ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

お腹召しませ(浅田次郎)

2021年05月31日 | 時代劇はミステリー
浅田次郎の「お腹めしませ」を読んでみた。 浅田次郎の時代劇は、ドラマでは「一路」を見て、面白かったが、本を読んだのは初めてかも知れない。 6篇からなる短編集なのだが、どれも、一風、変わっている。各物語の初めに、現代の自分の周りの出来事や、祖父からの昔話などの記憶から、この物語を書いたきっかけのようなものが書かれ、終わりには、ちょっとしたピリッとしたコメントが書かれている。何とも、不思議な構成な . . . 本文を読む
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押絵の奇蹟(夢野久作)

2021年05月24日 | 国内ミステリー
読売新聞のお勧めの本紹介を最近、注意しているが、この本も、その中で、興味を持った本だ。 表題作の「押絵の奇蹟」は、江戸川乱歩をして、「グツと惹きつけられてしまった...私は読みながら度々ため息をついた。」と言わしめた。というから興味を持つのも当然だ。 「氷の涯」「押絵の奇蹟」「あやかしの鼓」の短編集なのだが、それぞれが、長さが違うのも不思議だが、どれも、怪しい夢野久作ワールドなのだ。 「あや . . . 本文を読む
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THE LATE SHOW(MICHAEL CONNELLY)

2021年05月20日 | 海外ミステリー(洋書)
MICHAEL CONNELLYの新シリーズ、レネィ バラードシリーズを読んでみた。 MICHAEL CONNELLYのボッシュシリーズに、はまっていた頃、図書館には洋書を置いてなかったが、今、何冊か置くようになったのは嬉しいばかりだ。 アマゾンの評価も非常に高かったが、このレネイ バラードは、間違いなく、面白かった。さすが、ページターナーのMICHAEL CONNELLYというところだ。まず . . . 本文を読む
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約束の地(ロバート・B・パーカー)

2021年05月05日 | 海外ミステリー(和書)
1977年エドガー賞を取ったロバート・B・パーカーの「約束の地」の翻訳版を読んでみた。 かなり前になるが、原書で、「FAMILIY HONOR」を読んだことがある。 ずいぶん、雰囲気が違うと思って、FAMILY HONORの書評を見てみると、女性が主人公のサニー・ランドルシリーズで、今回読んだのは、ハードボイルドで有名な、スペンサーシリーズということだ。当時は、ミステリー四天王と言われていたと . . . 本文を読む
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