ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

真相(横山秀夫)

2011年12月30日 | 国内ミステリー
今年、横山秀夫にも少し、はまっている。 今回読んだ”真相”は、5短編からなる。 どれも、良質な作品だが、ちょっと、悲しくなる作品もあった。真相と花輪の海が、結構、好きな作品だった。他人の家も悪くない。   真相:自分の息子が10年前に殺された。その真相が暴かれる。終わり方が、気持ちの良い終わり方なのが救いだ。 18番ホール:ちょっと、ブラックな作品だった . . . 本文を読む
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破船(吉村昭)

2011年12月27日 | 国内ミステリー
今年一年で、吉村昭の小説は6冊目になる。 はまってしまったようだ。もちろん、大震災がひとつの契機になったのは確かだが、その文体や、内容の濃さが起因している。 この”破船”も、異色である。 お船様という儀式が、ある村で冬の海がしけている時に、生き抜くために、ひそかに行われていた。 当番で、火をたき、荒れる海に苦しむ船を導くのだが、普通に考えると、灯台ではないが、助ける . . . 本文を読む
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2011年私の読んだ洋書ミステリートップ5

2011年12月25日 | 海外ミステリー(洋書)
2011年に読んだ洋書のトップ5を選んでおきたい。 今年も昨年と同じく9冊しか読めなかった。しかし、ミステリーとはいえないような広い分野にわたっていたし、和書も10冊以上読んでいる。 最後のTHE PILLARS...は、1000ページの長編なので2冊分と言えるので、昨年よりはたくさん読んだ気がするし、中身も違ったような気がする。  ①THE SHADOW OF THE WIND( . . . 本文を読む
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THE PILLARS OF THE EARTH(KEN FOLLETT)

2011年12月24日 | 海外ミステリー(洋書)
長かった。やっと読み終えた。でも、面白かった。 というのが、感想だ。 前から読みたいと思っていたが、その長さ(約1000ページ)と、アマゾンの評価者のコメント(中世時代の寺院を建立するという面白くなさそうなテーマ)の二つに逡巡していた。 実際、途中、中断したわけでもないが、約3ヶ月かかってしまった。ミステリー作家とは思えない壮大な物語なのだが、はらはらどきどきのストーリー展開は、やはり、スパ . . . 本文を読む
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ミステリー英単語集(THE PILLARS OF THE EARTH)

2011年12月24日 | ミステリー英語単語集
一冊としては、1000ページ近くあり、自分が読んだ中では最長だった。したがって、当然、調べた単語の数も300個くらいあり多い結果になった。 しかし、3ページに1個と考えると、ページの割合では調べる割合は少なかったかも知れない。 やはり、大聖堂を建設するという中で、建造物の用語や、宗教の用語に悩まされたが、それ以外では、KEN FOLLETTの本は、読みやすい。 ①jongleur:(中世の) . . . 本文を読む
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深追い(横山秀夫)

2011年12月12日 | 国内ミステリー
”半落ち”で、見直した横山秀夫の”深追い”を読んでみた。 7編からなる短編集だ。 警察の地方署のいろいろな部署に勤務する7人の物語で、面白く読めた。 裏表紙に、骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる。とあるが、うまく、表現したものだ。 どれも、それぞれに一味あるのだ。その中から、3編を選んでみた。たとえば、 深追い:主人公は、思いつめると . . . 本文を読む
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