7月16日(旧暦6月5日 六白 仏滅 丁卯)
おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
7月も半ばが過ぎました。
昨日の日中も雨が降ったと思えば止んだり、その逆もありで不安定な天候でした。
雨が降った後に急に晴れると、湿度が急上昇してとてもじめついた空気となります。
少しずつ梅雨明けに向かってくれていることを祈りながら、一日一日をがんばっていきたいと思います。
お盆の時期といえば、秋田県のような地方に住む私たちにとっては、8月15日前後のイメージが強いです。
しかし東京などの都市部では、7月15日前後にお盆を迎えるところもあります。
このずれは旧暦から新暦への移行だけでなく、都市部と地方のお盆が重なると親類が集まりにくかったり、農繁期を避ける意味から地方では「月遅れ盆」として、8月にお盆としたとされています。
ということで、昨日にお盆を迎えた地域もあることを前提として、今日の話題を進めていきたいと思います。
お盆は一般的に、13日に「迎え火」を焚いて祖先の霊を迎え、15日に盆供養を行い、16日に「送り火」を焚いて霊をあの世へ送るという流れになっています。
そして今日7月16日は、「やぶ入り」という日にも当たっています。
もともとは嫁入りした女性が実家に帰ることができる日であり、1年間で7月16日と1月16日の2日間がこれに当たっていました。
江戸時代の元禄期にはその風習が商家などにも広がり、商家の奉公人も主人から休みをもらい、実家へ帰れる日となったそうです。
もう一つ、7月16日と1月16日に縁の深い行事もあります。
これらの日は、「閻魔(えんま)」の縁日にも当たっており、この日にえんま詣りをする習慣があるそうです。
えんま様は仏教において、「閻魔大王」というあの世の王・地獄の主であり、死者の生前の罪を裁く10人の裁判官の裁判長として考えられています。
えんま様は嘘をついた人の舌を抜いたりと、恐ろしいイメージが強いですが、お地蔵様(地蔵菩薩)と同一の存在であり、お地蔵様が慈悲の姿、えんま様が憤怒の姿として考えられてきたそうです。
えんま様の縁日では、地獄の釜のふたが開いて、鬼は休みを取り、亡者も責め苦から逃れられる日とされています。
奉公人の年2回の休日であるやぶ入りの日に、寺院に参詣して地獄絵図を拝んだり、えんま堂に詣でたりする人も多かったとされています。
労働者の権利が保障されていない時代には、奉公先の労働環境によってはつらい場所もあったかと想像できます。
そうした労働者によって、江戸期の経済活動が支えられていた点も忘れてはいけないことかと思います。
補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
携帯 080-1837-5342
mail kchiba@poem.ocn.ne.jp
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7月も半ばが過ぎました。
昨日の日中も雨が降ったと思えば止んだり、その逆もありで不安定な天候でした。
雨が降った後に急に晴れると、湿度が急上昇してとてもじめついた空気となります。
少しずつ梅雨明けに向かってくれていることを祈りながら、一日一日をがんばっていきたいと思います。
お盆の時期といえば、秋田県のような地方に住む私たちにとっては、8月15日前後のイメージが強いです。
しかし東京などの都市部では、7月15日前後にお盆を迎えるところもあります。
このずれは旧暦から新暦への移行だけでなく、都市部と地方のお盆が重なると親類が集まりにくかったり、農繁期を避ける意味から地方では「月遅れ盆」として、8月にお盆としたとされています。
ということで、昨日にお盆を迎えた地域もあることを前提として、今日の話題を進めていきたいと思います。
お盆は一般的に、13日に「迎え火」を焚いて祖先の霊を迎え、15日に盆供養を行い、16日に「送り火」を焚いて霊をあの世へ送るという流れになっています。
そして今日7月16日は、「やぶ入り」という日にも当たっています。
もともとは嫁入りした女性が実家に帰ることができる日であり、1年間で7月16日と1月16日の2日間がこれに当たっていました。
江戸時代の元禄期にはその風習が商家などにも広がり、商家の奉公人も主人から休みをもらい、実家へ帰れる日となったそうです。
もう一つ、7月16日と1月16日に縁の深い行事もあります。
これらの日は、「閻魔(えんま)」の縁日にも当たっており、この日にえんま詣りをする習慣があるそうです。
えんま様は仏教において、「閻魔大王」というあの世の王・地獄の主であり、死者の生前の罪を裁く10人の裁判官の裁判長として考えられています。
えんま様は嘘をついた人の舌を抜いたりと、恐ろしいイメージが強いですが、お地蔵様(地蔵菩薩)と同一の存在であり、お地蔵様が慈悲の姿、えんま様が憤怒の姿として考えられてきたそうです。
えんま様の縁日では、地獄の釜のふたが開いて、鬼は休みを取り、亡者も責め苦から逃れられる日とされています。
奉公人の年2回の休日であるやぶ入りの日に、寺院に参詣して地獄絵図を拝んだり、えんま堂に詣でたりする人も多かったとされています。
労働者の権利が保障されていない時代には、奉公先の労働環境によってはつらい場所もあったかと想像できます。
そうした労働者によって、江戸期の経済活動が支えられていた点も忘れてはいけないことかと思います。
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