久しぶりに、読んだことのない作家の時代劇を読んだ。
なかなか、新鮮だった。
理由は、2つだ。
一つは、設定が面白かった。主人公が、”算盤侍”なのだ。
算術が得意で、侍なのだが、雇われ用人として、やりくりに困った武家に入って、借金の返済方法を考えたり、生活費のねん出に力を発揮するのだ。
どうも、商人出身で、そういった雇われ用人というのも多かったらしい。
この作品の . . . 本文を読む
今年に入って初めての寄席に行ってきた。
場所は、また、浅草演芸ホールだ。
今回のお目当ては、前回、見逃した柳家さん喬と、柳亭市馬、柳家権太楼だろうか。それに、人気者の林家正蔵か。
そして、真打昇進披露というのがあるが、どんなもんだろうかという興味からである。
何と、一時半くらいから夜の8時まで、6時間半くらいも寄席で過ごすことになった。映画館などで、こんなに長くは過ごせない。寄席だからかも . . . 本文を読む
風野真知雄の、穴屋佐平次の1~3巻を読んだ。
普通の時代劇とはちょっと違っていた。
何しろ、職業が変わっている。どんな穴でもあけましょう。という仕事なのだ。
大きければ、抜け穴だし、小さければ、針の穴でもあけるというのだ。
江戸で、こんな看板をあげているのは、佐平次1人というのだ。
しかし、盗人の手伝いは断るということで一本、筋が取っている。
また、経歴も、経歴だ。佐渡の金 . . . 本文を読む
AMAZONのKINDLE版で、洋書、ミステリー、無料版で人気の5位以内の一冊を読んでみた。☆も4ツ半ということで、無料版では珍しいことだ。
また、AMAZONの書評でも、主人公のローズの可愛くて生意気でもある生き様をやさしく包み込み、込み入ったプロットできっちり落としまえをつけてくれる楽しい一級品だった。というコメントに興味を持った。
正直言って、無料の洋書では、ジェーンエアのような古典を除 . . . 本文を読む
上下巻を読み終えた。
下巻について、言えば、上巻に比べて、問題の長さが少し、短く感じて、やりやすかったような気がした。
上巻は、3日がかりで、問題を解いた日と、解説を読む日が離れて、内容を忘れてしまった時があった。
それが、一日で、解説までいける日もあったのでわかりやすかった。
はたして、上下巻を読み終えたことによって、自分の読解力全般が向上しただろうか?
正直言って、今は、わからない。 . . . 本文を読む
NHKで、桂米朝さんの追悼番組があり、見てしまった。
NHKもトップがかわり、少しずつ、質がよくなってきているのではないだろうか。夜9時のニュースもダジャレ好きのアナウンサーが代わり、ほっとしている。
この追悼番組も、なかなかよく出来ていた。
上方落語復興者と位置づけられるが、いかに、上方落語が瀕死の状況だったかがよくわかった。
いや、東京の落語も、ある意味、立川派の活躍など、いろいろなも . . . 本文を読む