ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

渇きの地(クリス・ハマー)

2024年06月29日 | 海外ミステリー(和書)

新聞の書評で、薦められたクリス ハマーの
「渇きの地」を読んでみた。

2021年に英国推理作家協会賞最優秀新人賞を
受賞している。

とても、新人離れしている濃厚な作品だ。

もともと、ジャーナリストとして、30年活動して
いただけに、謎解きの主人公も、ジャーナリスト
だ。

オーストラリアの教会で、牧師が銃を乱射し、
5人を殺害する。

一年後、町に訪れた新聞記者の主人公が、牧師を
かばう住民の証言に、何故、牧師は、銃を乱射し
たのか、思いめぐらせる。

話の展開が、これでもかというくらい、縦横無尽に
めまぐるしく展開するが、よくこれだけの長編を
破綻することなく、まとめあげたと思う。

最後のエンディングも、中々、良かった。

どうも、3部作らしいが、まだ、翻訳はされてない
ようだ。また、読む機会があるだろうか。
原書は、ちょっと、つらそうだ。


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