秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

梅雨の話①

2010-06-11 07:11:09 | こよみ
6月11日(旧暦4月29日 五黄 友引 壬辰)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は曇り空の一日でした。

ぱらぱらと雨が降った時間もあり、外現場真っ盛りの状況ではらはらしましたが、何とか持ち直したようです。


宮崎県の口蹄疫は、鹿児島県と境を接する都城市をはじめ、宮崎県内の各地で発生の疑いが続出し、ますます懸念される事態となりました。

今回の問題は、初動の遅れや後手に回った政策など、さまざまな要因が挙げられ、防疫の困難さを感じるものとなっています。

人体への直接的な感染は心配なくとも、家畜間での感染力の強さから、すでに16万頭近くの命が処分され続けています。

普段の食卓にあがる食肉は、動物の命とその生産者の努力を頂いていることを忘れず、そして一刻も早い収束を心より願っています。


暦の上では、今日から「入梅」となります。

秋田県ではまだ先の話ですが、南のほうから徐々に傘マークが広がる時期となっています。

「梅雨」については、1日でご紹介しきれないほどのたくさんの話題がありますので、何度かにわたってご説明していきたいと思います。


今日は「なぜ『梅雨』なのか?」というテーマで進めたいと思います。

諸説があり、一番信憑性のある説としては、「梅の実が熟する時期で、また雨の日がとても多いから」があります。

また、温度・湿度が高くカビ(黴、ばい)が生えやすいことから、「黴雨=ばいう」という当て字も、あながち根拠がないとはいえません。

「『毎』日のように雨が降る」、「普段の『倍』雨が降る」というこじつけもありますが、これはちょっと無理があるようです。

梅雨という言葉も、多くの季語と同様に中国から入ってきましたが、中国では、長江(揚子江)流域が日本と同様に長雨の時期になり、「黴雨=カビ雨」という意味で使われているとのことです。

他には台湾や朝鮮半島南部でも、梅雨の気候が見られるとのことです。

日本で梅雨のない場所といえば、北海道が挙げられますが、年によっては2週間程度ぐずついた天候となる場合もあり、正式な梅雨ではありませんが「蝦夷(えぞ)梅雨」と名づけられています。


冒頭の日付けを見ていただくと、明日から旧暦の5月となります。

「五月雨(さみだれ)」は梅雨を指し、「さみだれ式」という言葉は梅雨のようにものごとがだらだらと続くことをいいます。

以前にも少し触れましたが、「五月(さつき)晴れ」というと、梅雨の時期の晴天を表します。

ちなみに5月の晴天は、「五月(ごがつ)晴れ」と使い分けられます。

5月1日の記事 「5月」


次回は、梅雨のメカニズムなどについてご紹介したいと思います。

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