール。
 宿へ戻り、荷物を夜のうちにまとめ、朝は出発するだけにして、お風呂を戴いて早めに寝ました。

(その4へつづく)

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