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映画「ゴールデンカムイ」@ユナイテッドシネマ豊洲(2024/1/19)

2024-01-20 10:30:36 | 映画感想
映画「ゴールデンカムイ」2024/1/19.ユナイテッドシネマ豊洲、10番スクリーン。

公開初日の初回上映で鑑賞。

TV各局が取り上げているアクション大作。
(と言うことは、特定の曲の意向はそれほど忖度されていないと言うことか)

金曜日の朝10:15上映開始の回は、豊洲で最大の400人超のキャパの10番スクリーンで約1割の入り。
何時も大体「真ん中の真ん中」(中央の列の中央の席)を基準に選んでいる。
それぞれの人の好みだからダメとは言えないけど、最前列に近い列の一番端の席を選ぶ人はどういう理由なのでしょう。

昔、六本木ヒルズの試写会で、最前列の右端に近い席を割り当てられたことがあるが、スクリーンが斜めになって
興味をそがれたし、同じスクリーンの別の試写会で、最後尾に近い列の左端近くになったこともあるが、迫力に欠けた。
思い起こせば、2作とも個人的評価は最低に近い。
いろいろな理由があるのだろうけど、その時思ったのは「なんでこんな席を作ったのか」だったし、座席位置が
映画の個人的評価にマイナスの印象を与えた可能性はある。

やはり、せっかく大スクリーンで見るなら、映像も音響も個人的に思う、よりベターな場所で見たいものだ。
(まあ、端を選ぶ人はその人なりの「そこが良い理由」があるのでしょう)



長編コミックの実写映画化。

山崎健人、山田杏奈、舘ひろし、玉木宏、前田ゴードン、大谷亮平、高畑充希。



日露戦争の激戦区「203高地」。
両軍合わせ、10万人もの戦死者を出した激戦で、撃たれ、吹き飛ばされ、刺されながらも生き延びた男。
なかなか死なないし、傷が癒えるのも早い、自他ともに認める「不死身の杉元」こと杉元佐一 (山﨑賢人)。
親友で杉元を助けて戦死した虎次(泉澤祐希)の嫁で同じ幼馴染で目が悪い梅子(高畑充希)に良い医療を
受けさせたいとの願いをかなえるべく、一獲千金をも狙って北海道の川で砂金掬いをしていた。

一緒に砂金を掬っていた男(マキタスポーツ)が、「強奪されたアイヌの金塊」の話をした。
当初は与太話だと思った杉元だが、男が杉元の命を狙ったことから本当だと確信し、後を追う。
しかし、男はヒグマに殺され、その男こそ、話に出てきた24人の入れ墨男の一人だったと知る。

杉元はヒグマに襲われそうになるが、毒矢で加戦したアイヌの娘アシㇼパ( 山田杏奈)に助けられた。
杉元はアシリパに事情を話し、男の入れ墨が「皮を剥ぐことを前提に彫られている」ことを知る。

アシリパに金塊の大半を返し、自分は少しでいいと語る杉元。残りの入れ墨(刺青人皮)を探す旅に出る。
入れ墨を書き写してもらったおかげで命拾いした24人の一人、白石( 矢本悠馬)も仲間になる。

「刺青人皮」を追うのは杉元とアシリパだけではない。
函館の戦い(戊辰戦争、五稜郭の戦い)で死んだと思われていた元新撰組副長、土方歳三(舘ひろし)の一派。
陸軍第7師団の情報将校、鶴見篤四郎( 玉木宏)とその配下。

果たして、どうなるだろうか。



エンドロール後に1カットどころではない長尺の続きがある。
さらに、ダメ押しでもう一回のエンドクレジットに続いて1カット。

入れ墨は地図ではなく暗号。
もしも地図だとすれば、ほとんどの地図を手に入れなければ役に立たないが、暗号なら推測できる。
また剥がさなくても写し取るなどすればいい(写真でもいいのに)のは、分かっていることになっている。



長編を実写化する場合、どこまでを映画化するのかは、制作側の力量が問われるだろう。
全部を2時間から長くても3時間程度に収めるとテーマが絞れず、ダイジェスト版のようになってしまうし、
次作が、本筋だと言わんばかりの展開で、登場人物紹介がメインになってしまう。
また、続編前提で伏線はりまくり、結局次作がなくなり、伏線は回収されず言いっぱなしになったり、
一応なんとか、第2作、第3作は作ったものの、当初予定の本数に至る前に結局頓挫するものもある。
そういう映画を何本も見た。

しかし、この映画は「次あります」と明示していないが、続編が期待できる。
2作目がすでに準備されているようだ。
本作に登場しないキャストが役柄の衣装を着てエンドロールで紹介された。



TVなどで紹介される際によく言われることに「実写化不可能と言われていた」とあるが、
今の時期そんなことってあるのかは気になる。

本作でもTVではそう言っていた。
極寒の北海道での撮影は大変だったそうで実際に氷結した川の氷を割って撮影したらしいから、
超過酷だったことは間違いないが、一体どのあたりが実写化不可能だったのか教えて欲しい。
そもそも誰がそう言いだしたのか、わかりませんけど。

熊とか狼はCGで何とでもなる。
2012年公開(日本公開は2013年)の「ライフ・オブ・パイ」の虎はCGだそうだし、
2016年公開の「レヴェナント」の熊もCGだったらしい。

「インセプション」や「テネット」だって、どうやって撮ったのかわからないし、
クリスチャン・ベール主演の「バットマン」もCGか実物かわからん。
2005年のピーター・ジャクソン版「キングコング」もすごいし、
実写版「アラジン」もすごかった。
そもそも「スター・ウォーズ」シリーズは、第1作が1977年の公開だが、いまだにすごい。

付け加えておくが、宣伝文句にケチをつけているだけで、映画はそんなありきたりの文言を使わなくても十分面白い。

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