秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

ドレミのいろは

2010-06-24 08:26:48 | こよみ
6月24日(旧暦5月13日 九紫 大安 乙巳 一粒万倍日 不成就日)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

梅雨らしい天候となっています。しかし突然豪雨となったりと、例年とは様相が異なっているようです。

九州南部の鹿児島では大雨が続き、土砂災害のおそれや交通機関のマヒなど、深刻な影響も出ています。

近年続いている異常な気候変動の一環でしょうか。十分な警戒と備えが必要になりそうです。


ガラッと話は変わりますが、現代社会ではいたるところに音楽が流れています。

携帯電話やPCを使い、インターネットでの音楽配信で最新の曲をダウンロードしたり、世界中のさまざまな音楽を聴くことができる時代となっています。

媒体もレコードやカセットテープの時代からCD・MDに変わり、今ではデジタルオーディオプレーヤーも普及して、どこでも音を楽しむことができます。

現代社会でなくとも、昔から人間と音楽とは密接に関わっていたと思われます。

祝い事や葬儀、祭りなどをはじめとして、さまざまな場面でともに歌い、演奏し、あるいは聞き手にまわっていたと想像できます。


西洋では古代ギリシャの時代に、詩の朗読や劇とともに音楽が演奏され、さながらオペラのような様相を示していたとされます。

やがてローマ帝国でキリスト教が国教となると、教会で歌われる「聖歌」としての音楽が普及し、各地方の民族音楽とも結びつくようになりました。

中世に入ると、「グレゴリオ聖歌」などの賛美歌が歌われるようになり、その旋律を記録した4本線譜が、現代でも使用される「五線譜」へと発展していきました。

五線譜には「♪」といった音符や音楽記号が刻まれることで、音の高さや長さ、テンポなどが構成されることとなりました。

これによって、それまで即興の音楽が中心だったのが、作曲家と演奏者とが明確に区別されていくようになりました。

教会での宗教音楽からルネサンス期(14~16世紀)を経て、王侯貴族向けの宮廷音楽へと主流が移り、17世紀以降には耳なじみの「クラシック音楽」の作曲家が多く誕生していきました。


さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、今日は「ド・レ・ミ…」の音階が発見された日となっています。

おそらく、学校の音楽の授業で一番最初に習うであろうこの音階は、1024年、イタリアのグイード・ダレッツオという修道士が、教会で歌う「聖ヨハネ賛歌」という唱歌の指導中に見つけました。

以下にラテン語の歌詞と、和訳を併記します。

Ut queant laxis          あなたのしもべたちが
Resonere fibris          声を上げて
Mira gestorum          あなたの行いの奇跡を
Famuli tuorum          歌えるように
Solve polluti            私たちの汚れた唇の
Labii reatum,Sancte Johannes 罪を消し去ってください 聖なるヨハネよ

という6つの節がありますが、一節ごとに1音ずつ上がっていくことに気づきました。

歌詞の冒頭の「Ut・Re・Mi・Fa・So・La(ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ)」をとり、6音階というものができました。

やがて「Ut」はイタリア語でより発音しやすい「Do(ド)」へと変えられ、「Sancte Johannes」の「SJ」を「SI(シ)」として第7節へと入れて、イタリア式7音階が完成しました。


ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌で、「ドレミの歌」が歌われ、それを歌手のペギー葉山さんが日本語詞で歌ったものが有名な「ドはドーナツのド…♪」となっています。

英語歌詞では、

Doe, a deer, a female deer   「ドー」は鹿、メスの鹿
Ray, a drop of golden sun    「レイ」は雫、輝く太陽の
Me, a name I call myself    「ミー」は名前、自分を呼ぶ名前
Far, a long, long way to run  「ファー」ははるか遠く
Sew, a needle pulling thread  「ソー」は針と糸
La, a note to follow sew    「ラ」は「ソー」の次
Tea, I drink with jam and bread 「ティー」はジャムとパンと一緒に
That will bring us back to Do!  したら「ド」に戻りましょう!

となり、「シ」は「ティー」となっています。

いずれにしても直訳の歌詞はうまく合わないようですので、ドーナツやレモンに当てた歌詞はよく考えられていると思います。


音楽の基礎が語呂合わせというものが、1000年前からあるということは面白いことだと思いました。

Ut queant laxis


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