ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

神坐す山の物語(浅田次郎)

2021年04月07日 | 山はミステリー

浅田次郎の本を読んでみたく思っていたが、図書館の予約が多くて、
読めないでいた。

そんな中で、ちょっと、面白そうな本を読むことができた。

奥多摩、御嶽山の神官屋敷での物語だ。

御嶽山と言えば、私も、2度ほど登ったことがある。一度は、御嶽山から
日出山へ。一度は、ロックガーデンを歩いた。

物語の中で、子供たちに登ってはいけないと言われていた天狗岩にも
よじ登ったことがある。大岳山は、いつか登ってみたい山だ。

この物語を読んで、ますます、御嶽山への興味が増大した。

7編の短編からなるこの物語は、どれも、独特の雰囲気を持っている。

漢字も、たぶん、漢検準1級以上の読めない漢字がどんどん出てくる。

最後の狐憑きの女性の物語など、本当かしらと思ってしまう。

だが、毎月のようにお祓いにくる人が絶えなかったというのだから、
心の病とばかりは言えないのかも知れない。

浅田次郎も、他の子供たちが見えないものが見える子供だったようだ。

 


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